お悩み相談委員会!

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26:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/26(水) 21:12

私の部屋は、そんなに広くなくて、本棚とクローゼット、ベッドくらいしかない。
けど、こばとは目を見張って、

「うわぁ、広い!本も、たくさんあって、良いなぁ・・・」

ええっ!?
そうかなぁ。

「私なんて、文乃姉ちゃんと一緒の部屋だし、自分の領地も少ないから、うらやましい!」

お姉ちゃんがいるって、うらやましいけど、大変なんだね。

「まあ、座ってよ」

こばとと、絨毯に座り込む。
こばとは、真面目に聞く。

「・・・で?」

今度は、私が聞いてしまう。

「で?って、何?」

こばとは、焦れったそうに、

「だから、なんで私をお悩み相談委員会に入れようと、思ったの?」

あぁ、それかぁ。
私は、ひとつ溜め息を吐いて、笑う。

「こばと、今日、心音ちゃん助けたでしょ?それ見て、こばとは優しいから、入れたいって思ったんだ。それと・・・」

「それと?」

私は、ランドセルからこばとの小説ノートを取り出す。

「こばと、恋愛小説書いてるから、恋愛のスペシャリストって感じだから、入ってほしいの!」

こばとは、驚いたようにノートを凝視する。
それから、溜め息を吐いて、

「ごめん。私、小説だけでも忙しいから、むり」

はぁぁ・・・・・。
言われると思ってたけど、意外と突き刺さる。
ガックリしていると。
こばとは、クスリとからかうように笑って、

「・・・なーんて、言うと思った?」

「え・・・・」

その言葉に、微かな希望を感じる。

「七瀬は、私の小説を読んでくれた一号だから、なってあげるわ」

「・・・・・・・こばと〜〜〜!!」

うれしい!
こばとが、お悩み相談委員会に入ってくれるなんて!
興奮して、飛び跳ねてしまう!

これで、こばとはお悩み相談委員会の委員になって、やっとこさっとこ、委員会は始動する!


リリカ@恋歌◆JA:2017/07/27(木) 10:26 [返信]

>>27 ありがとう!!!!!多分、これから面白くなると思うよ!


6,超!シスコンな不良!?

こばとが帰った後も、私は興奮していて、何回も嬉しくなった。
明日から、正式な活動ができる!
まだ委員は少ないけど、これから入ってくれるよね!

「そうだ、美矢子さん。カレー、作ってほしいんだ」

「じゃあ、一緒に作りましょう」

私、家庭科得意じゃないけど、やってみよう!
と、覚悟したけれど、作ってみれば野菜を切るのが難しかったりと、不器用なのが思いっきり出てしまった。
うわぁ!
最悪!
美矢子さんは、

「七瀬、何回も作れば、得意になるわ。今度から、料理の練習してみましょう」

と、言ってくれた。
うん、そうじゃないと私が困る。
合宿では、野外炊飯もするらしいし。
美矢子さんの手伝い(ほとんど)があって、なんとか美味しく出来た。
私って、ポジティブな所以外、欠点ばっかりかも!

「七瀬、気にしなくて良いのよ。それよりも、七瀬は他の事を、頑張れば良いのよ」

うん!
美矢子さんの言葉で、私は元気になった。
美矢子さんって、ある意味天才だ〜!!
その後は、お風呂に入って、あっという間に寝る時間に。
ベッドに入っても、こばとが委員会に入ってくれた事に興奮して、なかなか寝付けなかった。


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