「ねえ、お姉ちゃん!
あんまり大きな声じゃ言えないけど…魔法少女としての活動は上手くいってる?」
「ちょっ、ちょっとみくる!
こんなところで魔法少女なんて言っちゃダメよ…!みんないるんだから…!」
「あ、ごめんごめん!でも、最近はどんな感じなのかなーって…」
「まあ、上手くいっていると言えばそうだけど…」
「上手くいってるのならいいんだよ!
でも私、お姉ちゃんになにかあったらと思うと心配で心配で…」
察しのいい人なら、今の2人の会話を見れば
『みくるとみくりの秘密』というのが分かったとは思うが……一応説明しよう。
実は、みくるの姉であるみくりは魔法少女なのだ。
なぜ魔法少女なのかというと、魔法と妖精の国、マジカルフェアリーランドというところから
遙々やってきたティアという妖精に、魔法少女になってほしいと頼まれ、
魔法少女になったからである。
少し話が変わるが…そのティアと名乗る妖精が住む国、マジカルフェアリーランドは、
突然謎の魔法少女になんの前触れもなく、メチャクチャに滅ぼされてしまったらしい。
マジカルフェアリーランドに住んでいた妖精たちは皆、命を落としていったが、
奇跡的にもティアと女王様であるマジカルクイーンが生き残ったという。
そしてティアは、滅ぼされたマジカルフェアリーランドを救うため、
マジカルステッキというもので生物を魔法少女にし、このマジカルフェアリーランドを
救ってほしいと、マジカルクイーンに言われたのである。
ティアが人間界に来ているのも、このことがあったからだ。
なので、ティアと出会いこの話を聞いたみくりは、魔法少女になった…というわけだ。
妖精が別の国からやってきて、しかも魔法少女になってほしいと
少女たちにお願いしているなんて知られたら、無論大ニュースになってしまう。
だからこのことは、みくるとみくりがみんなに秘密にしていることなのだ。
「もう…心配してくれるのは嬉しいけど、
このことは絶対にみんなには言っちゃダメよ?」
「は〜い!分かってま〜す!
そういえば…魔法少女としての活動って、怪物を倒してなんかの宝石を手に入れるんだっけ?」
みくるは元気よく返事を返すと、疑問に思ったことをみくりに聞いた。
>>11もっちろんため口おkです! 宜しく!(*´ω`*)
>>12-13やっぱ上手いです……面白いです……。
続きが気になりますっ! 楽しみにしていますね(^^♪