お待たせしました!小説かっきまーす!
>>79の続き
私は、そのまま教室に戻ることが出来なかった。
遅刻して急いでいる子が不思議そうに私を見る中、ぼーっとしながら家に帰った・・・・
「あれ、ひなた、何でいるの?なんかあった?」お母さんが私のことに気づき、こっちに来た。
私は、このままだと涙が出そうだったので、今までにあったことを話した。
いじめられたこと、お詫びとして死んでと言われたこと、その他色々・・・・。
「・・・・ちょっと来て。」お母さんが私の手を引いて、寝室に連れて行った。
物入れからせんべい用の大きい箱を取り出し、パカッと開けた。そこには、赤ちゃん用品と、写真が沢山。
赤ちゃん用の靴下や靴、おしゃぶり、ミルクの容器(おしゃぶり、ミルクの容器は、きちんと拭き取られてます)。
そして、私の幼い頃の写真山盛り・・・・。
「私は、無理して産んだんじゃない。あなたをどうしても産みたくて、頑張って産んだの。
お母さんね、お医者さんに「産んだらあなたの命に関わる。あなたの体を優先しなさい。まだ若いんだから。」って言われたの。
お父さんや、おじいちゃん、おばあちゃんも大反対。でも、私は1度芽生えた命を消すわけにはいかなかった。だから、みんなの
反対を押し切って産んだのよ。産後は、しんどくて食事も喉に通らなかったけど、今は健康で子供もいて、すごーく幸せなの。
後悔してないの。だからそんなくだらない、いじめなんかに負けないで。だから頑張って学校行って!
何かあったら帰ってきたら良いの。ね、行ってらっしゃい。」
「うん。私、負けない!いじめなんて終わらせてやる!行ってきます!」(愛されているのなら、いじめに負けるもんか!)
「気をつけてね!」
私は、走り出した。不思議と、涙はもう乾いていたー。
では、続き書いていきます!
>>84の続き
学校に着いた。丁度1時間目が終わった所だ。
ドアを開ける。
ガララッ
ザワザワ・・・・。皆がざわめく。
「今頃どうしたんだろう。」「何で今更・・・・。健康観察届けちゃったよ。」
「アッレー死んでたと思ってたのにぃ。」美幸が言う。
「お詫びはしたの?したら、帰ってきてほしかったのにwww」衣梨奈も・・・・。
他2人も、うんうんとうなずく。
「やだ。死にたくない!」そう、絶対死ぬわけにはいかない。負けるものか・・・・。
「怖いの?だったらうちらが死なせてあげようか?」
「怖いわけないでしょ。死ぬことは間違ってるって気づいたから、ね。」
「きれい事言ってんじゃないよ!」バンッと美幸は机を叩いた。
「お母さんはね!!お母さんは、無理して産んだんじゃないの。赤ちゃんに会いたかったから、って言ってた。
ここで死ぬわけにはいかない。絶対!!」
「へえ、あんた家帰ったんだ〜それでわざわざ聞いてきたの?いらない存在か、って。」
「そうだよ。悪い?」バンッと私も机を叩く。
「うん、悪い!あー、あとちょっとで死ぬとこだったのに、母親め。命拾いしやがって・・・・。許さない。復讐してやる!」
美幸はそう言って走っていった。とりあえず、安心かな。