ある日の放課後
後藤君遅いなぁ〜
「シンジ〜ッ!」
この声は由美さんだな。
「シンジいたいた!」
「あれ?後藤君は?」
「『用事があるから本田と先帰ってろ』だってさ!」
後藤君の用事ってなんだろう?
「あっ!シンジ、カフェよらない?」
「別にいいけど…」
いいとか言ってるけど僕、カフェなんて行ったこと無い。
「本田君ともカフェ行くんですか?」
「いや、あの見た目でカフェ行きたがると思う?」
「いや、思わないですね。」
でもなんで僕は平気だと思うの!?
その後、僕達は色々と会話を交わしつつカフェへと向かっていた。
同じ頃
ごめん、由美。たまには許してくれ。
あっ!いたぞ。
「おぉい!ほしのん!」
「カズっち…いた…」
「どうしたんだ、元気無いじゃん。」
「いや…よくこんな廊下で大声出せるよね。」
「とにかく!久々にほしのんと二人きりで長い時間過ごせるんだし、どこ行く?」
「ふ、二人きり!?え…あ、あの、き、気になってた『アオン』に行きたいんですけど、カズっち、そこいい?」
アオンかぁ、大手ショッピングセンターであり、ブティック、レストラン、カフェなども充実している…
「ってデートじゃ無いんだし!」
「でも……駄目?」
「分かったよ、行こうぜ、アオン!」
そうして俺達は懐かしい話をしながらアオンへと向かっていた。
>>15訂正
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本田君→後藤君