「 ここがヶ丘学園… 」
学校とは思えない。外見は中世ヨーロッパのお城みたいで庭も広くて花々が咲き誇ってる。みるからに広く、さすが国家プロジェクト…と言えるくらいのスケールだ。
私は入り口のまえで突っ立ってる。
「 すごいだろー?」
神谷先生はふっふーんと自慢げにいう。私はまだ実感がわかない。これからここの生徒として能力者達と学校生活をすごす。本当に夢なのではないだろうか?
「 夢じゃないぞ。これは現実だ!」
私の思いを察したのかにこりと優しい笑みを浮かべる。
ずるい。こんな時ばかり先生になって。
「 空羽のクラスは一年一組だ 」
「 わかりました 」
ふいに中へと引っ張られる感覚がする。力が入らない。
中も綺麗で広い。私はクリーム色の廊下の上に足をそっと置く。変な感覚がする。ふわふわして…感覚が麻痺ってるのだろう。
それでも私は進む。光のさす教室へと
>>16の最初のセリフがヶ丘学園だけになってますけど正しくは「希望丘学園」です!