rk
『ぐちゃっ』の話。
「はいはーいシンデレラだよー」
「本編に出れらません…。姫2です」
「ども、雇われ魔王です」
「俺も魔王やってる、エディだよ」
今回は、この暇人四名です。
「誰が暇人だー!!」
「シンデレラ耳元で騒ぐな。煩い」
「…で、シンデレラがいるならちょうどいいです…聞きたいことがあるんですけど。」
「ん、舞ちゃんグイグイくるね!」
「どしたのお姉様」
「>>134で…シンデレラが術を解除したときの効果音が気になって。」
「うわマジ、『ぐちゃ』って何アヤちゃん」
「シンデレラです。」
「タチ悪ィ呪術でも使ってんの?」
「や、ただ細胞潰した音」
…………絶句。
「んとね、私魔力のわりに器の体が丈夫じゃなくて、負荷に耐えられないんだよね。」
「は、はい……」
「だから普通の魔法苦手なのー。
特に、外見変えたりとかは維持できないっていうか…あは。」
へらへら笑っていますが、結構危険な事実です。
「でもお前、髪色変えたままにできてるじゃねェの」
「うん。だから禁術。」
「………え?」
「臓器とか細胞の動きを止めて、そっちのエネルギーを使って維持してんのー。寿命縮みまくり。」
「アヤ、それ怪我でもしたら…」
「死ぬねぇ。
働いてないから再生しないし。
あ、流石にずっとは無理だから、たまに解除してるよ?」
「……シンデレラ、あの『ぐちゃ』はまさか…」
「ちょっと耐えられなくなって、いくつか潰れたっぽい。」
「きゃああああああああああああああああああ!!!!」
姫2の絶叫が響きます。
「つぅか、臓器止めてて何で生きてんだよ。」
「そこはエ……げふんげふん、ネタバレはよくないね、にゃはは」
こっそり寿命を削り続けるヒロイン。
魔王様を振り向かせるまで、生きていられるかも怪しいです。