>>30の続き
それにしても、なんで私がいじめられなきゃいけないんだろう。
ひがんでるにしても、このいじめはやり過ぎだよ。
そのほかにも理由があるの・・・・?
昼休み。一人で静かに本を読んでいた。
「ちょっと。なーにのんき、に本なんか読んじゃってんの。」
美幸・・・。
「仕方ないなー。遊んでやるか。」
いやな予感・・・・。
>>32の続き
「あんたさ、ウザいんだよね。消えてくんないかな?」美幸が言う。
いきなり、何・・・・
「今まで、あんたに取られてきた。ドッジの優勝も、好きな人も。いっつもあんただけ、いい気になってさ!」
何それ。私は何もしてない。 全部取られてきたからって、いじめてたの?心が狭いよ!
怒りが込み上げる。小さな理由でいじめてるあんたなんて、大っ嫌い!
心に思ってること、言いたいけど。なぜか言えない。何怖がってんの、私!
「あきれた。あんた強がってたのに、いざとなれば弱いのね。」
美幸が勝ち誇ったように言う。それからのことは、覚えてない。蹴って、殴られて。
気づいたら倒れてた。立ち上がれない。