悠馬が私を助けるより先に――――黒瀬君が、私の唇に自分の唇を重ねた。
ショックだった。悠馬以外の人と――――してしまった。
私は黒瀬君を突き飛ばした。
「ねえ…何してるの?ふざけないでよ!」
辛いような、苦しいような、痛いような―――――めちゃくちゃな感情が、胸の中で渦を描いていた。
「黒瀬。お前…俺の彼女に手え出すんじゃねえよ!」
悠馬が…黒瀬君を殴った。今まで見たこともないような、すごい形相で。
私は耐えきれず、その場から走り去った。
教室に入ると、クラスメイトが心配して、声をかけてくれた。
でも。本当は――――陰で皆私の悪口を言ってるんだ…
私は勉強をしていた芽依ちゃんに近づくと――――…ノートを切り裂いた。
悲鳴が上がる。でもそんなこと、どうでもよかった。ただただ怒りにのまれて、私は狂ってしまった。
それを見かねた奏が私に近づいてきて、手を伸ばしてきた。
私はその手を振り払った。
奏も、黒瀬君も、芽依ちゃんも―――――…みんな同じ目で、私を見ていた。
蔑むような、目つきで。
悠馬だけが、私の唯一の生きる希望の光だった。
もう私は、人を信じることができなかった。
芽依さんのこれまでの活躍
【みんな黒瀬君のこと好きだから、夢乃ちゃん―――ひどい目に合うかもね└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘チャッチャ 】
↑初めての登場シーン
その後黒瀬くん(当時は黒黒瀬くん)にキスされた後ノートを破られる(>>141)
↓
研修中に悠馬に抱きついて夢乃に殴られる
↓
一時期Mに目覚める
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テスト返却中に毎度毎度自慢しにきては罵倒される
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ついにメタ発言