>>96
初代巫女
「次は何かな?」
【拾(じゅう)】
初代巫女はここに来ておそらく最大と思われる十と書かれた布を引き当て、そのままゴッソリと薬草の束を手元へ引き寄せていく。
既に初代巫女の手元には山のようになった薬草の束が積み上げられている……
初代巫女は特に何も考えず、取り敢えず目についたものから引いているだけであるにも関わらず、異様なまでの的中率を叩き出している。
魔咲美「・・・・・」
スッ・・・・・
「一」
(布も束の数もかなりあることから、大きい数も小さい数も同じ数が書かれた布が複数存在しており、魔咲美は連続で「一」を引いてしまう・・・・・
さっきまで自信満々だった自分が恥ずかしくなってくる・・・・・)
>>97