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【門番×シンデレラ】 ただの悲恋。
彼から告げられた言葉に、
私はただ目を見開くばかりだった。
私も同じだと言いたい。
気持ちを嬉しいと言いたい。
その手をとりたいと言いたい。
…………言いたいけど。
「ごめん、ね。」
「っ………」
「私は、好きな人が、いるから。」
貴方が好きだとは、言えない。
気持ちよりも命を優先する、醜い私を許して下さい。
私は、貴方の気持ちと命なら
命を選ぶ。
それが、自分の気持ちをも捨てる行為だとしても。
「私は、魔王くんが好きだから。」
国の駒になるしか、生きる道は無い。
夜闇の魔物の、枷になるべく雇われた
……只の非力で馬鹿な娘。
私は、それ以上にもそれ以下にも
なれない。
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雇「……>>215が意味不明。」
えぇとですね……もんシンのシンデレラは、『魔王様を懐柔すべく送り込まれた国の手駒』って設定なんです。
シ「私なんでそんな事してんの?」
家柄バレで色々脅迫されてる設定。
死ぬより辛い目に合わせてやろうか?
みたいな事を言われてる。
………エンジュが宮廷魔術師筆頭になってるから、逆らったら死ぬ。
雇「パラレルワールド的な物?」
そうそう、そんな感じです。
シ「私かーわいそー」
騙されて、好意抱いて飼い馴らされる
魔王様の方が不憫ですって。