下校の時間となった。私は、下駄箱のドアを開けて、靴を取りだし、上履きを入れた。
「有村さんと柚川さん一緒に帰ろう!」
来たのは、夏樹君と……松本?君だ。
「うん、良いよ!」
私達は、一緒に帰った。
「ユカリ、クラブ何にする?私は、吹奏楽にするよ」
楓が話題を出した。すると、
「はいはいはーい!オレは、ボードゲーム入るぜ!」
松本君は、手をぶんぶんと振った。
「オレは、ボール運動。有村さんは?」
「私は……」
私が入りたいクラブ言ったら、意外とかじゃないかな…?
「えっと…、陸上…」
「………」
え?!やっぱり、可笑しかった?!意外だった?!
「スゴく良いと思う!オレ、4年生の時、有村さんの走る姿見て、カッコいいって思ったよ!」
夏樹君の言葉で、私は、照れた。
「あ、ありがと…」
私は、顔を真っ赤にして下を向いて答えた。
「あ、オレ達、こっちだから」
「あ、うん!バイバーイ!」
私と夏樹君は、別れた。もっと、話したかったな……好きなの…に…あれ…?私、夏樹君のこと好きだった?もしかして……私、夏樹君に恋人しちゃった?!
>>8で、恋人と書いてありますが、恋です。失礼いたしました。