思春期シンデレラ

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38: アーヤ◆TQ:2017/09/20(水) 20:19

14.姫と騎士

私は李斗と最後の夜を過ごしていく中,寂しい気持ちでいっぱいになっていた。
李斗が私の部屋に来てベッドに座りこんでいると,私の大好きな温もりの優しい手が伸びてきて頬っぺたに触れてきた。

「………李斗…」
私は触れられている李斗の手に、気恥ずかしさがあるけれど平常心な気持ちで隠した。

「……恋歌を独り占めに,したい……」
「ーー!?」
独り占めにしたいってことは、[喰われる]っていう意味だよね……?

意味がよく分からない私は、李斗の顔を見てみたっていうのに何故か私をベッドに座りこんでいるのを押し倒してきた。
「ちょっ,ちょっと……李斗一体何するのよ……!!」
私は押し倒されて無理強いでも,「駄目だよ,李斗…!」と言い強引過ぎだよ……と思った。

「駄目でも……俺が恋歌に離ればなれになったら、もうずっと一緒にはいられないんだぞ」
それは分かっているけどあんまりにも独り占めするのは、嫌って思うよ。

「恋歌と俺は住む世界が違って見えているんだ、だけど本当に恋歌は誰にも好きになるな俺が戻ってくるまでは……ずっとずっとだ」
その一言で私は李斗が好きって認めても悪くないって思い始めた。


アーヤ◆TQ:2017/09/21(木) 21:39 [返信]

>>38の(14. 姫と騎士)の続きを書きます。

李斗の言葉で私は好きって認めてしまった。
李斗が私の身体を欲張りに熱いキスを交わしてしまう私は、今では拒まずに李斗の両肩に手を伸ばして回した。

でも私は李斗に何かを言った。
「李斗………、私は李斗が好き子供の時から…騎士の様な存在で好き」
李斗も私に続けて甘い声で言い出すのが、なんともくすぐったい感じだった。

「……俺も…好きだ…けれど、恋歌が思っている<好き>じゃあ無いんだ…」
李斗の言葉にドキッと胸が弾み出して、私は封印すると決めたからと願っていて……
李斗は李斗でどんな感じの好きなのか分からないって思い始めてしまう。

「俺は恋歌が好きで仕方ないんだ、いつか結婚してほしい!」
「………!?」
なっ,なんで結婚する発言が出たのか分からないけど、李斗の言葉に気持ちが本気って分かって余計に認めざるおえないって理解して二人だけの夜を過ごした。

結婚はしたいけど結ばれないって私には、何となく思っていた何故かは知らず知らずに分かってしまった。


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