モテすぎて困るっ!−4カクカンケイ?−

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118: +*藍*+<ao>:2017/10/19(木) 18:49

19.恋、どうする?!

「うるせー」

少し照れながら千速君は言う。

ど、、どうすればいいの…

「なぁ。」

「・・・はっはいっ?」

やばっ慌ててたから敬語になってしまった…恥ずかしい!
でも千速君は気にしていないようで。よかったぁ…

「そのボール1回かして?」

「うん…?」

「俺が今からこのボールをここから投げる。」

「でも相当の距離だよ…?というかなんのために…」

「ロングシュートが成功したら、俺と付き合え。」

「つっつつつ、付き合うぅ…っっ?!」

「いいだろ。」

いいだろ、って…まだ返事もしてないのに。
成功したら付き合うなんて、何そのパターン。

「いくぜ!」

「えっ」

ポーン…

千速君がボールを投げる。
その姿は輝いて見えた。

ドンッ…

ボールがゴールを軽やかに通り抜ける。

・・・てことは、付き合う…。。

「付き合え。成功したから」

・・・いきなり付き合うなんて…むりぃぃっ!

そうだ・・・!

「1ヶ月間、千速君と付き合ってみて、よかったら返事をして、本格的に付き合う。それでいい・・・?」

「・・・」

「嫌だ?」

「分かった。俺、本気見せてやるから。」

真剣な顔…

その時。

ドンッ・・・!

「!?」

「…恋。」

いきなり壁ドンを…!
顔が近い…見つめられるとドキドキする。。

「どうしたの。。急に・・・」

「お前のこと、振り向かせてやる。機嫌の1カ月間の間で。」

綺麗な目が私をまっすぐに見つめる。
心臓がはねあがりそう…

「うん。じゃあ、私のこと振り向かせてね?」

わざとらしく、小悪魔みたいに私は言った。

「・・・おぅ。」


     あ お    ◆uc:2018/01/17(水) 18:10 [返信]

30.千速君とのお付き合い

「この前千速さんに告白されて、千速さんと1ヶ月付き合って、よかったら本格的に付き合う?」

文ちゃんが私に顔を近づけて驚いた顔で言った。
そう、私は1ヶ月千速君と付き合って、よかったら本格的に付き合うと、千速君に告白した時に言ったの。
(↑詳しくは>>118 19.恋、どうする?! を見て下さい☺)

「文ちゃんに黙ってたけど、そういうことだったの」

「そういうことって、恋、あんたどんだけモテるのよ?」

文ちゃんが険悪な笑みを浮かべながら言ったので、私はとまどった。

「モテるって……?どこがモテてるの?私って」

すると文ちゃんは私の机にばんっと手を置いた。

「とぼけても無駄よん。絆さんに千速さんに先輩の卓さん、恋は3人も虜にしちゃってるのよ〜?」

なんか恥ずかしいよーっ。
虜だなんて!

「もう、私は千速君のことを言ってたのに……__」

と、教室の入り口の方から私の名前を呼ぶ声が聞こえた。

「恋」

*

入り口のドアに千速君がもたれかかっていた。

「なぁ……」

千速君は言った。

「1ヶ月付き合うって、俺何したらいい?」
そっそんな唐突に言われても!
それは千速君の御役目だと……。

「何って……」

「デート行くか?」

デート!
その言葉をさらっと言い、しかも私をデートにさらっと誘えるなんて、千速君ってテレたりしないのかな。

あっ、そういえば……
行きたいところあったんだよね。

「デートはスイーツランドがいい!」

言ってみたけど、千速君はキョトン顔。

「スイーツ、ランド?なんだそれ」

「いろんなスイーツがた〜くさん食べられるスイーツバイキングのお店なの!
千速君は甘いモノ苦手?」

聞くと千速君は首を横にふった。

「むしろ好きだけど……」

「ほんと?!じゃぁ、デートはそこでいい?」

千速君は笑って言った。

「おぅ!いいぜ。お前の好きな所で。あ、今週の日曜でいいか?」

「日曜ね!ありがとう……!」

ずっと行きたかったところに千速君と行けるなんて楽しみ!
ん?今私”千速君と行けるなんて楽しみ”って言ったよね?
どうしてそんな風に言ったんだろう……。

まぁそんなこといいか。

私は千速君とさよならして、教室へ戻った。

その後は文ちゃんにさっきのことを言った。そしたら文ちゃんは何故かすっごく喜んでて。


そして、私はまだ知らなかった。
千速君とのデートが_


すごくドキドキするものになるなんて__

次回 31.甘いドキドキデート


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