第十八章 なんのこと!?
次の日。
いつものごとく、中学校まで一人で向かう。
もう一人にも慣れてきた。
「おはよう。」
教室のドアを開けて、挨拶。
この学校ではまだいじめは始まってないし、いつも皆挨拶を返してくれてたのに!
今日は皆からの返事はなく、ただただ冷たい視線が突き刺さってくる。
え、なに?
こんな空気、初めて。
「河名さん。」
「え、あ、はい。」
この子は確か…隣の小学校でボスだった子。
このクラスでは由優とユリカだからその地位は奪われたって話。
「あんたさぁ、万引きして、補導されたことあるんだって?」
「なんのこと?」
「とぼけるんじゃないわよ、昨日、由優がLINEで教えてくれたのよ。」
「ホントに知らないよっ!」
「嘘つきっ!」
そう言うとその子はスマホを見せてくれた。
私はLINEやってないから知らなかったけど、LINEってこんな感じなんだ…。
その子は私がそう思っているうちにシャッシャとスマホをいじり、昨日の
ところを見せてくれた。
『みんな〜(由優)』
『なに?』
『どした?』
『このこと(由優)』
『知ってる?(由優)』
『なぁに〜?』
『もったいぶらずに』
『教えて』
『YO!』
『えっとね〜(由優)』
『河名美結(由優)』
『美結ちゃんがどうしたの?』
『河名さん?』
『なに、超気になる!』
『美結、万引きして補導経験あるんだよ〜(由優)』
『え…』
『ひくわ〜』
『大人しそうに見えて』
『実は結構ヤバい?』
『明日から無視かな〜』
『そだね』
その辺で真っ青になった。
万引きなんかしたことないし…。
由優、そうやって根も葉もない噂を流してまで私をいじめたい気?
ひどい…。
教室に由優とユリカが入ってきた。
由優と目が合う。
その瞬間、由優は完全私を見下している目をして、ニヤッと笑った。
💛続く💛
オヒサシブリデス(゚д゚)
ジカンガナクテ、ショウセツカケマセンデシタ、スミマセンm(__)m
イマカラカキマス、マエハ>>89デス(*- -)(*_ _)