魔咲美「・・・・・つ、次は・・・・・」
スッ・・・・・
「一」
(魔咲美の嫌な予感が現実になり始める・・・・・
これは自分がついていないだけなのか、それとも相手の強運が強すぎるのか、それとも両方か・・・・・
いずれにしても、束を手に取る魔咲美の手が震え始めているのは事実である・・・・・)
>>95
初代巫女
「次は何かな?」
【拾(じゅう)】
初代巫女はここに来ておそらく最大と思われる十と書かれた布を引き当て、そのままゴッソリと薬草の束を手元へ引き寄せていく。
既に初代巫女の手元には山のようになった薬草の束が積み上げられている……
初代巫女は特に何も考えず、取り敢えず目についたものから引いているだけであるにも関わらず、異様なまでの的中率を叩き出している。