シャーロットside
此処に来たとき一回だけ聞いたことがある────しかし、答えられないと言われ、それっきりだった───────
今こそ聞こう────殺害された理由を──────────
ロイド「失礼します。シャーロット様、お呼びでしょうか?」
シャーロット「今こそ話して頂きたい────前(ぜん)シャーロット様が殺害された理由を─────
ロイド「分かりました───少々長くなりますがご了承下さい─────」
そう言ってロイドは話しはじめた─────────
私はシャーロットが殺害された理由を30分ほど聞かされた─────まとめると、こうだ────
シャーロットは生まれながら絶大な魔力を持っていた………
そのことは王宮内でしか話していなかった…………
しかし、何者かが誰かに話し、それが民の間に広がっていった………それからシャーロットは民に恐れられ、外の国にも広まった………
その噂を聞いたある国が(いつか国を乗られる)と言い、皆それを信じた………
それからというものシャーロットを殺そうとする敵が増え、とうとう殺害されてしまったというわけだ。
シャーロットは───家族には愛されていたが、民からは嫌われていた──────
そして、付いたあだ名が『魔力姫』。
絶大な魔力を持っていたからこんなあだ名が付けられたそうだ─────
いくらなんでも可哀相だ────魔力姫だなんて──────
私も今はシャーロット。ということは今度は私が恐れられてるということ………………………!!
でも魔力が絶大というのは分かる気がする──────
魔法の勉強をしている時、魔力が大きすぎて制御出来なかった事があった─────────
シャーロットはあんな凄い魔力を操っていたのか……………………!!!
>>33の続き♪間を空けるのは面倒なので詰めて書きます(*^-^*)
シャーロットside
ハァ……………まさかシャーロット様が『魔力姫』なんて異名(?)を持っていたなんて…………
それを知ってたら、シャーロットにならなかったっつーの!!!
ここから先………大変だぁ………………
────コンコン──
誰かが──ドアを叩いた─────
「どうぞ──」
「失礼しますわ!!!!シャーロット!!!!」←ルナ
「今晩は、シャーロット」←フラン
飛び込んで来たのはルナ姉様とフラン姉様だった………………
話は聞いていたが、二人に会うのは初めてだ─────
((口調が強いのがルナ、落ち着いてるのがフラン))
「シャーロット!!!!貴女大丈夫なのですか!?!全く、姉に心配をかけるのではありません!!!」
「ルナ姉様、落ち着いて下さい。シャーロットはまだ病み上がりなのですよ───」
「フラン!それどころではありません!!!シャーロット、何故暗殺者が現れた時、悲鳴を上げたりロイド達を呼ばなかったのですか!?そうすれば貴女は重傷を負うことは無かったのですよ!!」
やはり私は重傷を負ったのか─────それでなz────。
私の心の声は再びルナ姉様の声によってかき消された────────
「あの事件直後、わたくし達姉弟は貴女の為に治癒の能力を全て使ったのです!
もちろんレオンも──疲れ果てながらも一生懸命貴女を助ける為に能力を全て使いました────
貴女はわたくし達に感謝すべきです!←」
「ね、姉様……………?シャーロットはまだ今この状況を理解出来ていないのでは?」
何故に感謝??まあ此処でお礼を言わなければ終わらないだろう──────
「この度はわたくしを命懸けで助けて下さり、心より感謝申し上げます───
と、同時に心配をおかけしまして申し訳ございませんでした────」
私は精一杯謝った──────ていうかこれお説教だ…
「……………ま、まあ許してあげましょう…次こそはわたくし達にも知らせるのですよ」
「じゃ、じゃあねシャーロット。おやすみなさい───」
───────ふぅ───終わった───
ルナ姉様怖ぇぇぇ……………口調が強いにもほどがあるよ………………
ズーーーーーーーン…………私は怒られるとめちゃ落ち込むわ………………………
そのあとはいつも通りご飯を食べ、いつも通りに寝た───────────
レオンにも謝らなくっちゃ────────