定員 何人でも
ルール 短文でも、長文でもOK。
自分のオリジナルキャラを脇役として登場させてもOK
テーマ 人数が集まったらまた聞きます。
一応、主人公だけ書いておきます。
藤原夢乃 (ふじわらゆめの)
14歳。中学二年生。
テーマが決まり次第、細かく書いていきます
まだここまでしか決めてませんが、よろしくお願いします!
入ります恋愛系?
3:BLACK△ULZZANG◆7E 夏休み19日目:2018/08/08(水) 11:20入っていいですか?
4:美香:2018/08/08(水) 15:28いいですよー^^d
5:美香:2018/08/08(水) 15:29 恋愛でもなんでもOKです
皆さんは、どんなテーマがいいですか?
恋愛がいいですー!
7:美香:2018/08/08(水) 22:28 じゃあ恋愛系で行きましょう♪
男の子の設定はどうしますか?
名前とか年齢とか性格とか主人公の関係とか・・・
橋本悠馬(はしもとゆうま)
夢乃の幼馴染。趣味はバスケットボール
いつでも一緒にいたから。ずっと大好きだったから。
これからも、この関係は変わらないと思っていた。
それなのに・・・・
「ごめん」
昼休み、悠馬に告白して、私、失恋しました。
好きな人からもらった、悲しい3文字の言葉。
私の初恋は、あっけなく終わってしまった。
振られることなんて、考えてなかった。
だから余計に辛かった。
さようなら、私の初恋・・・
「ねー、夢乃、なんかあった?」
友達の奏(かなで)が私の顔を覗き込む。
悠馬が好きなことは、誰にも言っていない。
だから、失恋したなんて、言えるはずがなかった。
「ううん、何でもないよ」
と、笑顔で返す。ぎこちないのが、自分でも分かった。
「そっか。じゃあ私、塾だから先に帰るね」
「うん。ばいばい。また明日。」
一人きりの教室。夕日が窓から差し込んで、あたりがオレンジ色に染まっていた。
それまで我慢していたはずの涙が、溢れ出す。
溢れて、溢れて、止まらない。
私の小さな泣き声を遮るように、下校時刻を告げるチャイムがただ単調に、鳴り響いていた。
「初恋は実らない」とよく聞くけど、
そんなもの信じていなかった。
ううん、違う。
もしかしたら、私はそれを信じたくなかったのかもしれない・・・
書き方上手いですね
11:美香:2018/08/09(木) 17:01ありがとうございます!
12:BLACK△ULZZANG◆7E 夏休み20日目:2018/08/09(木) 20:18 名前:黒瀬 護(くろせ まもる)
年齢:中学1年生
性格:優しくて女子にも男子にもモテモテ
私の小説の登場人物ですが、使って下さい!
分かりました!
主人公とはどういう関係にしますか?
私が書いた小説の続きを皆さん自由に考えてつなげていってください♪
15:GALAXY:2018/08/09(木) 21:26書いてもいいですか?
16:美香:2018/08/09(木) 21:42 もちろんいいですよ!
遠慮なく書いてください!
はーい
18:GALAXY:2018/08/09(木) 21:51 翌朝。ベッド脇にある小窓から差し込む朝日に照らされ、私は目を覚ました。
寝惚け眼を擦りながら枕元にある時計を見ると、ほぼ寝坊と言っても過言ではない時間だった。
私は慌てながら学校へ行く準備をし、家の外へ出た。
外へ出た私を出迎えたのは、燦燦と輝く太陽と、雲一つなく晴れ渡る広々とした青空だった。おかしいな、昨日の夜の天気予報では今日、雨のはずなのに。
そんなことを気にしながら私は大急ぎで学校へ向かった。
ガラッ
教室の扉を開けた私は、クラス中の人の視線に晒された。恥ずかしい……。
羞恥心を必死に抑え込み、真っ赤になっているであろう頬を手で仰ぎながら自席に着席する。
「夢乃、何かあった?遅刻って珍しくない?」
「実は寝坊しちゃって……」
前の席に座っている奏が、先生の目を盗んで私に問うてきた。それに対して私は、まさか失恋のショックで寝付けなかったなどと言えるわけもなく、咄嗟に考えた言い訳を述べた。
奏は微塵も疑問に思っていないようで、「ふ〜ん、夢乃も寝坊するんだ」と言ってきた。
それから時が流れ、お昼休みになった。私はいつも教室で一人読書をするか、奏とおしゃべりをして過ごしていた。しかし今日は、奏から校舎裏に来て欲しいと言われていた。何か秘密の話でもあるのかな。
「話って、何?」
私が奏に問うと、奏は気持ち頬を赤らめながら、私に告白してきた。
「うん……。実はね、私───」
好きな相手に告白するような緊張をしているのか、奏の声は少し上ずり、ぎゅっと胸の前で手を握りながら、私に告げた。
「私───黒瀬護君の事が、好きなの……っ!」
「えっ・・・」
唐突な奏の言葉に、しばらく声が出なかった。
「で、黒瀬君と仲良くなりたいんだけど、どうしたらいいかな?
男の子の事、好きになったの、初めてで。
夢乃って、悠馬君と仲いいし、いつも、どんな話して・・・
って夢乃!?どうしたの!?」
涙が出ていたということに、自分でも初めて気づいた。
もう、「悠馬」という名前すら、聞きたくなかった。
「・・・・・やめて」
必死に声を絞り出す。
「悠馬君と、何かあったの?」
奏が不安げに、私の顔を覗き込む。
「やめてってば!」
そう言い、私は踵を返した。
奏の傷ついたような、複雑な表情が、いつまでも私の脳裏から離れなかった。
奏の表情を忘れられなくて、でも忘れたくて。私はいつの間にか俯き、早足で階段を駆け上がっていた。そして私が自分の教室がある階に着き、廊下に出たところで、事件は起こった。
「きゃっ!」
「うわっ!」
私と誰かが、正面からぶつかってしまったのだ。さらにぶつかった時の驚いたような声からして、男子生徒のようだ。
私はぶつかった拍子に転んでしまい。相手にスカートの中が見られているかのしれないと思うと、すぐには立ち上がれなかった。
顔を上げて相手の顔を見てみると、ぶつかった相手は私に手を差し伸べてくれていた。そして、その時に気が付いた。そのぶつかった男子生徒とは───奏の想い人、黒瀬君だった。
さらに黒瀬君から連想して、先ほどの奏の表情まで浮かんでしまった。もう、いや……!
私は黒瀬君に差し伸べられた手を無視し、勢い良く立って、教室へと駆けた。
私、どうしたらいいの……っ?どうして、奏にあんなことをしてしまったの……?どうして、黒瀬君の優しさを、砂をに受け取れなかったの……?
───もう、私が何をどうしたいか、わからないよ……っ
すいません誤字です。
最後の所、《砂を》→《素直》です。ごめんなさい。
了解しました
23:美香:2018/08/09(木) 22:56 午後の授業なんて、全く身に入らなかった。奏のことばかり考えていたから。
あのお昼休み以来、奏は私に目も合わせてくれない。
私はいったい、どうしたらいいの?
心の中の「誰か」に問いかけてみるけど、誰も答えはくれなかった。
6時間目の休み時間。廊下の窓に頬杖をついてぼんやりしていると、
「藤原さん、ですよね?」
黒瀬君が私に聞く。
私は、静かにうなずいた。
「ちょっと、今いいですか?」
かすかに黒瀬君の頬が赤らんでいた・・・
「僕、藤原さんの事がずっと好きでした」
えっ?
今、なんて・・・
「よかったら、僕と付き合ってください」
『よかったら、僕と付き合ってください』。その言葉を聞き、私は───何も思わなかった。
ただただ無心で、考え事に耽っていた。
この告白を受けたら、私はどうなるのだろう?かなりの確率で奏とは絶交してしまうだろう。だって、奏の想い人を私が奪ってしまったのだから。でも、私は少しくらい、幸せになれるかもしれない。
この告白を断ったら、私はどうなるのだろう?多分黒瀬君が失恋したことに悲しみ、奏の告白は失敗に終わるかもしれない。
一体私は、どうしたらいいの?ねぇ、誰か教えてよ。ねぇ、ねぇってば。
心の中に強く訴えかけても、解決策どころか返事すら来やしない。せめて、せめて何かを切り捨てられるほどの強靭な精神があれば。……あれば、私はどっちを選ぶのだろうか?
「黒瀬君は、自分の幸せか親友の気持ち、どちらを優先しますか?」
告白への返事より先に私の口から出た言葉は、それだった。告白してくれた相手に、受けるか受けないかを知らず知らずのうちに決めさせる、最低で最悪の、逃げの一手。
「自分の幸せか、親友の気持ち……それは、僕には決められない。僕なら、両方得る道を探し出す。どれくらい時間がかかろうと」
「両方、得る道……」
黒瀬君の言葉に、私は言葉を失った。現実では絶対にありえない、選択肢。私にはその選択肢に行く道すら、昨日の出来事で消え去った。
だって、その道を行くには、私が悠馬と付き合って。さらに奏が黒瀬君と付き合うという選択肢。そこに黒瀬君や悠馬の気持ちも合わされば、この選択肢が実現するなんて、それこそ天文学的確率だよ……。
そんなことを考えていると、開け放たれていた窓から、一陣の風が入ってきた。外を見ると、まるで私の心情を表しているかのように、曇天の空模様だった。
私は、どうしたらよいのだろうか……。
「あの・・・、少し・・・考えさせてください」
途切れ途切れになりながらも、私はそう伝えた。
「僕、待ってるから」
黒瀬君はそう言い、私に背を向けて去っていった。
ああ、私は、何がしたいの・・・?
頭を抱えて、しゃがみ込む。
奏。悠馬。黒瀬君。そして、私。
誰一人として、傷つけたくなかった。
自分が傷つくのを、受け止める勇気と覚悟すらなかった。
私って、やっぱり弱いんだな。
重い足取りで、教室へと向かう。
すると、
「悠馬・・・!?」
教室で、悠馬が倒れていた。苦しそうに、胸を押さえて。
「悠馬、しっかりして、悠馬!」
私は悠馬の手を握った。
悠馬に振られたことなんて、忘れていた。
けたたましく救急車のサイレンの音が響く。
病院に運ばれ、病室で悠馬が目を覚ました。
「夢乃・・・」
「悠馬、大丈夫!?」
「ああ・・・」
「俺、夢乃に言わなきゃいけないことがある」
窓の外では、雷が光る。不吉なことを告げるかのように。
「何・・・?」
本当は、聞きたくなかった。すごく、嫌な予感がしたから。
でも。
逃げたくなかった。
「俺、先天性の心臓病なんだ」
私は、何も言えなかった。
「それで・・・」
「あと1年しか、生きられない」
絶望している私に追い打ちをかけるように、曇天の空から、私の涙のような・・・たくさんの雨粒が降ってきた。
雨に打たれながら、私はゆっくりと歩いていく。目的地は、正直わからない。
私は、どうするべきなのだろうか。悠馬の病気の事は、誰かに教えてあげた方が良いのだろうか。いや、今の言い方は少し違う気がする。私が、誰かに、教えさせてもらうんだ。この、私の気持ちを少しでも分かち合うために。
空を見上げてみても、今朝とは違い、轟々と降りしきる雨が、私の目に入るだけ。せめてそれほどの勢いがあるのならば私の悩みも全て洗い流して欲しい。
でも、現実でそんな亀毛兎角なことがあるわけがなく、私の心は様々なショックから深く沈んだままだった。
今、私にすることは、奏の恋の事、黒瀬君からの告白、そして……悠馬の事。
この中で私が一番しなくてはいけない事って何だろう。そう心に問うた時、一番胸が騒いだ事柄があった。それは───悠馬の事、だった。
どうやら、未だに私は悠馬の事が好きで、未練が沢山あるようだ。
もし、私が悠馬と付き合えたら、黒瀬君は諦めて、くれるのかな。もし、私が悠馬と付き合えたら、奏の恋は、成就するのかな。
いや、今はそんなことなんてどうでもいい。ミライの事なんて誰にもわからない。ならば今を一生懸命考えて、私が悠馬に何ができるのかを考えよう。
悠馬がしたい事って、何だろう?遊びたいとかかな?まさか勉強がしたいってことはないだろうけど、もししたいなら、一緒にしてあげよう!
悠馬の事を考えると、文字通り心が弾み、沈んでいた心が急浮上してきた。
やっぱり私、悠馬が大好きだよぉ……。
亀毛兎角は『きもうとかく』と読みます。意味は『現実ではありえない事』という意味です。
28:美香:2018/08/10(金) 20:47 悠馬の事、やっぱり諦められない。
だって、ずっと大好きだったから・・・
私、もう1度頑張ってみても、いいのかな。
私の心に、ようやく一筋の光が差し込んだ。
次の日、悠馬は何事もなかったかのように学校に来ていた。
昨日の苦しそうな顔が嘘みたいだった。
「お、おはよう、悠馬。」
久々に悠馬に挨拶をしたような気がした。
「おう、おはよう」
「授業始めるぞー、席について」
教室に入ってきた教師の声に、みんなが各々の席に戻る。
1時間目は国語の授業。なのに、気が付けば悠馬のほうばかり見ていた、
カサッ
小さな音がして、私の視線は机の上に引き戻された。
そこにあったのは、1枚の紙切れ。
先生の目を気にしながら、開いてみる。
「ちゃんと話をしよう」
そう書かれていた。
奏・・・
決めた、話そう。失恋したことも、黒瀬君の事も。
悠馬の病気の事は・・・言えないと思う。
口にしたら余計に悲しくなりそうで。
もう、前みたいに仲良くできなくても話そう。
その覚悟は、できていた。
もう、逃げたくなかったから・・・
私は紙に『昼休みに全部話す』と書いて、奏に送った。昼休みにしたのは、途中でチャイムに邪魔されたくないから。邪魔されたら、多分もう言えなくなりそうだから。一度に言いたかったから。
そしてとうとうやってきた昼休み。私と奏は、ここ最近で沢山の出来事があった校舎裏に来ていた。
「で、何があったの?」
「……」
「……」
「……」
「……早く言ってくれない?」
どうしよう。奏に全部話すって決めたのに。いざ打ち明けるとなったら怖くて、何も言えない……。
「はぁ。夢乃、私の予想なんだけど、悠馬君と何かあったでしょ?前も『喧嘩した〜』とか言って落ち込んでたもん。今回はもっとひどい状態だけど。もしかして、フラれた?」
奏の言葉を聞き、私は目を見開いた。だって、奏が私の言いたいことを予想して、しかもそれが当たってるんだよ。
「そう表情を見るに当たってそうだね」
「なんで……」
「夢乃さ、自覚ないかもだけど結構表情に出てるよ?初対面の人でも大体感情が察せるくらいに」
そうなんだ。私って表情に出やすいんだ。……これって、『私に隠し事を隠し通せると思うな』って言う奏からのメッセージなのかな。
そう考えると、俄然打ち明ける勇気が出てきた。結局言わなければいけないのなら、自分から言おう。奏の事だから、強制的に言わせようとは思わないだろうけど、私が全部話すって言ったんだから、有言実行しなくちゃ、だよね。
「そう。私、悠馬に告白して・・・振られた。」
意を決したように話し出す。
「それで・・・」
胸の鼓動が、高鳴っていくのがわかる。
緊張と不安で、声が震える。
「・・・黒瀬君に、告白された・・の」
奏が目を見開いた。
「何、それ・・・」
奏から静かな怒りを感じた
「私・・・黒瀬君の事、ずっと前から好きだったのに・・・!」
「・・・」
もう、何も言えなかった。
「・・・ごめんなさい・・・」
謝っても、仕方ないのに。
そう分かっていたのに・・・
「なんで・・・夢乃が謝るの・・・?
私に・・・隠してたこと? それとも・・・私を哀んで?」
相変わらず、空は曇天の空模様だった。
時折吹く風が、奏の長い髪を揺らす。
「同情なんか、いらない」
奏が叫んだ。風になびく髪を押さえながら。
そして、
「もう、話したくない」
そう言い、去っていった。
奏の気持ちは、痛いほどわかった。
だから、これ以上干渉したくなかった。
さよなら、奏。
私は複雑な思いを抱きながら教室へと戻った。
あれから1週間が経った。
奏とはあんなに仲が良かったのに2人とも、目も合わせない。
もうこんなにモヤモヤするのは嫌だ。うも二度と戻れないかもしれないけど、また仲良くする日々がやってきたら…。私は毎日、そう願っていた。
そういえば、まだ黒瀬君に告白の返事をしていない。
『僕、待ってるから。』その言葉が、ずっと頭から離れない。また奏と仲良くしたいし、いっそのこと黒瀬君に「奏と付き合って」なんて言ってしまおうか。
でも、私にはそんな勇気ない。それに、もっと奏に嫌われるかも。だから私は嫌でも奏との関わりを無くさなきゃいけなかった。
黒瀬君は別にチャラ男なわけじゃないけど、女子と仲良くしている。だから、女子の気持ちをわかってくれる。私がモヤモヤしてるのもわかってくれていたら嬉しい。
黒瀬君は『告白の返事、まだ?』なんて急かさないでゆっくり見守ってくれる。
私はその時思ってしまったんだ。恥ずかしくてなんだかソワソワするこの気持ち。
「黒瀬君と付き合ってみてもいいかも。」
悠馬と付き合っても、悠馬は一年後には死んでしまう。
そんなの、辛いだけ。
自分のためにも、悠馬のためにも。
付き合うのは、やめておこう。
ただ、「友達」でいよう。
でも、好きなのは、変わらないから…
「あの、黒瀬君・・・この前の返事、させて」
そう言い、屋上に呼び出した。
この前までの雨が嘘みたいだった。
雨上がりの日差しに照らされながら告げる。
「私、黒瀬君と、付き合いたいです」
黒瀬君が、目を輝かせた。
そして、笑顔になった。
私も、好きなのかな。黒瀬君の事。
そして、悠馬の事も。
二人を同時に好きになるなんて、最低かもしれない。
許されないことだけど・・・
だけど。
どちらも守りたいって、思ったから・・・
それからの日々は、幸せ絶頂でまさに天国のような日が続いた。……と言いたいけど、現実は真逆の地獄のような時間が流れていった。
私が黒瀬君と付き合ったことはすぐに広まった。そこまでは良かった。でも、皆が言うということは、当然、奏にも伝わった。伝わってしまった。
それから奏の私を見る目は、恨むような、憎むような。そんな感情がひしひしと伝わってくるようだった。合わせていなかった目も、今は時々合う。
私は、奏にそんな感情を抱かせてしまった。それに対して私は、悲しむべきなんだろうか。それとも、もう関係ないと切り捨て、見て見ぬふりをするのが良いのだろうか。
奏だけの事じゃない。黒瀬君にも、今は隠しているけど私が悠馬の事も好きと告げたら、どう反応するのだろう。愛想尽かされて別れることになるのかな。それとも悠馬の事なんて忘れるくらいに私を愛してくれるのかな。
悠馬の事だって。あと一年という余命宣告をされた悠馬は、一見どうってことないように見えるけど、人目につかない所ではどうなってるのかなんてわからない。そんな私に、悠馬を守ることなんて、できるのだろうか。
黒瀬君と付き合ってみても、私の悩みが解決するどころか、さらに悪化しているように思う。
でも、それでも私は、私は。───どちらも大切にするって、決めたから。守って見せるって、決めたから。絶対に諦めないって、決めたから。
だから私は───奏の家へ、歩を進めた。
目の前にあるのは、奏の家。
緊張で指が震える。そして、玄関のチャイムを押す。
ピンポーン・・・
場違いな音がこだまする。
「・・・はい」
ドアの向こう側にいたのは、奏だった。
奏は私を見た途端、憎らしそうに、眉間にしわを寄せた。
「あの、奏に話が・・・」
次の瞬間、私の言葉はさえぎられた。
「・・・帰って」
奏の悲痛な声。私は罪悪感に襲われた。
「帰って!」
「お願い、聞いて。黒瀬君の事で・・・」
次の瞬間、私の体は宙に浮いた。
ドサッ
どうやら、奏に突き飛ばされたようだった。
立ち上がれないでいると奏が、
「黒瀬君の事、横取りしたくせに。
なんであんたなんかが、黒瀬君と付き合うの?
黒瀬君の優しさに付け込んで、どうせ、あんたがたぶらかしたんでしょ?」
見上げると、奏が嘲るような顔で私を見下していた。
「あんたなんか、大嫌いだから。
私、絶対に許さないから。」
そう言い、奏は荒々しくドアを閉めた。
一人取り残された私はようやく立ち上がった。
怒りや憎しみとはまた違った感情が、胸の内で沸いていた。
奏に拒絶された私は、途方に暮れていた。
あの後何度かインターホンを押したが、最初の一度だけ奏が「うるさい」と言ってから、反応が無くなった。 私は、どこで選択を間違えたのだろう。もしかして、悠馬を好きになったところから、間違えてた?悠馬を好きになっちゃいけなかったの?
もしそうだとしたら私、どうすればいいの?
好きという感情は、自分で意図して作るものではなく、いつの間にか心の中に創られているのもので、誰にもその感情を制御する術があるわけがない。
人を好きになることはとても素晴らしい事で、絶対に恋ができる心というのものがあるのなら、なくしたり封印したりしてはいけない事だと考えている。
そう考えると、果たして私が好きと言える人物って、誰だろう。
───いた。それは……
恋愛とか性別とか関係ない。好きな人、それは頼れる人ということ。
私の好きな人は…奏。
喧嘩しても向こうから謝ってきてくれる。私が悩んでいたら、誰よりも先に気付いてくれる。家族よりも私のことをわかってくれている。それこそ奏のことだ。
私の大好きな人は、もう私のことなんて「嫌な人」としか考えていないだろう。
私の目から涙がこぼれ落ちた。いつもいつも、奏は私のことを考えてくれていたのに、私は奏のことなんか気にしないで悠馬のことばかり考えていたのかな。黒瀬君とのことばかり考えていたのかな。
そう思うとさらに涙がこぼれ落ちてきた。私ってなんてひどい奴なんだ。
私は今日も奏の家に行こうとしていた。奏にまた冷たくされるとわかっていても、また奏と仲良くしたかったから。
1人で道端で泣いている中学生。みんながこっちを見てくる。ある人に肩を叩かれた。
「夢乃ちゃん?」
黒瀬君だ。
私は黒瀬君に泣きついた。泣いても泣いても涙が止まらなかった。
泣いているとき、黒瀬君は私の頭を撫でてくれていた。黒瀬君、ごめんね。黒瀬君のこといい人だと思ってる…でも、やっぱり私…
私は、黒瀬君にほぼ全てを話した。私が悠馬にフラれたこと。奏が黒瀬君の事が好きなこと。私と黒瀬君G付き合ってから奏と口を利いていない事。私は奏と仲直りしたいこと。そして、最低だとわかっていながら、私が未だに悠馬の事が好きだということ。
それを聞いた黒瀬君は、しばらくの間口を閉ざしたままだった。嫌われた。嫌な奴だと思われた。そう思っていた。
口を閉ざしてからどれくらい経っただろうか。とうとう黒瀬君は、口を開いた。どんなことを言われ批判されるのだろうと内心恐怖しながら、言葉を待った。
果たして、黒瀬君から告げられた言葉は、全くの予想外の事だった。
「ごめん。僕のせいで。本当にごめん」
「え……?」
なんで、黒瀬君が謝るの?謝ることなんて、無いよね?しかもさっきの私の言い方だと黒瀬君に責任を押し付けてるような言い方だったんだよ?なんで、謝っちゃうかなぁ……っ
「別れよう。そうすれば仲直りできるかもしれない。僕からも声をかけてみるよ。もしかしたら僕と付き合うことになっちゃうかもね」
黒瀬君は、私と別れることを提案してきた。完全に私が悪い。黒瀬君の想いを踏み躙るようなことをして。
黒瀬君は、最後冗談のように言ったが、もしそうなってくれるのなら。私は、また以前のように、奏と仲良くできるのかな。
───また、笑い合うことができるのかな。
本当のことを言うと、私は黒瀬君と別れたくなかった。
でも、奏のためだから・・・
「黒瀬君・・・さようなら」
「夢乃ちゃん・・・、短い間だったけど、僕と付き合ってくれて、ありがとう。」
黒瀬君に最後の笑顔を向けると、私は踵を返した。
これで・・・いいんだよね
奏の家へと続く道を歩く。
うつむきながら奏の事を考えていると、
「・・・!」
目の前に、奏がいた。
相変わらずの仏頂面で、私を見ていた。
その顔に、私は恐怖を覚えた。
なぜなのかは、分からない。
そして、奏に背を向けて、逃げてしまった。
ああ・・・私、何やってるんだろう・・・
でも、その足を止めることはできなかった。
「危ない!」
奏の声がした。
我に返り、顔を上げると、横断歩道に出ていた。
信号が、赤だった。
目の前に、トラックが迫ってくる。
動けない・・・私、ここで死ぬのかな。
薄れゆく意識の中で、私の目の前に、
奏が飛び出してきたような気がした。
完全に意識を失う前に、私は強い衝撃で強制的に意識を取り戻させられた。と、同時に。私の耳が、鈍い音を拾った。
その鈍い音は耳で響き、さらには脳内でも響いてきた。
そして、衝撃。時間がゆっくり流れているようだった。私が地面に倒れていると理解するまで、時間はかからなかった。でも……地面に接している肌から感じる生暖かいそれは、私は理解できなかった。理解、したくなかった。
遠くから救急車のサイレン音が聞こえてくる。通行人の誰かが呼んでくれたのだろう。そこで、私はショックによって意識を手放した。
───ごめん、奏……
翌日、私は家にいた。
あの後病院に運ばれたらしく、目が覚めたら病院にいた。医師からは掠り傷程度の外傷しかないので、すぐに帰っても大丈夫だと言われた。
……奏の事は、怖くて聞けなかった。私を、守てくれたのに。
私は、今日が学校なのにもかかわらず、病院へと向かった。奏に会うためだ。
奏は私が行ったらどんな反応するのだろう。無視されるかな。私のせいで怪我したって怒るかな。
奏がいる病室までついた。ネームプレートには、奏の名前しか載っていない。コンコンとノックをして、返事を聞いて中へ入る。
「奏……」
「夢乃……?」
そこにいたのは、ベッドに横になり、包帯で体の至る所をぐるぐるに巻かれた痛々しい奏だった。
「ごめん……」
私は、思わず誤った。奏がこうなってしまったのは私の不注意から。奏から逃げてしまった私への、天罰。それなのに、その天罰は私ではなく奏に下ってしまった。
「良かった……」
「ぇ……?」
自責の念に駆られ、押しつぶされそうになっていた私に届いたのは、奏のそんな呟きだった。
「奏…どうして…」
どうして私なんかのために…こんな姿になってまで…
「私、思ったんだ。あの時。夢乃を…助けたいって。
私が一番大事なのは、夢乃なんだって…」
言葉を選ぶように、奏はそう呟いた。
「奏…ありがとう。そして…ごめんなさい。
私、奏の親友なのに…奏のこと、何もわかってなかった。
それで、奏をいっぱい傷つけた。」
前みたいな関係に戻りたいなんて、図々しいことだって分かってるけど。
でも、
「もう一度、私と友達になってください…」
そういわずには、いられなかった。
そんな資格、私にはないのだけれど。
奏は…どんな顔をするのかな。
「私も、夢乃にひどいこと言った。夢乃を、追い詰めた。
何度も話しに来てくれたのに、無視した。
私のほうが、夢乃をたくさん傷つけた。」
「奏…そんな…」
「もう一度やり直そう。」
奏が私に笑顔を向けた。いつもの…優しい笑顔を。
途切れたはずの、絆の糸が再びつながってゆく。
奏の笑顔に応えるように、私は奏に手を差し伸べた。
その手に、ゆっくりと奏が手を重ねた。
奏と仲直りすることができた。これで私の悩みの一つが消えた。黒瀬君の事はどうなるかわからないけど、多分大丈夫だと思う。
そして、私が今一番悩んでいること。それは、悠馬の事だ。
もうこの際、奏に全てを話してもいいような気がする。悠馬だって許してくれる。もし許してくれなくても、私がどうにかしよう。やり方はわからないけど。
「奏」
「なに?」
「私、黒瀬君と別れたよ。私、まだ悠馬の事好きだから。それなのに付き合うなんて、可笑しいもん」
「そうなんだ。ということは、私にチャンス到来?」
「かもね。それで、さ。ちょっと相談」
私はこれから、悠馬に望まれていないことをする。多分悠馬は放っておいてくれとかいうだろうけど、それじゃあ私が納得しないし、そんなの嫌だ。
だから、旧友であり新友であり親友である、奏に相談する。もう、私一人で抱え込むなんてことはしない。だって、私には頼れる友達がいるから。互いが互いを良く知る、心友がいるから。
だからこそ、奏は私が相談と言ったら察しているんだ。こき使われると。
真友だからこそ、心が通じるんだ。
そして私は、悠馬の秘密を告白する。
仲直りハッピーエンドでも良かったかもですw
悠馬と黒瀬の男子勢がほったらかしだけどw
あwwwww
まあ、まだ続きますよー
悠馬が死ぬまではwww
さてと続きを書きましょうかw
とりあえず黒瀬君ww
悠馬の病気の事も、ちゃんと話そう。
この秘密は、私一人で抱えるには大きすぎるから…
私は奏を家に呼んだ。家のほうが、落ち着いて話せる気がしたから。
でも、なかなか切り出せず、口ごもっていても、奏は急かさず、待ってくれた。
「…あの、あのね…悠馬の事で…」
奏は「やっぱり」といった表情で、にやりと笑った。
「悠馬は…実は…病気なの」
予想以上の事だったらしく、奏は目を見開いた。
「それで…心臓病で…あと1年しか…生きられないって…」
私の手を、奏がぎゅっと握ってくれた。
その温もりが嬉しくて、でも悠馬の事を思うと辛くて。
複雑に入りみだった感情を抱きながら、久しぶりに声を上げて泣いた。
予想以上に短くなった↑
47:BLACK△ULZZANG◆7E 夏休み24日目:2018/08/13(月) 07:591000まで小説続けようぜ!
48:GALAXY:2018/08/13(月) 11:04 1000まで?ww
やってやろうじゃありませんか!w
……絶対300とかで悠馬死んでるな。(確信)
私が泣いている間、奏は優しく私の頭を撫でてくれていた。その手から伝わる温もりに私は安心し、心を落ち着かせた。
「それで、夢乃は何をしたいの?」
「それは……」
本当は、何をしたいかなんて決まっている。これを奏に話すのは、私の意見を肯定してくれて、後押しして欲しいからだ。多分……いや、きっと……ううん。絶対に奏はわかってて私に聞いたんだ。
「私は、悠馬と付き合いたい」
「うん」
「付き合って、沢山デートして、いっぱい悠馬との思いで作って、それから……」
「うん。それから?」
その先を想浮かべて、私は頬染める。
私は、悠馬がはじめての彼氏じゃないけど、でも、デートは初めて。そ、それに……き、キスもしたことがない。勿論、その先だって。
「悠馬と、沢山の初めてを共有したい」
「じゃあ、頑張って悠馬君を惚れさせないとね?」
「うん!」
絶対に、私は悠馬と付き合う。そして……
「私は、信じたくないけど、悠馬が死んじゃった時。胸を張って『彼女』だって言えるようになりたい」
「私にはこれしか言えなくて、ありきたりで、陳腐で、何のアドバイスにもなってないけど、頑張って!」
「うん、頑張る!もし付き合ったら惚気話を聞かせてあげるよ!」
「それは遠慮しとく。でも、もし付き合えたらその時は、私に恋も、応援してね?」
「勿論!」
その時奏と交わした会話は、今までにないくらい楽しくて、わくわくして。絶縁状態だった時間を取りもどうすように、いつも以上に早口で、終始笑顔だった。……私も、奏も。
「私、もう1度…悠馬に告白してみるね…」
「頑張って、夢乃…私からは、これしか言えないけど…」
気が付くと、外は闇へと変わっていた。
「じゃあ、私、そろそろ帰るね。」
奏が言った。
「うん…今日は、ありがとう。」
奏が帰った後、私はすぐに悠馬に電話した。
「あの、悠馬?今から公園に来れる?」
「…なんで?いいけど…」
鼓動が速くなって久野が、自分でもわかった。
「分かった。今から行くからな」
そう言う悠馬の声を聞き、私は安心した。
外には1番星がほのかに光っていた。
たとえ、振られたとしても。私はあきらめない。悠馬のそばにいたいから。
悠馬の望むことなら、できるだけ何でもしてあげたいから…
「おまたせ、夢乃」
「あ…悠馬」
「で、何の用だ?」
「…………」
「おい、夢乃?」
「す………す……」
すの、次の言葉が言えなかった。私は深呼吸すると、
「私、悠馬が好き。悠馬と付き合いたい」
一瞬の沈黙。それが私にはとても長く感じられた。
「…お前は、それでいいのか?」
「えっ…?」
「俺と付き合っても、1年後に俺は死ぬんだぞ?
夢乃が辛い思いするだけなんだぞ?」
私はすぐさま答えた。
「いいよ。それでも。悠馬のそばに…いられるなら」
「俺もさ、じつはずっと前から、好きだったんだよ。でも、夢乃に辛い思いさせたくないから、あの時振ったんだ。」
悠馬…
私は、また泣いてしまった。何度目だろうか。
「じゃあさ、これからは幼馴染みじゃなくて…恋人として、付き合おうな」
悠馬が無邪気な笑顔を見せた。その笑顔が、愛おしくてたまらなかった。
翌日。
「でね、その後公園おベンチに座っていっばい話したの! で、話が盛り上がりすぎて家に帰った時お母さんにめちゃくちゃ怒られたんだー」
「へ、へー」
「でもね、それだけじゃ終わらなくて、帰った後も電話で話してて、気付いたら深夜でー
『おやすみー』
『おやすみ』
『……早く切ってよー』
『お前から切れよ』
『えーやだー』
『じゃあ俺から切るから』
『待って待って!一緒に、切ろ?』
『はぁ……しょうがないなー』
『せーので切ろうね?』
『わかったよ』
『いくよー。せーの』
『……』
『……』
『……』
『何で切らないの?』
『それはお前もだろ』
『えー違うよー。悠馬が切ったか確認してるだけだよー。じゃあ次はちゃんと切って?せーの』
『……』
『何で切らないの?』
『だから───』」
「待って、これあとどれくらい続くの?」
私が悠馬との昨夜の思い出を語っていると、奏が蜂蜜と餡子とガムシロップと砂糖と生クリームを混ぜ合わせた物を食べた時のような表情をして割り込んできた。どうしたの?
「え? うーん。あと30分くらい?」
「長すぎるよ!」
え、そうかな? だって電話してたのそれの4倍くらいだよ? 全然だよね?
そう思って奏に言ってみたけど、奏はうんざりしたような表情を隠さずにストレートに表した。本当にどうしたの?
「あーもう惚気は良いから」
「それよりも奏!」
「切り替え早いねどうしたの?」
私の悠馬語りは飽きてきたと察した私は、今日の事について奏に言及する。
「どうして私のLI〇E無視したり電話に出なかったの!?」
「夢乃、貴方は私の現状を覚えていなかったの? 両腕を包帯で巻かれてるんだけど。携帯操作できないんだけど」
私の訴えは奏がノータイムで放ってきた正論によって粉々に粉砕された。
作風が、というか作品の雰囲気が変わってしまったような……
(m´・ω・`)m ゴメン…
あ、大丈夫ですよ^^(=゚ω゚)ノ ---===≡≡≡ 卍 シュッ!
気にしないでください!
「ごめん、奏」
自分の幸せに舞い上がっていたのを、反省した。
「いいよ。もう。気にしないで」
奏が笑顔を取り戻したので、私は少し安心した。
そして翌日。今日は珍しく奏のほうから呼び出された。
なんだろう。黒瀬君の事かな?
淡い期待を抱きながら、奏の家に向かった。
だけど、その期待はすぐに打ち砕かれてしまった。
奏の部屋に入ると、奏が思いつめたような、神妙な顔つきで、私を見ていた。
「………」
「どうしたの?相談って何?黒瀬君の事?」
私は、できるだけ明るい声で奏に呼びかけた。
「あの、さ…私がもし、転校するって言ったら…どうする?」
衝撃を受けたように、私はしばらく動けなかった。
「実はさ、昨日、聞いちゃったんだ。お父さんの会社の都合で、引っ越すかもしれないって…」
「え…何それ…いつなの!?」
動揺して、声を荒らげてしまった。
「ううん。それはまだ…分からないって」
奏が、私の一番の親友が―――――――転校する。
その事実を、すぐに受け止めるわけにはいかなかった。
「私、奏と離れたくないよ…」
そんな、ありきたりの言葉しか、言えなかった。
「私も…だよ…」
「あ、でももしかしたら、引っ越しても、夏休みとかに会えるかも…」
一瞬わずかに見えた希望の光も、私の言葉も、次の瞬間には奏にさえぎられた。
「無理だよ……だって……」
「引っ越し先は、イギリスだから………」
1,000までがんばろう!
300くらいで終わったら、新しいのを作ろうwwww
黒瀬君………
57:GALAXY:2018/08/13(月) 21:07 ちょイギリスってww
え、これまぢでどうしよ。
あはははは(失笑)
59:美香:2018/08/13(月) 21:09あははははははははははははは(失笑)再
60:GALAXY:2018/08/13(月) 21:29 私は、一つ確認することにした。
「奏は、本当に引っ越すって聞いたの?」
「ううん。お母さんとお父さんが話しているときに『会社で……』ってことと『転校』って言葉が聞こえてきたの」
「じゃあ、はっきりは聞いてないんだね?」
「うん」
良かった。はっきりと海外に転校するって聞いてたならどうしようもなかったけど、そういうわけじゃないなら何かの勘違いかもしれないし。
「今、お母さんかお父さんは?」
「誰もいないよ。お父さんは仕事、お母さんは買い物に出かけてる。お母さんは友達と行ってるらしいから帰ってくるのは遅いよ」
「そっか。ちょっと聞いてみようよ。本当に転校しちゃうのか」
もし、両方とも仕事で連絡が取れない状況ならまだしも、買い物なら連絡が取れるはず。そう思って奏に提案すると、二つ返事で了承してくれた。
「あ、返信来た。え〜っと『何? 転校したいの?』だって」
「それで? なんて返したの?」
「『しないの?』って聞いてみた」
今の奏のお母さんからの返答って、転校しない可能性の方が高いよねってかしなさそうだよね。
「『しないよ。するわけないじゃん。馬鹿なの?あほなの?』って来た。とりあえず帰ったら叩く。グーで」
何か奏が恐ろしい事を言っていたけど、無視。
でも、奏はそんなことよりも転校しないという事実が嬉しかったようで、目尻に雫を貯めている。
「じゃあ奏が聞いたって言うのは、どういう事?」
「ちょっと待ってね。…………『あ、聞いてたの? あれはお父さんが転勤するらしいのよ。それもイタリアに。でもお父さんイタリア語使えないのよ? だから今から猛勉強するんだって言ってこの前から張り切ってたわ。しばらくの間お父さんに会えなくなるわよ? 悲しいわよね?(歓喜) 大体5〜6ヶ月だって。あーお父さんがいないと悲しーなー(棒)』だって」
「それ悲しんでないよね喜んでるよねお父さん大事にしてあげて!?」
奏のお母さんかなり面白い人だなぁ。あ、奏のお母さんのインパクトが強すぎて忘れてたけど……
「てか奏さ」
「んー……?」
「『転校』じゃなくて『転勤』じゃん。『イギリス』じゃなくて『イタリア」じゃん」
「……てへっ」
「心配させやがってー!」
「ごめんて」
本当に心配したんだから。もう、奏に会えないんじゃないかって。……奏の恋の応援という重荷から解放されると思って喜んでなんか、無いんだからねっ!(腕を組んで頬を膨らませて)
なんか、ごめんなさい。
だが反省はしているが後悔はしていない。( ー`дー´)キリッ
もう一作品書くなら入れてください。ジャンルはコメディーがいいなー(/ω・\)チラッ
新しく小説リレースレ立てますか?
63:PINK△LMONADE◆7E 夏休み25日目:2018/08/14(火) 17:08立てるなら私が😛
64:GALAXY:2018/08/14(火) 18:07 いえ、まだ奏と黒瀬の物語が終わってませんよ。
あと悠馬が死んでn(ry
新しくスレ立てるときは是非やらしてください! コメディー(ラブコメでも)を希望です!(書きやすいしね)
悠馬死なないで…泣
66:GALAXY:2018/08/14(火) 18:57 それは全て神(筆者)次第。
でも悠馬死なないEndってどうやるんだろ。強引に病気治す?w
『なんか知らんけど治った。やったね夢乃! 結婚できるよ!』
『け、結婚!? ……それとその言い方やめて』
的な?wwww
めっちゃ強引やなwwww
68:美香:2018/08/14(火) 19:25 悲しいわよね?(歓喜) 大体5〜6ヶ月だって。あーお父さんがいないと悲しーなー(棒)』
ちょwwwwこれには笑ったわwwww
笑ってくれましたかw
ユーモアなお母さんですね。こんなお母さんなら笑いが絶えない事でしょう。お父さんがどうなっているのかは知りません。まぁ、話題の中心でしょう。
あ、それと余談だけど。奏のお父さんは家の中とか家族と、特に特定の人物といるときは胃薬を携帯しているそうな。
えwwwなぜかはあえて聞かないでおきます。www
71:美香:2018/08/14(火) 20:27 ひとまず、奏の転向騒動は一件落着(?)した。
それと同時に、私のスマホが鳴った。
「今から、公園に来れるか?」
悠馬からのメールが届いていた。なんか、嫌な予感がすろ。まさか、病気のこと?まあ…一応フラグはへし折っておこう。
「ごめん奏。私ちょっと用事」
「わかった。ホントは奏に渡したいものがあったんだけど…じゃあ、明日渡すね」
「………?う、うん…ごめんね」
奏の言葉に疑問を抱きながらも、私は急ぎ足で公園へと向かった
公園につくと、悠馬が待ちくたびれたような、不服そうな顔をして立っていた。
「あ、ごめん遅れて…」
「………ん」
悠馬は、不愛想に小さな紙袋を突き出してきた。
中に入っていた箱の蓋を開けると、小さなハートのついた、ネックレスが出てきた。
「え?くれるの?なんで?」
「………お前、マジで言ってんの?」
「?????………ああっ!今日、10月26日!私、誕生日じゃん!」
「おい…忘れんなよww」
悠馬のくれたネックレスに目を落とすと、今度は喜びと愛しさで涙が出てきた。
「お前ってさ…意外と泣くよな。昔っから強情で、意地っ張りで頑固で…ずっと前から一緒だったのに、いろいろ全然見てなかった」
「はあ?何よそれ!」
「ほら出たwwwそれだよ、それwww」
「も、もう…でも、ありがとう。私、すごい嬉しい」
笑顔を向けると、悠馬は優しく頭を撫でて、
「夢乃は―――――――笑ったほうが、可愛いんだからな」
頬が熱くなっていく。通り過ぎる車の音、風に揺れる木々の音…
ドキドキして全く耳に入ってこなかった。
だから私は――――――――これから起こることなんて…
何一つ知る由もなかった………
すみません誤字です。
嫌な予感がすろ→嫌な予感がする
です
ホントは奏に渡したいものがあったんだけど
↓
ホントは夢乃に渡したいものがあったんだけど
です。すいません
あ、転向も誤字ですwww
75:GALAXY:2018/08/14(火) 20:38 誤字は誰にでもあることなので突っ込みません。お、多いとか思ってないんだからっ!(自分の事を棚に上げて)
それと続け方がわかりませんw 何ですかあの終わり方。不幸でも起こすんですか?ww
私がその知らせを聞いたのは、クラスの友達からだった。
曰く、黒瀬君が喧嘩をした。
曰く、何故喧嘩をしたのかは誰もわからない。
曰く、本人は黙秘している。
曰く、相手も黙っているため、真相がわからない。
曰く、その喧嘩を見ている者はいなかった。
黒瀬君が喧嘩をするなんて予想だにしなかった。
事件は、私が悠馬からネックレスを貰い嬉しさうなぎ上りになった次の日。いつものように悠馬と昼休みにイチャイチャ(重要)していたところ、クラスの非リア(上から憐みの目で)に言われた。
私は悠馬と共に黒瀬君のところに向かった。手をつないで。場所は生徒指導室。幸い、親は来ていないらしいけど、とても心配だ。だから私は黒瀬君の所に向かう。悠馬と。手をつないで。
生徒指導室の前に着いた私たちは、扉に耳を付け、中の会話を聞こうとした。う、上に、悠馬のか、かかか顔が……!
『おい、俺に謝れ。お前のせいで怒られたんだろうが』
『いやだ。僕は暴力をふるったけど、元はと言えば君が悪い』
どうやら先生は居ないらしい。それは好都合だ。先生の前では言えないことを言ってくれると思うから。会話を盗み聞きっていけないことしてる気分。悠馬も同罪。
『俺のどこが悪かったんだよ?悪いところなんてないだろ?』
『ある』
『どこに?』
はてさて、黒瀬君が暴力をふるった理由は何だろな。
『君は───藤堂さんを好色な目つきで見てた』
『はぁ?』
「何言ってんだよ!そんなわけないだろ!?」
誰かはわからないけど―――――中にいた男子が声を荒らげた。
「いや。見てたね。君は気づいてないかもしれないけど…僕にはバレバレだよ?
もしも―――――夢乃ちゃんに―――――藤原さんに、手を出したら、僕が許さないからね…」
私と、悠馬と、黒瀬君と、中にいる男子生徒の「誰か」に謎の静寂が訪れた。
短い間だったけど…まるで永遠のようで。
ガラッ
黒瀬君が、ドアを開けた。
まずい。盗み聞きをしているところを、見られてしまった。
私と悠馬が石のようになって固まっていると、
「あ…えと…これにはわけが…・」
苦し紛れに言い訳を探していると、いきなり黒瀬君が私の手首をつかんできた。
そのまま、私を引っ張っていった。
「おい黒瀬!?どこ行くんだよ!?」
そんな悠馬の叫びもお構いなしに、黒瀬君はどんどん廊下を進んでいく。
「待って、黒瀬君…ねえ、どこ行くの?」
「………」
黒瀬君は、相変わらず無言のままだった。
「黒瀬君…、黒瀬君!」
私の問いかけに、黒瀬君が答えることはなかった。
>>>75
ええwwその通り、「何か不幸なこと」が起きますw
黒瀬君がらみで…
あとはこの小説の、展開次第ですねw
私が黒瀬君に連れられた場所は、忌々しいあの校舎裏だった。ここに来ると嫌な予感しかしないんですが。
「僕は、藤原さん。あなたが好きです。奏さん(苗字わからん)が僕の事を好いているというのを藤原さんから聞きましたが、それでも好きです。橋本と付き合ってるって知ってるけど、貴方が好きです」
ほら、やっぱり良くないことが起きた。私を困らせるってわかっておきながら、黒瀬君は言ってるんだ。でも、気持ちはわかる。『好き』って言う気持ちは、決して抑えていられる感情じゃないから。だから───
私は、その気持ちを粉砕する。
「は? ちょっとマジでウザイからそういうのやめて? 迷惑なの。わからない? あんたはおとなしく失恋してればいいの。それが嫌なら奏の事を好きになって好き合えよ。それに彼氏持ちの女の子に告白とかホントありえない。馬鹿でしょ。私が受けると思ってんの? 両思いなのに? どれだけ頭お花畑なの? ほら、早くどっか行ってよ。邪魔。邪魔なんだよ……っ!」
言っちゃった。いくら嫌われるためだとしてもこれは言い過ぎだよ……
「ごめん。わかった。もう、諦める」
黒瀬君は顔を俯かせ、肩を震わせながら私にそう言った。うん。これでいいんだよ。これで……私が黒瀬君に嫌われるだけで。それで、全部解決。
黒瀬君は、そのまま校舎の中へ入っていった。その瞳に浮かんだ雫は、忘れることにした。
「はぁ、友達一人失っちゃったなぁ……」
これで、いいんだ。なのに、黒瀬君の事が好きとかいうわけじゃないのに───
「後で悠馬に慰めて貰おうっと」
どうして、こんなに心が、痛いのかなぁ……っ
本当は―――あんな風に、言いたくなかった。
あんな風に、黒瀬君を突き放したいんじゃなかった。
罪悪感に浸っていると、私に一人の人物が近づいてきた。
円城寺芽依―――――クラス一の美少女だった。母の情報によると、家が世界的な大富豪らしい(卍^o^)卍ドゥルル。
そんな人がこんな平凡な私に何の用だろうか。
「ねえ―――――夢乃ちゃん」
「芽、芽依ちゃん…どうしたの?」
芽依ちゃんの顔には、優しい笑顔が浮かんでいた。その笑顔は、何か不吉なものを感じさせた。
「夢乃ちゃんって、悠馬君と付き合ってるんでしょう?」
「そ、そうだけど…」
「悠馬君の事、私に譲ってくれない?」
「へ?」
あまりに突然の事だったので、一瞬意味が分からなかった。
「私も、悠馬君の事が好きなの」
「待って。私はあなた以上に悠馬の事が好きだから。だから……譲るなんて、できない。」
「ふうん、そう。」
彼女は何かいい案でも思いついたかのように、口の端を上げ、にやりと笑った。それはお嬢様であることを感じさせないほど、不敵だった。
「じゃあ、さっきの事、みんなに言うからね」
「え?さっきって…」
「黒瀬君のこと。黒瀬君にあんなひどいこと言って傷つけて…それがバレたら、どうなるかな?」
芽依ちゃんが私を睨んでくる。
「みんな黒瀬君のこと好きだから、夢乃ちゃん―――ひどい目に合うかもね└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘チャッチャ」
「決めるのは――――夢乃ちゃんだよ?」
彼女はそう言い残し、去っていった。
悪女?登場
82:美香:2018/08/15(水) 16:45そういえば奏の名字どうしよう…
83:GALAXY:2018/08/15(水) 17:08人間関係が……w
84:GALAXY:2018/08/15(水) 17:09 「みんな黒瀬君のこと好きだから、夢乃ちゃん―――ひどい目に合うかもね└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘チャッチャ」
これは笑うwwww
だよねwww
86:美香:2018/08/15(水) 17:28└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘チャッチャ
87:美香:2018/08/15(水) 17:30 悪役の芽依ちゃんがいかに楽しそうにしているかww↓
みんな黒瀬君のこと好きだから、夢乃ちゃん―――ひどい目に合うかもね└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘チャッチャ
彼女は人の不幸が大好物なんですよw
芽依ちゃんは、私に言うことだけ言うと校舎の方へ去って行った。
私、悠馬と別れないといけないの? なんで? どうして? そんなの、いやだよ……
「で、私のところに来たって訳?」
「うん。どうすれば良いと思う? あ、勿論私は悠馬と別れたくないよ。相思相愛だもん」
「恋が実らない上にその好きな人が違う子の事が好きで思い悩んでる私にそれ言う?」
「それでさ、私も黒瀬君にあんなこと言っちゃったのも悪いと思うけど、でもどうしても私を諦めてもらわなくちゃ困るんだよ。だから幻滅するようなこと言ったのに〜」
「夢乃……そこまで私の事考えて───」
「だって悠馬とのラブラブカップルライフを邪魔されちゃうかもしれないんだよ!? それだけは絶対いやじゃん!?」
「ないんだねよーくわかったよ夢乃は悠馬君とイチャイチャできればそれでいいんだね」
いや、奏の事も大事だよ? ……悠馬の次くらいに。だからほら! そんなに思い悩まないの!
「奏ぇー! どうしよう……」
「はぁ……散々言われたのに協力するなんて私って、甘すぎるのかな。わかった、一緒に考えよう?」
「うん。奏に任せた」
「……ぇ?」
「いやー全部やってくれるなんて持つべきものは親友だね!」
「それ親友って言わないから辞書で調べるべきだよ」
「奏が考えてる間私は悠馬と───」
「どうせ甘々な時間を過ごすんでしょそうなんでしょ」
「黒瀬君をどう始末するか考えておくから」
「物騒なこと言わないで!」
「なんて冗談。どうにかして黒瀬君の好意を奏に向けられないか考えておくよ」
「冗談にしては酷すぎると思うし、好意を私に向けるって上から目線でちょっとイラっ☆彡と来るね」
もう、奏は欲張りだなぁ。仕方ないでしょ、ひどく振ったとはいえ今の黒瀬君がどんな心理状態なのかわからないんだから。だから頑張って意識を奏に向けようとしてるのに。
「そもそもツッコむの忘れてたけど自分の問題なのに何で私に全部任せるの? ちょっとくらい自分でも考えなよ!」
他人の不幸は蜜の味なんですね分かります。
90:美香:2018/08/15(水) 17:42そうですwww
91:美香:2018/08/15(水) 17:43 イラっ☆彡
おいwww
なんて言うかシリアスを悉くぶち破ってますね。
悪役登場は少し嬉しいかも。まぁ、物語的に『お嬢様・悪役』が揃うと恋敵に負けてハンカチ咥えてるイメージですねw
偏見ですが、異世界物ばかり読むので金髪縦ロールが頭をちらつきます。
奏の言葉にハッ( ゚Д゚)アライヤダ!!とした私。すぐさま奏に謝った。
「ごめん奏。奏って私よりしっかりしてるから、ついつい頼っちゃったんだ。そうだね、私も私なりに考えてみるよ。」
そういうと、奏はまんざらでもなさそうな表情をした。セーフ。
あの日から、3日が経過した。私は決心して、放課後、芽依ちゃんを呼び出した"ヘ('∇'〃)おぃで♪おぃで♪。
「で?それでどうするの?」
覚悟を決めたように話し出す。
「あ、あのね。私…やっぱり悠馬は譲れない。大好きだもん。ずっと前から…」
「ふうん、夢乃ちゃんの彼に対する愛は本物ってことね」
「でもそしたら、あのこと、言っちゃうよ?」
「いいよ――――それでも」
さんざん迷って、私の出した結論がこれだった。
芽依ちゃんは全く怯む様子もなかった。
「そう。明日からが楽しみね+゚ゎくゎく.+゚(o(。・д・。)o).+゚ぅきぅき.+゚」
「私――――後悔なんて、してないから」
私の堂々とした顔に、彼女は少しだけ驚いたような顔をして、教室へと戻っていった。
悪役でも、美少女ならまだ許せますよねww
彼女は黒髪ロングですwwww
気づけばもう94までいってるww
1000行けるかなーワクワク o(-ω-o)(o-ω-)oo(-ω-o)(o-ω-)o
私は決心して、放課後、芽依ちゃんを呼び出した"ヘ('∇'〃)おぃで♪おぃで♪
>>ノリノリじゃないですかやだぁ
「そう。明日からが楽しみね+゚ゎくゎく.+゚(o(。・д・。)o).+゚ぅきぅき.+゚」
「私――――後悔なんて、してないから」
>>この温度差よ
黒髪ロングは良いですね。うん。……某冴えない彼女の某腹黒先輩を思い出します(わかるかな)
1000行く前に人間関係壊滅状態ですって
翌日、学校へ登校した私は、教室へ入り、机に突っ伏した。
それからしっかりと授業を受け、昼休みになった。いつもなら悠馬といるけど、今日は黒瀬君に呼び出された。まぁ、用件はどうでもいい事だったけど。告白とかじゃないしね。
学校からの帰り道、私は頬に一粒の水滴を感じた。空を見上げると、丁度降り出したところだった。生憎、傘を持ってきていなかったので、大急ぎで帰った。
そして、待ちに待った週末の休日。私は悠馬と公園で待ち合わせしていた。昨日の内から今日のために洋服を考えて、これだ! と決めてすぐに着替えられるようにクローゼットの前に掛けておいた。
これからの事を考えると、とっても───
「よ、遅かったな」
「ごめん」
「じゃ、早速俺の家に行くか」
「え? そんな話聞いてないよ? それに、心の準備が……」
「今決めたからな。それに心の準備なんていらないだろ。今までも来たことあるんだし」
「そうだけど、そうじゃない……」
なんで、今日に限って悠馬の家なの?
そんな疑問を抱きながらも、私はおとなしく悠馬についていった。空はいつかのように黒く濁っていて、今にも泣きだしてしまいそうだった。
私が悠馬の家に着いたのは、あれから十分も経ってないくらい後だった。家の中に足を踏み入れ、悠馬のお母さんに挨拶しようと思っていたが、悠馬曰く今日は出て行ってもらったらしい。何それ。そんなに私と二人っきりになりたかったの?
悠馬の部屋に入り、私と悠馬は入り口から見て左斜め奥にあるベッドの下に座り、正面にあるテレビを見ていた。真横に悠馬がいて、心臓の鼓動が早まり、悠馬に聞こえていないか心配になった。だって、少し動けば肩がぶつかっちゃうんだよ?
テレビからコメンテーターの如何にも私知ってます風な弁論が流れながら、悠馬は私に語り掛けた。
「なぁ、夢乃。お前、泣きたければ泣いていいんだぞ?」
「泣かないし」
第一、泣く理由がない。うん。理由がないんだよ。それに恥ずかしい。
テレビは番組を切り替え、ドキュメントをやっているチャンネルで、止めた。どうやら野生動物の親子に密着してる奴らしい。
「ここは俺の家だから周りに聞かれて困る奴もいなし、親もいないから、存分に泣いていいんだ」
「だから……泣かないって」
そう、泣かない。私は、泣かない。泣いたら、ダメ。
私はテレビに釘付けになる。その画面を集中して、見る。
「ぇ……ど、どうしたの?」
「お前が頑固すぎるのが悪いんだ、バカ」
悠馬は、私を抱きしめてきた。ダメ……そんな事されたら、私、私……っ!
「わかってるから。全部、わかってるから。何年幼馴染だと思ってるんだよ?」
「悠馬……悠馬ぁ……っ!」
「よし、よし。泣け。好きなだけ。それで、全部話してくれ」
テレビはどうやら野生動物の赤ちゃんが奇跡的に助かり、芸能人たちがそれぞれ感想を言い合っていた。
さらに空は、とうとうその重みに耐えかねたのか、遂に泣き出してしまった。
そして、私は───芸能人にも、雨にも匹敵するほど、違う。それを遥かに上回る程。鼻を、耳を、頬を赤く染め、悠馬の胸の中で、号泣した。
か、書きすぎた……?
99:GALAXY:2018/08/15(水) 18:52因みに悠馬のお部屋は先ほど出た某先輩が出てるラノベの主人公の部屋がモデルです。
100:美香:2018/08/15(水) 19:39100おめでとうφ(。。*)カキカキ_φ(*゚゚)ノ[才×〒"├-]ペタッ
101:美香:2018/08/15(水) 19:39 >>>99
マジかww
「そう。明日からが楽しみね+゚ゎくゎく.+゚(o(。・д・。)o).+゚ぅきぅき.+゚」
「私――――後悔なんて、してないから」
これはやりすぎたwww
やりすぎでも面白かったからおっけー!
知ってますか?某黒髪腹黒変態先輩。黒髪はいいよね、うん。いや、金髪も捨てがたい……
でも一番好きな(萌えた)のはメインヒロイン
ああww
悪役も結構好きww
黒髪はいいぞ金髪もいいぞぉーーーー(歓喜)
106:美香:2018/08/15(水) 20:17 悠馬の体から――――優しい温もりを感じた。
辛かったことを包み隠さずすべて話した。
悠馬が私が一通り話し終わるまで、ずっと黙って聞いてくれていた。
「一人で悩むなよ。俺を頼れよ。もし今度何か円城寺に言われたら、俺に言え。ぶっとばすから(メ゚皿゚)凸」
言葉は乱暴だったけど、それでも悠馬の優しさを感じた。
翌日
今度は私が悠馬を家に招いた。
悠馬は病院に行ってから来るらしく、悠馬が来るのを今か今かと待っていた。
「………よぉ」
悠馬が来た。
浮かない顔をしていた。背筋に冷たいものが走る。
「俺が死ぬ日、検査でわかった」
「………」
「まだ、予定日だからな。様態によって早まったりするかもって」
「………で、いつなの?」
悠馬が死ぬという現実を、受け入れたくなかった。
でも、全部受け入れるって決めたから。
「…だいだい9月27日。でも、最新の技術で診断したから、ほぼほぼまちがいないだろうって」
その日は、奏の誕生日だった。
悠馬の余命ってあと一年弱ってことでだよね?
108:GALAXY:2018/08/15(水) 20:22どうしても悠馬を〇したいw
109:美香:2018/08/15(水) 21:09それなwwww
110:美香:2018/08/15(水) 21:10 余命は大体一年ですね
ラストは悠馬、○にます…w必ずwwww
悠馬は、パチンと手を打ち鳴らし、話題を逸らした。
「で、俺の余命が後一年弱なわけだが……何したい?」
「ナニって……///」
そりゃあ、ねぇ? デートしたいし、イチャイチャしたいし、ラブラブしたいし、キスしたいし、それに───まぁ、これ以上は控えておこう。これ以上は私が恥ずか死ぬ。
「……」
「なんだそのジト目は。私に何か言いたいことでもあるのか」
「言いたいことしかねーよ。なにお前って結構盛ってんの?」
「は、はぁ!? なわけないし! 何言ってんの!? この変態!」
「それは酷くないかね夢乃さんや」
そ、そりゃあ、したくないと言えば嘘になるけど、今そんなこと言わなくたって良くない!? そんな事を思ったが、悠馬の表情を見て、やめた。
きっと悠馬は、本気で言ってるんじゃない。悠馬は、私よりショックを受けていて、それを紛らわすために言ってるんだ。なら、付き合ってあげるのが彼女の役目、だよね。
「じゃ、じゃあ、悠馬は、したいの?」
「それは……」
どうよこの返し! 言い返せないじゃろ? 女の子にそういうことは言えないじゃろ? ん? ん??
「ほ〜れほ〜れ。言ってごらん? ねぇねぇ、私と、どうしたいの〜? ナ・ニしたいの〜?」
「っ……当たり前だろ! 好きな奴とそういうことがしたくない男なんていないし。何だ? 夢乃は俺としたいのか? どうなんだ?」
なにこれ。立場が二転三転するんですけど。私が一方的に優位に立つとかできないんですけど。しかもそういう雰囲気を出したらヤバいよぉ〜。ここ、私の家の私の部屋で今日誰もいないよ〜。
こういう時、どうすれば良いですか?
なんだこれ(混乱)……何だこれ(大混乱)
えぇ……こんな感じにするつもりなんてなかったのに……書いてたら手が止められませんでした。うん。自分は悪くない。悪くないんだよ。……自分は正しい!(洗脳完了)
次書く方、頑張ってください。どうにかシリアスなりシリアルなりコメディーなりに転向させてください。このままでも面白そうだけど。ジャンルが官能になるけど。
まぁ、頑張って!(キラーパス)
はーい└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘チャッチャ
114:美香:2018/08/15(水) 22:24頑張ります!
115:美香:2018/08/15(水) 22:41 「ふぉっふぉっふぉ。お主は何がしたいのじゃ?ほれ。言うてみい。」
私は何がしたかったんだろうか。自分でもわからない。
「………あーもう!」
悠馬はあきらめたような顔をした。そして――――――私のほうに顔を近づけた。
え?ちょ、ちょ、ちょ…待って…心の準備が…
なぜか目をつぶってしまった。そして、次の瞬間…
悠馬にデコピンされた。
「俺をからかった仕返しだw」
悠馬が無邪気に笑いかけた。そんな顔されたら、怒れないじゃん…もう、悠馬のバカ…
そして、耳元で、
「今度、ちゃんとしような」
そう囁いた。
翌日。今日は月曜日。芽依ちゃんの事を考えると、少し緊張した。
長く息を吐いて、教室に入ると、芽依ちゃんは、まだ来ていなかった。
「あ、夢乃ちゃんおはよう」
クラスメイトが声をかけてくれたので、少し安心した。
あいさつもそこそこに自分の席に戻ると、私はぼんやりと頬杖をついて、昨日の余韻に浸り始めた。
それを遮るように、私のスマホが鳴った。メールが一件。黒瀬君からだった。うんざりしながらも、屋上へと向かった。
「ねえ、夢乃ちゃん。今日こそ、僕の話、聞いてほしいんだけど…」
「め・い・わ・く・で・す・!」
「聞いて、夢乃ちゃん。僕…」
「やめて!迷惑なの!あっち行って!」
こんな風に言いたいんじゃない。それなのに、止められなかった。
「どうして夢乃ちゃん、そんな風に言うの?」
私はしばらく考えた。なぜだろう。長い沈黙の後、私は呟いた。
「…だって、君に嫌われたいから」
そういえば小説のタイトルどうしよう
117:美香:2018/08/15(水) 22:43 「だって、君に嫌われたい」
これそのまま使っちゃいましょうかwwwタイトルにw
それ悠馬じゃなくて黒瀬がメインっぽいですよww
119:GALAXY:2018/08/15(水) 22:48 そして噂を広めていない芽依ちゃんwww
なんだかんだ優しいのかなw
まぁ、事情を聞いた悠馬が何かしてそうだけど。
それよりも今度ナニとは言わないけどするのかぁ……。尚、その時悠馬はしn(ry
最近BLACK△ULZZANG◆7E さん見ないですね
121:GALAXY:2018/08/15(水) 22:48そうですねー
122:美香:2018/08/15(水) 22:49 >>>119
その時悠馬はしn(ry
ちょwwちょwwちょww
このスレってどれくらいの人が見てるんだろ。
124:美香:2018/08/15(水) 22:501000までいかない気がする…(フラグ)
125:美香:2018/08/15(水) 22:50思ったww
126:美香:2018/08/15(水) 22:51あんま見てなさそう…
127:美香:2018/08/15(水) 22:51 >>>118
ですよねww
他にいいタイトルあります?
まぁ、自己満足小説でも誰も見てなくても、楽しければオールオッケー!
≫124
まぁ、夢乃をヤンデレ化すれば何とか……いかねぇな、うん。
しちゃう?ヤンデレにしちゃう?ww
130:GALAXY:2018/08/15(水) 23:00しても良いけど書ける気がしないw
131:匿名:2018/08/16(木) 00:42頑張れ
132:匿名:2018/08/16(木) 00:42私は小説下手なので参加はしませんがいつも見てます!
133:GALAXY:2018/08/16(木) 10:33 美香さん!見てくれてる見てくれてる人がいましたよ!
自分も小説書くの苦手なんですがねぇ〜……まぁ、頑張ります!
>>120
こんちゃ
こんにちはー└(・∀・)┐
136:美香:2018/08/16(木) 15:14 >133
おっしゃ
頑張るぜオオオォォォ!!(ノ゚□゚)ノ・・・εミ(ο_ _)οドテッ…
さて、いい加減続き書きますか……
138:GALAXY:2018/08/16(木) 16:01 違う。私は本当に嫌われたい訳じゃない。でも、そう言わないと、何も解決しないから。
「どうして、嫌われたいの?」
黒瀬君は、そんなことを聞いてくる。私だって、できることなら嫌われたくないし仲良くしていたい。だけど、それは、できないから。
私には悠馬がいるし、黒瀬君が私と付き合うと、奏を、悠馬を悲しませちゃうから。だから、悠馬君には私に絶望してもらって、一切の関係を切って、新しい恋に向かって言って欲しいの。具体的には、奏の方へ。
「できれば言いたくなかったんだけど、仕方ない、か……」
突然黒瀬君がそんなことを言った、一体何を秘密にしていたのだろう。
「藤原さん。陰で悪口言われてるの、知ってる?」
「え……」
黒瀬君から発せられた言葉は、私にとって少し予想外だった。あの事を広められる覚悟もしていた。でも、今まで何もなかったから芽依ちゃんの事はブラフかと思った。
でも、でも……陰で広めてた。それは私に、私の心に深く大きく突き刺さった。
陰で言われるくらいなら正面から言われる方が良かった。直接言われた方が気が楽だった……!
「僕は、そんな藤原さんを、見ていられないんだ……っ」
私の耳がその声を聞いた直後、私は温かさに包まれた。……黒瀬君が、抱きしめてきたのだ。
その日は、それで終わった。───そう、締めくくりたかった。
なんと黒瀬君は私を抱きしめたまま校舎の方へ進み、私を壁に押し付けた。さらにその恐怖から縮こまらせている私の足の間に黒瀬君は、彼の足を入れてきた。
私は何をされるのかわからず恐怖に目を潤ませた。
黒瀬君は私の顔の前に自分の顔を持ってくると、段々と近づけてきた。そこまでされれば、分からない訳がない。黒黒瀬君は、私を───
「夢乃っ!」
私がその声を聞いたのは、きつく目を瞑り、感覚的に後数センチほどで接触してしまう程のところまで黒瀬君の顔が近づいた時だった。
───助けて、悠馬ッ──────
>>138
誤字です。黒黒瀬君って誰ですかね……?
黒々しいなww
141:美香:2018/08/16(木) 16:57 悠馬が私を助けるより先に――――黒瀬君が、私の唇に自分の唇を重ねた。
ショックだった。悠馬以外の人と――――してしまった。
私は黒瀬君を突き飛ばした。
「ねえ…何してるの?ふざけないでよ!」
辛いような、苦しいような、痛いような―――――めちゃくちゃな感情が、胸の中で渦を描いていた。
「黒瀬。お前…俺の彼女に手え出すんじゃねえよ!」
悠馬が…黒瀬君を殴った。今まで見たこともないような、すごい形相で。
私は耐えきれず、その場から走り去った。
教室に入ると、クラスメイトが心配して、声をかけてくれた。
でも。本当は――――陰で皆私の悪口を言ってるんだ…
私は勉強をしていた芽依ちゃんに近づくと――――…ノートを切り裂いた。
悲鳴が上がる。でもそんなこと、どうでもよかった。ただただ怒りにのまれて、私は狂ってしまった。
それを見かねた奏が私に近づいてきて、手を伸ばしてきた。
私はその手を振り払った。
奏も、黒瀬君も、芽依ちゃんも―――――…みんな同じ目で、私を見ていた。
蔑むような、目つきで。
悠馬だけが、私の唯一の生きる希望の光だった。
もう私は、人を信じることができなかった。
展開がすごいシリアスな状態に…
143:GALAXY:2018/08/16(木) 17:11 ちょww人間不信www
黒瀬……罪な男……っw
てか休み時間も勉強するとか優等生すぎるww
145:美香:2018/08/16(木) 17:14 >>>51
ずっと気になってたんですが…
蜂蜜と餡子とガムシロップと砂糖と生クリームを混ぜ合わせた物
ってどんな味なんですかね…ww逆に食べてみたいですww
そろそろ手におえないんだけどww
……夢落ちにしようそうしよう(錯乱)
夏休みがもう終わるエーン!o(TヘT o) 。 o ○ ((゚ー゚。)クス嘘泣き♪)
24日から学校だwww
>>145
多分その後に出されたコーヒーが苦く感じないくらい甘いはず
人間関係がやばい
150:美香:2018/08/16(木) 17:17 >>>148
ああ…(察し)
芽依ちゃんは学年トップなんですよww
152:GALAXY:2018/08/16(木) 17:17 そう言えば美香さんって幾つですか?(中学生?)
ちな中三です。勉強してない(冷や汗&あきらめの微笑み)
性格は…まあ、うん。
154:美香:2018/08/16(木) 17:18私は高1ですよー^^
155:GALAXY:2018/08/16(木) 17:18 まじすか
先輩ですね
勉強したくないwww
157:GALAXY:2018/08/16(木) 17:19常々思っていますww
158:美香:2018/08/16(木) 17:19今日も12時まで爆睡
159:美香:2018/08/16(木) 17:19パソコンで書いてます
160:GALAXY:2018/08/16(木) 17:204時まで起きて、そこから10時まで寝てました。久しぶりにオールできました。満足
161:GALAXY:2018/08/16(木) 17:20自分もです
162:美香:2018/08/16(木) 17:20 けっこう古いので、
すまほと変換しても、ス真帆になるんですよねえ
スマホ打つよりパソコンの方が楽だったり……
164:美香:2018/08/16(木) 17:21実際に黒瀬君みたいな人がいたらどうしようwww
165:美香:2018/08/16(木) 17:21ぶっちゃけ、楽ですね
166:美香:2018/08/16(木) 17:22まあ私は恋愛経験ゼロですから(ドヤ)
167:美香:2018/08/16(木) 17:23最近運悪いんですよねー
168:GALAXY:2018/08/16(木) 17:23 >>166
自分もですよww
ちな性別は?
自分は男です。まぁ、いいところなんてありません。あったら恋愛経験ありますよ……
イヤホン壊れたり、ハードディスク壊れたり…
170:美香:2018/08/16(木) 17:24すみません女ですww
171:GALAXY:2018/08/16(木) 17:24 >>169
い、いつかいいことあるよ……(震え声)
女の方だと思ってました…w
173:美香:2018/08/16(木) 17:25う、うん。いいことあるさ(白目)
174:GALAXY:2018/08/16(木) 17:25 >>170
謝らないでください!w
>>172
違いますよー
不細工なコミュ障にわかヲタクですよー
>>174
恰幅のいい体型というのも追加でw
……いいところどこにもねぇ(絶望)
アニメとか好きですか?(ワクワク)
177:GALAXY:2018/08/16(木) 17:34 >>176
勿論じゃないですかw
私はとにかくチビですね。
152cmという…
よく中学生、たまーに小学生にまちがえられます
あとメガネですねww
180:GALAXY:2018/08/16(木) 17:36 >>178
良く覚えてないけど160はあったはず。
おお…(感激)
182:美香:2018/08/16(木) 17:37おなかすいた
183:GALAXY:2018/08/16(木) 17:37 >>179
メガネっ子は良いですよね〜
いつもは眼鏡かけてないけど家では眼鏡かけてるとかもう……
何のアニメが好きですか?
185:GALAXY:2018/08/16(木) 17:38 >>184
う〜ん。冴えカノとかノゲラとかですかね。
てかこれ雑談スレになってやがる……
だんだん小説じゃなくて交流になってる…ww
187:美香:2018/08/16(木) 17:39ラブライブとかバンドリとかアイナナとかごちうさとかいろいろ好きです
188:GALAXY:2018/08/16(木) 17:39 >>186
だって人間不信ですやん主人公。もうゲームオーバーでは?w
あんスタも好きですね
190:美香:2018/08/16(木) 17:40ああww
191:美香:2018/08/16(木) 17:41無理やり黒瀬君としてしまったのは夢でした☆的にするかww
192:美香:2018/08/16(木) 17:41続きを考えようか…
193:GALAXY:2018/08/16(木) 17:41 >>191-192
無理やり夢落ちエンド☆彡
いや、でもリアルのほうがおもしろいし…(葛藤)
195:美香:2018/08/16(木) 17:43夢落ち…しちゃう?
196:GALAXY:2018/08/16(木) 17:43 >>194
それなら人間関係面倒くさいし……
もう200いくじゃんww
198:GALAXY:2018/08/16(木) 17:44 >>195
夢落ち強制エンドでは、悠馬の設定や黒瀬、奏とどうなっているのかがリセットできますw
じゃ、夢落ちで☆
あとよろしくー(逃げ)
書き逃げww
201:GALAXY:2018/08/16(木) 17:45 >>199
あ、ちょま…w
しかも200レス取られたー!?
知ってました?142レス目からずっと雑談ですよw
203:匿名:2018/08/16(木) 19:36ほんとやわ笑笑
204:GALAXY:2018/08/16(木) 20:44 朝、私は朝日に照らされ、気持ちよく目が覚めた。───訳がない。
目を覚ますと嫌でもわかるくらいに寝巻が湿っていた。漏らしたとかそういうことじゃない。寝汗だ。私は、人を信じることが出来なくなった。でも、唯一家族以外でも信頼できる人がいた。誰でもない。私が大好きな悠馬だ。
悠馬は、私を嘲笑いもせず、蔑みもせず、私を受け止めてくれた。もう、私は悠馬がいないと生きていけない体になってしまった。
私は、どこまでも底なしに沈み続ける心を無理やり、強引に引っ張り上げ、学校に登校した。
靴を履き替え、教室へ向かう。周りの友達と話している人たちが皆私を嘲笑しているように見える。
教室の前までついた。意を決して扉を開け、中に入る。
幸い、机に落書きされているとか、中に得体の知れない物が入っていたり、椅子に画鋲があるということはなかった。
そして、授業が全て終わり、下校の時間になった。私は、顔を俯かせながら靴を履き替え、すぐさま家路についた。───悠馬の、家の。
悠馬の家に着いた。インターホンを押す。すぐに悠馬が出た。私は中に入った。
悠馬の部屋の前に着いた。扉を開ける。悠馬がいた。私は無言で中に入った。座った。悠馬の隣に。
悠馬は……。悠馬、は……。ゆ、悠、馬、は……。……。…………。
「ねぇ、悠馬」
「……いいよ」
「ありがと」
何が、とは言わないし言われない。悠馬は、学校で私がどんなだったか知ってるから。だから私は───
「ゆうまぁ〜……わ、私、何か間違ってたのかなぁ……っ
わからない。わからないよぉ……っ
わ、私、───悠馬絵を好きなっちゃ、だめ、だったの……? ゆうまといたら、だめ、なの……っ?」
ゆうまは、わたしをだきしめてくれた。やさしく、やさしく。なだめるでもなく、わたしを、ゆうまのむねでなきさけぶわたしを、ゆうまはうけとめてくれた。
―――私は、私にはもう、家族と悠馬下頼れる人がいない。でも、最低でも奏とは、仲直りがしたい。悠馬に、相談してみよう。人任せで、自分勝手で最低だけど、私のは、もうどうすれば良いのか、分からないから………………
パス!
206:GALAXY:2018/08/16(木) 20:46 >>200
逃がさないぜww書き終わるまでは、なwwwww
あばばばばばばばばばば
208:美香:2018/08/16(木) 21:11 ゆうまは、わたしをだきしめてくれた。やさしく、やさしく。なだめるでもなく、わたしを、ゆうまのむねでなきさけぶわたしを、ゆうまはうけとめてくれた。
これはあえてひらがな?
>>208
そうです。泣き叫ぶ夢乃の上手く思考がまとまらない感を出してみました。(やり方知らなかったのはナイショ)
>>208
その前の凄く短い文を沢山書いたのも追い詰められてる夢乃を表現するめだったけど、わかった?(不安げな表情で)
ああ、そういうことね!完全に理解したw
212:美香:2018/08/16(木) 21:55 >>208
青くならないww
あ、なった
214:美香:2018/08/16(木) 21:56>>>212
215:美香:2018/08/16(木) 21:56あれ?青くならんw
216:美香:2018/08/16(木) 21:56 >>>215
なぜ?
悠馬が一緒にいてくれると、安心する。まるで、呪縛から解き放たれたようで。
私は、悠馬が好き。ううん、大好き。悠馬を1番に愛したいし、悠馬に1番に愛されたい。悠馬の――――1番になりたい。
悠馬がいてくれたら、どんなことにも立ち向かっていける、そんな気がしたから。
翌日。いつものように重い足取りで学校に行く。奏とは、まだ話していない。
自分の席に座り、徐に教科書を開いてみる。するとその時、私のスマホが鳴った。
黒瀬君から、メールだった。苛立ちながら、メールボックスを開く。
「夢乃ちゃん、どうしたら、僕のこと見てくれますか?」
私はすぐさま返信をした。
「だから、私は悠馬と付き合ってるの。いい加減、あきらめて」
「ごめん。あきらめれない。橋本君のこと抜きで、僕の事考えて」
うんざりして、スマホの電源を切った。
「…ねえ夢乃。話があるの」
奏だった。私は何も言わずに奏についていく。
空を見上げると、久々の晴れだった。
「あのね、夢乃。落ち着いて聞いてくれる?」
そういう奏に、少し疑問を覚えた。
「私、悠馬君が好き」
「は?」
唐突な奏の言葉に、私は目を見開いた。
「確かに、夢乃を悠馬君に近づけたのは私だけど――――――それで、気が付いた。」
奏は意を決したように、口を開いた。
「私も、悠馬君が好きなんだってことに…」
修羅場キターーーーーーーーーーーーーーーキタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
219:GALAXY:2018/08/16(木) 23:07 >>218
修羅場って読んだり見たりするの楽しいし面白いですよね。
……自分は絶対に当事者になりたくないですけど。そもそも修羅場になるような女友達すらいませんが(自傷)
「なんで……奏は、黒瀬君じゃなかったの?」
私の口から出たのは、それだった。怒りでもなく、純粋な疑問。
「そうだよ。……ううん、そうだと思ってた。でも、夢乃と悠馬君の惚気話を聞くたびに心が締め付けられるように痛かった」
奏は、その時を思い出したかのように顔を顰め、私に告げる。
「夢乃……私は、悠馬君を譲ってほしいわけじゃない。でも、私が勝てる見込みなんて全くないとわかってるけど、私は。あなたに、───悠馬君の彼女であるあなたに言う。私は、全力で悠馬君を堕とす。だから……身勝手だってわかってるけど、私は、貴方のライバル。私にとられないように頑張ってね?」
妖艶に微笑んだ奏は、そのまま踵を返し、校舎へ入っていった。それを茫然と身を繰りながら私は……
「か、彼女って言われた……。あ、そう言えば私が黒瀬君に襲われてる時に悠馬も『彼女』って言ってくれたなぁ。……あぁ、思い出しただけで身震いするくらいカッコイイ……」
まぁ、イロイロ残念だろう表情で身をよじらせていた。
「だから、奏に悠馬を取られるわけには……これってNTRだよね?そういう展開もありっちゃあり、かな?あーあ、異世界に飛ばされないかなー」
私の頭もすでに手遅れらしい。自分で気付くほどには。
短かったなぁ。
シリアス展開をぶち破る夢乃。これからの展開に乞うご期待!(プレッシャー)
何この展開www(これから暫くこの小説見させてもらいます。書きたいときに書くかもしれないんで〈超絶文章書くのが苦手w〉一応宜しくお願いします。)
223:GALAXY:2018/08/17(金) 01:00 >>212-216
安価は半角で『>>』打って数字ですよ
>>223
補足で『-』(半角の延ばし棒)を使ってつなげると複数リンクが貼れます。
葉っぱガイドのサイトポリシーに入って特殊機能紹介にかいてあります。
>>222
何でしょうね、この展開w
書いてて意味わからないですw
最初らへんから見てましたけどもうカオスですねw これが終わって新作?があるのなら是非参加させて頂きたいですw
227:GALAXY:2018/08/17(金) 01:17 できれば早くこの小説終わりにして新しくしたいですねw もうカオスすぎて……(こうした張本人が何か言ってる)
この小説の題名は『混沌【カオス】』とかどうです?(真顔)
いいですな(大真面目)
229:Rika◆ck:2018/08/17(金) 09:46 「あ、異世界に飛ばされちゃった〜」
「えっ悠馬も? じゃあ二人きりじゃんやったー。病気は?」
「神様が治してくれたぜ」
END
……すみませんふざけました笑
あ、これただのふざけた案で続きじゃないです笑
231:匿名:2018/08/17(金) 09:55滑ってるぞ
232:Rika◆ck:2018/08/17(金) 11:20 思ってても言わないでくださいな(白目)
私は多分次作品から参加させてもらうので気にせず続けてください……笑
続き書くぞ!!!
234:PINK△LMONADE◆7E 夏休み28日目:2018/08/17(金) 15:33 奏、ずっと応援しているんだと思ってた。私も黒瀬くん取っちゃったけど、そのあともまた、奏のことを応援した。それなのに…私が黒瀬くんと付き合っていたころ奏はこんなに心が痛かったのかな。
私は家でずっと考えていた。もしもこのタイミングで神様がやってきて「願いを一つだけ叶えてあげます。」と言ったら、私、絶対「異世界にぶっ飛ばして下さい」って言うのに。
私はベッドに入った。あれこれ考えているうちに、いつのまにか夜の10時半を回っていたから。
私は眠りについた。自分がふわふわ浮かんでいる感じがした。すごい夢だな。
そんなことを思っていると、後ろから猛烈に走ってくる人がいた。私の後ろにまで走ってくると、バックハグをしてきた。
「ようこそ異世界へ」
!!!?
恋愛じゃなくてふぁんたじーになってきてるwww
236:美香:2018/08/17(金) 17:07 >>>227
『混沌【カオス】』
いいですね!(真顔)
おお!青くなった!(感涙)
ありがとうございます!
続き書くかww
239:GALAXY:2018/08/17(金) 17:12 恋愛(シリアス)→恋愛(コメディー)→ふぁんたじー まさにカオスww
300くらいでSFにでもなるんですか?w
ワンチャンヤンヤンした夢乃VS他の人(芽依とか)のアクション?ww
241:大谷刑部:2018/08/17(金) 17:26夢乃はパニックになった。「だ・・誰よあんた‼」 すると抱きついた人・・いや、よくお伽噺に出てくる仙人のような人が私に囁いた。「君は異世界に飛ばされたいと思っていた・・違うかい?」 まぁたしかにそうだけどさ・・ と思ってたらまた仙人が話しかけてきた。「夜12時までに結論は出してね」
242:大谷刑部:2018/08/17(金) 17:27>>241夢落ちにでもしといて(責任転嫁)
243:GALAXY:2018/08/17(金) 17:29 >>242
シンデレラがもし自分だったらとか言う夢ですが?ww
夢の中の夢だった・・?(混乱)
245:匿名:2018/08/17(金) 17:37 異、異世界――――!?
私、遂に異世界生活始めちゃうの????(某アニメでそういうのあったよね)
呆気にとられといると、私にバックハグをしてきた、黒いタキシードを着た案内人らしき人が、怒涛のごとく話し出した。
その話を呑気に聞ける余裕すら、今の私には存在しなかった。
夢?夢なら早く醒めて―――――…
異世界に行きたいと願ってはいたけど、やはり異世界は奇妙に感じた。
気が付くと、案内人の姿は消え、広い広い高原に私一人だけが佇んでいた。
時折吹く風が、私の長い髪を揺らす。
空が闇に変わり、轟々と音を立てている。その闇の中から、無数の魔物らしきものが現れた。
予想以上の展開に驚いた私は、ただただその一部始終を眺めることしかできなかった。
醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ―――――
何度も唱えたけど、なかなか夢は終わらない。
魔物が、私に向かった飛んでくる。もう駄目だと思ったその時、悠馬の顔が脳裏に浮かんだ。
悠馬に恋をして、様々な感情を味わった。
喜びに、幸福に、悲しみに、安心に、恨みに、妬みに、嫉妬に、怒りに、そして、愛情。
全部、悠馬がいてくれたから。どんな私でも、悠馬はいつだって真っ直ぐ正面から受け止めてくれた。
「ありがとう…悠馬」
そう呟いた私を、眩しい光が包み込んだ。
そしてそのまま、私は意識が遠…の………いて…いっ………た………
異世界もの書くの楽しい
247:美香:2018/08/17(金) 17:40某アニメとは、皆さんお分かりいただけただろうか。
248:GALAXY:2018/08/17(金) 17:42 夜まで待つ必要はない。だって、もうどうするかは決まっていたから。
「帰してください」
「……それで、いいだね?」
「はい。ここには私以外知り合いがいませんから。それに、ちゃんと結論を出したいから」
「わかった。しっかりと出すんだよ」
専任之うような人は私にそう告げると、霧のように消えていった。それから間もなく、私の意識も沈んでいった。
私が起きたのは、今まで何度も見たことのある自分の部屋の天井だった。どうやら、さっきのあれは夢だったらしい。
私は急いで着替え、走った。結論を出すために。自分の考えを伝えるために。正々堂々、私有利な条件で戦うために。
既に足が悲鳴を上げている。寝起きに激しい運動はやっぱり厳しかった。でも走る。走って走って走る。呼吸もままならないまま、目的地までついた。
私は乱れた呼吸を整え、さらに気持ちを整理する時間を取ってから、意を決してインターホンを押した。すぐに返答が来た。名前を告げ、外に出てきてもらう。
果たして、未だに寝間着姿で私が会いたい人が出てきた。
「おはよう。朝早くにごめん。でも、どうしても言いたかったから、言いに来た」
「……」
「私、決めたよ。その勝負、受けて立つ。精々頑張って足掻いてね。どうせ勝てないだろうけど」
私は自分でもわかるほどに口元を歪め、相手を見据える。それに対し、相手は驚いたような表情を一瞬作り、私と同様唇を歪めた。
……勝負だよ、奏───
あれま、かぶっちゃったww
250:GALAXY:2018/08/17(金) 17:45 >>247
どこぞのゼロから始める奴しか出てこねぇ
それですよ(笑)
252:美香:2018/08/17(金) 18:08カブっても気にしない♪
253:GALAXY:2018/08/17(金) 18:11 >>252
どっちにします?
それとも『私が起きたのは〜』からつなげる?
https://www.pinterest.jp/pin/409546159847551925/
255:美香:2018/08/17(金) 18:12どっちでもいいですよーww
256:美香:2018/08/17(金) 18:12いくらレムりんの頼みでも、勉強はしたくない。(キメ顔)
257:美香:2018/08/17(金) 18:15 >>>253
私が起きたのはー…から繋げようか
>>255
次の人に任せよう!(丸投げ)
>>256
いくら可愛いヒロインの頼みでも勉強はしない(ドヤ顔)
ですねwww
260:美香:2018/08/17(金) 18:171000万円くらいくれるなら勉強するか考える。
261:GALAXY:2018/08/17(金) 18:18 >>260
1000万貰えるなら勉強せずに慎ましやかに生きる。(どうしても勉強したくない)
おいwww
263:GALAXY:2018/08/17(金) 18:27 >>262
楽なのが一番ですw
僕がテスト勉強をしないことで誰かの順位が上がる
∧_∧
( ・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄
僕はそういうことに喜びを感じるんだ
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< 勉強の邪魔だから静かにしてくれる?
_φ___⊂)__ \_______________
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|愛媛みかん|/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>263
僕が勉強しないことで受験に受からなそうな人も受かるかもしれない。
ふぅ……僕はなんて善人なんだ。
(⌒) ピッ
/ ̄ ̄| ∧_∧
| ||. | ━⊂(・∀・ )
\__| ======== \
| | /※※※※ゞノ,_)
 ̄ ̄ ⌒~⌒~⌒~⌒~⌒
普段の私。
朝から晩までTV三昧
>>266
何気にAAって初めてだw
さてそろそろ続きを…(チラリ)
270:GALAXY:2018/08/17(金) 18:34 >>269
さ、最後に書いたし……(震え
だ、誰も書かないの……?
272:大谷刑部:2018/08/17(金) 20:05展開がもう・・ね?
273:GALAXY:2018/08/17(金) 20:10 >>272
それでも書いてこそクリエイター、創造者では?(自分を棚上げ)
そろそろ書くわww
275:美香:2018/08/17(金) 20:45 ピピピピピピピピ…
朝を告げる目覚ましの音で、私は目が醒めた。
夢だとわかってはいたけど、現実の世界に戻れて安心した。
ああ、今日も学校に行かなくちゃ。
奏に会うのは正直辛かった。奏の顔を見るたびに、悠馬の顔がちらつく。
憂鬱に感じながらも、私は今日も悠馬に会うため学校に行く。
ただ、それだけのために…
学校につくと、悠馬がもう来ていた。悠馬に近づこうとした私は、すぐさまその足を止めた。
奏が、悠馬と話していた。それも、楽しげに。
私が立ちつくしていると、悠馬が私に気が付いた。
そして、いつも通りの笑顔で私に挨拶した。
「夢乃。おはよう。今な、城崎(奏の名字)と話してたんだよ。
城崎、女子なのにけっこうバスケに詳しくってさ―――…」
奏と目が合った。勝ち誇ったような表情を浮かべていた。
「奏ともう話さないで」
なんて、言えなかった。
そんなこと言ったら、嫌われる気がしたから。
悠馬は優しいから…だから、尚更言える気がしなかった。
零れ落ちそうになる涙をこらえながら、私は悠馬の席から離れた。
そこは、私だけの場所だと思っていたのに…
悠馬は女子にも結構人気があった。
誰からも好かれる悠馬…それも、才能だって…
分かってたはずなのに。今日は…どうしてそれが…そんなに辛いの?
悠馬への想いが―――――溢れ出す。
その「好き」を抑えられずにはいられなかった。
しろさき かなで
城崎 奏
奏の本名。
今さらですがw
>>276
なんと奏が登場したの9レス目w
265レスの末、本名発覚wwwおっそwwww
あ、あはww
279:GALAXY:2018/08/17(金) 21:09 一時間目が終わり、休み時間に入った。私は神速で授業の片づけを済ませると、悠馬のもとへ向かった。
悠馬の所には幸い奏がいなかった。
ふぅ……満足。あの後私と悠馬は楽しく、それはもう楽しい×数十倍の時間だった。奏の方を向いてドヤ顔を決めておいた。あの時の奏の顔をカメラに収めておきたいくらいに傑作だった。思い出しただけでも涙が……
その次の休み時間からは、激しい攻防が続いた。私が話しかければそれに付随して奏が話しかけ、奏が話しかければ即座に私の会話に割って入った。
私の奏を見る目、奏の私を見る目は同じ色をしていた。つまり、ライバルを見る目。
私は奏に負けないよう、精一杯頑張った。悠馬の頬が引き攣るくらい激しい戦いを続ける。
力尽きた……女の戦いってどう書けばいいんだよ……
281:美香:2018/08/17(金) 21:15女の敵は女です
282:GALAXY:2018/08/17(金) 21:17 >>281
は、はぁ……w
学生の敵は勉強です。
時間との戦いです。お金とも。(趣味を続けるって難しいよね)
翌日。
今日はいつもより早く教師がクラスに入ってきた。
悠馬ともっと話したいのはやまやまだったが、諦めて席に着いた。
「今から、再来週の研修についてのプリントを配ります。」
毎年、中学二年生は、この時期に二泊三日で大阪に行く。
日本の古来からの歴史や文化を学ぼうというなんとまあ典型的なパターンだった。
「グループは先生のほうで割り振りました。」
その声に、クラスから落胆の声が響く。
悠馬と、同じだといいなと少し期待を抱いていた。
手渡されたプリントを、私は食い入るように見つめる。
自分の名前がなかなか見つけられないので、若干イライラしてきた。
「…あった」
藤原夢乃
そのすぐ下には、
橋本悠馬
と書かれていた。私は天まで飛び上がりたいほど有頂天になっていた。
しかし、その喜びもつかの間の幻。次の瞬間、私は絶望を覚えた。
藤原夢乃
橋本悠馬
円城寺芽依
城崎奏
最悪としか言えないメンバーだった。
いつもなら、奏が一緒だったら、すごく嬉しかった。
だけど今は、それを素直に喜べなかった。
あーあ。せめて男子があともう一人いればなと不満をぼやいたが、私のクラスはじょぢよりも、男子の数が少ないので、仕方のないことだった。
芽依ちゃんも、奏も、私も。皆が悠馬を好き。
こんな状況に、私は耐えられるのだろうか。
なんとなく悠馬のほうを見ると、悠馬は私に笑顔を向けた。
その笑顔が、少し弱弱しく見えたのは――――気のせいだろうか。
すみません
じょぢではなく女子ですww
ハーレム展開w
おい悠馬、そこかわれ。金は……口座に振り込んでおくから通帳と暗証番号を。
実は悠馬もフランスに別荘があるそうですよ。
287:美香:2018/08/17(金) 22:42ハーレムは…ツライwww
288:GALAXY:2018/08/17(金) 22:43せめて黒瀬いたら楽しそうw
289:大谷刑部:2018/08/17(金) 22:44何だかんだで学校も終わって放課後。帰る準備をしていると、私の恋のライバル「奏」が話しかけてきた。「再来週が楽しみだね」まるで悪魔のようににたりと笑いかけてきた。「研修だからって気を抜いてると盗られちゃうよ〜」意地悪く話しかけてきた。「誰がなんと言おうと私と悠馬は恋人同士だから‼」私ははっきりそう言った。運命の日まであと二週間・・まさかあんな結末になるなんて・・
290:大谷刑部:2018/08/17(金) 22:45>>289一応書いた。反省はしている後悔はしていない。
291:GALAXY:2018/08/17(金) 22:46 >>290
待ってw変なフラグ立てないでぇw
よし、あいつをああしよう
????なんだなんだww
293:大谷刑部:2018/08/17(金) 23:02>>291期間が空いているとフラグを建てたくなるんだ(本能的に)
294:GALAXY:2018/08/17(金) 23:02 そして待ちに待った研修日当日。恋敵であるあの二人を圧倒的な戦力差(現実)によって完膚なきまでにぶちのめすために私は心を躍らせた。
大阪に着き、班行動が始まった。最初は私たちの間にバチバチ火花がとんでいるのを察しているのかどこかぎこちない様子だった悠馬。でも私にはそんな事関係ない。
「えいっ!」
私は目にも止まらぬ速さで悠馬の腕に自分の腕を絡ませた。どうよこの手を繋ぐのすらまだしてないのにいきなり腕を絡ませるという高等技術(笑)は!
二人をドヤ顔で見つめる。この時の表所は過去最高に素晴らしいと思う。相手をイラつかせるという意味で。
「えっと、夢乃? 離れてくれない? 歩きずらいんだけど……」
「我慢」
「え、でも……」
「我慢」
「……何かあった?」
「……」
何も無かったら腕を組んでないよ!これ恥ずかしいんだからね!?
「えっと、周囲からの目が気になるんだけど……」
「じゃあその二人を追い払ったら?」
「……夢乃怒ってるよね?」
そりゃ怒りますとも! なんたってもう片方の腕には奏が、腰には芽依ちゃんが抱き着いてるもんね。てか離れろ。歩けない。特に芽依。貴様はライバルとして認めてない。失せろ。
そして悠馬よ。何鼻の下延ばしてんだ。去勢するぞ。……あ、それはダメだ私が困る。
「歩けないからどいて欲しいなー、とか思ってるんだけど?」
「何故それを私に言うの?」
「いや、夢乃だけじゃなくて皆……」
「「「我慢」」」
「それじゃあ歩けないんだけど……」
「「「頑張って」」」
「無理だよ!?」
まったく、力がないなぁ。
と、私が悠馬に呆れていると、急に悠馬の顔が歪んだ。それを私が確認したと同時に悠馬が屈みこんでしまった。
「悠馬!? どうしたの!?」
「悠馬君!?」
私と奏は大いに慌て、悠馬の隣に膝を突いた。私達に解放された手を使って悠馬は、自分の胸元を力の限り握りしめていた。
……芽依ちゃんは立ったまま茫然と悠馬と悠馬を心配する私たちを見下ろしていた。芽依許すまじ。絶対ミンチにする。
>>293
本能なら仕方ないw
>>294主人公怖えなww
297:GALAXY:2018/08/17(金) 23:06 >>296
色々な属性を持っている主人公です!
>>294腰に巻きついてるww何してんの芽依さんww
299:GALAXY:2018/08/17(金) 23:10 >>298
後ろから抱き着いている感じです。
全身を使って蛇のように巻き付いているわけじゃありません。それはそれで面白いけど……←
【速報】300レス到達! 悠馬は未だに生きている模様!
301:大谷刑部:2018/08/17(金) 23:17次は400だな(白目)
302:GALAXY:2018/08/17(金) 23:17 >>301
悠馬は果たして生きているのか!?w
>>302頑張って生かそうww
304:GALAXY:2018/08/17(金) 23:19305:大谷刑部:2018/08/17(金) 23:23芽依がミンチになったとこから始めますかww
306:GALAXY:2018/08/17(金) 23:24 >>305
夢乃さん犯罪者じゃないですかwそして悠馬はどうするwwまぁ、頑張ってください。繋げやすいように(重要)
あ、俺がすかwwみんな頑張ってね🎵(一時退散)
308:GALAXY:2018/08/17(金) 23:28 >>307
一時ということは帰ってくるよね?
……よし頼んだ他の誰かw(だって書いたもん。文句は受け付けない)
帰った来たぞ(まだ1分)
310:GALAXY:2018/08/17(金) 23:30 >>309
おっ、書いてくれるのか←
やるだけやってみるわww
312:大谷刑部:2018/08/17(金) 23:33とりあえずイラついた私は思わず芽依をミンチ・・情けをかけてフルボッコにしてしまった。(反省)朝の部はこれで終了。昼休みに入った。ここからが試練だ・・
313:大谷刑部:2018/08/17(金) 23:33>>312なるべく昼休みは平和にお願いww頑張ってw
314:GALAXY:2018/08/17(金) 23:34 >>313
えっと、悠馬はどうしたのかとツッコむべきでしょうかw
>>313ただ見てた
316:大谷刑部:2018/08/17(金) 23:37317:大谷刑部:2018/08/17(金) 23:37🚩建てといたぞ(要らない親切)
318:GALAXY:2018/08/17(金) 23:38 >>315
とりあえず苦しんでる描写があるので病院へGO!ですかね
病院行かせましょうw
320:GALAXY:2018/08/17(金) 23:49 昼休み。それは他の班であれば和気藹々と食事を楽しんでいるであろう時間。しかし私たちはその真逆で、病院にて意気消沈していた。理由は言わずもがな、悠馬が苦しんだから。
唯一悠馬の病気の事を知らない芽依ちゃん(痣だらけww)は無口で病院の床を睨みつけている。
今悠馬は病院の医師に診察を受けている。
「奏、今は一時休戦だよね」
「当たり前だよ。そんなことしてる場合じゃないもん」
私と奏の意見は一致していた。流石親友(憎むべきは恋敵であること)。
心を一つにし、一致団結(芽依ちゃんは除く)したところで看護師に呼ばれた。何故?
私たちが案内されたのは、診察室だった。そこのは悠馬と、医師の二人だけ。私たちは悠馬の後ろに準備されていた丸椅子に腰を落とした。
「橋本さん。あなたの病状がかなり悪化しています。今すぐ帰ってかかりつけの病院へ向かってください。君たちを呼び出したのは、橋本さんを送り届けて欲しいからだ。研修なのだろう?なら教師たちが屯している本部があるはずだろう?そこまで連れて行ってあげてくれ。あまり負担をかけないように」
医師は私たちにそんなことを言った。勿論二つ返事で了承し、病院を出た。
私は、医師にも奏にも芽依ちゃんにも、さらに悠馬にも言っていないことがある。言ってもどうせ反対される。奏は便乗してきそうだけど。
私は、───悠馬と一緒に、帰る。
どうつなげればいいんだろぉ
322:大谷刑部:2018/08/18(土) 01:29明日の11時頃にまた来るわ、>>320お疲れ様です。
323:大谷刑部:2018/08/18(土) 12:06悠馬を送り届けた後、私は深く後悔した。私が悠馬のことを考えなかったから・・。結局大阪城や通天閣を見ても悠馬がいないし、メンバーもギスギスしてるし(特に芽依)何一つ楽しくなかった。いっそのことこの研修から抜け出して悠馬のもとに帰りたかった。この研修が終わるまで後2日。そうすれば悠馬に会える。そう悠馬の事ばかり考えていた。その日は夕食や風呂も済ませすぐホテルの布団に潜ってずっと泣き続けた。(悠馬に会いたい。悠馬に・・)いつの間にか私の意識は薄れていった・・。
324:大谷刑部:2018/08/18(土) 12:552日目の朝、誰か頼んだぞ(一時退散二回目)
325:大谷刑部:2018/08/18(土) 16:21誰も来ないんで結構話進めときますか・・後からの軌道修正はGALAXYさん(神)と美香さん(スレ主+神)頼みました
326:大谷刑部:2018/08/18(土) 16:322日目の朝。自責の念に押し潰されそうになりながらも研修は頑張った。悠馬のことを思うと胸が張り裂けそうになる・・。今日と明日は自由行動じゃないから昨日みたいにはなれない。どうしようかと朝食食べながら悩んでると三浦先生が話しかけてきた。「悪いけど、人数調整で藤原さんたちは黒瀬くんのところに入ってくれる?お願いね?」よりによってなんかもう複雑だな・・どうしよう・・。やっぱり帰りたい・・悠馬のとこに・・。
327:GALAXY:2018/08/18(土) 17:25 朝食を取り終え、早速黒瀬君の所に向かった。
黒瀬君の班は、私たちの所とは違って2対2の比率で男女分けがされていた。そうだよ。普通はこうなんだよ。なんで私たちの所だけ1対3なの?
とりあえずその疑問は心の奥底に封印して今日の活動に移った。
※※※
僕は藤原夢乃さんが好きだ。一目惚れだった。
初めて出会ったのは中学の入学式。そこで藤原さんは橋本と一緒に話していた。最初は付き合ってるんだろうなと思い、この恋は実らないと思っていた。でも、噂を聞く限り二人は付き合っていないことを知ると、急に胸が弾んだ。もしかしたら付き合えるかもしれない、と。
しかし一年の時は接点が絶望的に無く、僕が一方的に知っているだけだった。だが、二年になった時、とある出来事があって接点を持った。これはチャンスだと思った。
それからの行動は早かった、と思う。不確定なのはあまり覚えていないのから。
そして、とある日の休み時間。僕は、藤原さんに告白した。
別視点欠いてみました。
長くなりそうなので分割です。
>>328お疲れ様です‼
330:GALAXY:2018/08/18(土) 17:41 その日は返事を貰えなかったけど、フラれなかっただけましだと前向きに捉えた。
後日、僕は藤原さんと付き合うことができた。この日の事は鮮明に覚えている。それはもう天にも昇るような気持だった。
だけど、すぐに別れた。僕は、フラれたんだ。理由は、橋本のことが好きだかららしい。でもまだ付き合っていない。まだチャンスがある。まだ彼女になってもらえる。まだ……。
それに、この結果には僕も賛成したんだ。一番のショックはそれだったかもしれない。だって、僕のせいで藤原さんが傷ついていたんだから。だから、この結果になったのは、僕のせいかもしれない。
それから数日、藤原さんが橋本と付き合ったと聞いた。僕はその時、心を黒い感情が埋め尽くしたのを感じた。嫉妬、恨み、怒り、妬み。そして、悲しみ。
でも僕は諦めなかった。いけないことだとわかりながらも、藤原さんに告白した。結果はわかっていた。だって藤原さんは両思いの彼氏がいるんだから。
そう思って覚悟はしていた。でも振り方があまりにもひどすぎた。だから、僕は───
藤原さんを、犯してやろうと思った。
自分がどうなっても構わない。藤原さんの身体に、僕、黒瀬護という男の存在を刻み付けてやろうと思った。頭は憤怒と嫉妬に支配され、相手を思いやることなんて虚空のかなたに消え去っていた。
気付けば僕は藤原さんを壁に押し付け、彼女の足の間に自分の足を入れていた。彼女の両手を自分の片手で上に押さえ、見開いた目で彼女に迫った。
そして、僕の唇に、柔らかい感触を感じた。が、それと同時に頬に激しい衝撃を受けた。
驚きそちらを見ると、橋本が僕を殴っていた。そこで、僕が何をしていたのかを。何をしてしまっていたのかを。何をしようとしてしまっていたのかを、自覚した。藤原さんは一目散に僕から逃げていった。
僕の恋は、ここで終わるはずだった。僕が諦めれば。でも───
僕のこの恋心は、激しくリズムを刻み、気持ちを押さえつけることができなかった。僕は、藤原さんを諦めることができない。
黒々瀬君復活だなぁww
332:GALAXY:2018/08/18(土) 17:52 それからは、当然だけど藤原さんと接触どころか目を合わせることすらできなくなった。それほどまでに僕は彼女に恐怖を与え、嫌われる理由をたくさん作ってしまった。
そんな僕に、転機が訪れた。研修だ。班は別だったけど、二日目に何故か藤原さんは僕の班に入ってきた。
これは、まだ僕にチャンスがあるということなのだろうか?
僕は、この研修で。この恋に終止符を打つことになるかもしれない。ハッピーエンドではなく、バッドエンド。僕の失恋という形で。僕にはもう、彼女どころか女友達すらいなくなってしまうかもしれない。僕の自業自得だ。僕はそうなってしま手も藤原さんや他の女子を恨むことはできない。全て、僕のせいだから。
だから、僕は未来に絶望しか抱いていなかった。
でも、それは違った。藤原さんは僕の事を誰にも言っていなかった。だからと言ってまだ希望があるとは思わない。僕は、藤原さんと付き合うことができるわけがない。もしかしたら誰とも付き合うことができないと思う。
だから───
「黒瀬君! わ、私と! 私、城崎奏と、つ、付き合ってくだしゃい!」
僕が告白されるなんて、ありえないと思っていた。
とりあえず終了ですかね
334:GALAXY:2018/08/18(土) 17:54あ、奏って悠馬なの忘れてたww
335:大谷刑部:2018/08/18(土) 17:58>>332ライバル減ったww残ったライバルは痣だらけの芽依さんだけですねw
336:GALAXY:2018/08/18(土) 17:58後は美香さん(女性だから女神ですね。やったね!)、もしくは大谷刑部、任せたであります!
337:GALAXY:2018/08/18(土) 17:59 >>335
悪役風なのにモブ役に徹する芽依さんマジパネェっす
任せられたww芽依さん出番終了したから新たな悪役作ろw
339:GALAXY:2018/08/18(土) 18:04 芽依半端ないってもぉー!
アイツ半端ないって!
悪役のにめっちゃモブに徹するもん……
そんなんできひんやん普通、そんなんできる?言っといてや、できるんやったら……
もっとドやれよ!
>>338
あ、視点は戻しもいいですよ。というか難しくないですか?黒瀬視点。まだ夢乃視点が追い付いてないんで(おまいう)
(新たな展開)芽依さんの復讐劇+復活した悠馬の班合流+黒瀬との班の別れ→奏が駄々ごね+黒々瀬君のストーカーって感じで進めようかな・・
342:大谷刑部:2018/08/18(土) 18:09↑結構どろどろの関係になってきたな(←元凶)
343:GALAXY:2018/08/18(土) 18:10 >>342
昼ドラでもなさそうですよねー(見ない)
なさそうですねー(俺も見てない)
345:GALAXY:2018/08/18(土) 18:12 >>342
そろそろ悠馬を逝かせましょうか。(真顔)
さようなら👋悠馬(大真面目)シャアない。黒瀬くんの三角関係路線でどうですか?ww
347:GALAXY:2018/08/18(土) 18:21 >>346
迷ったら女神であらせられる美香さんに聞きましょう!(他力本願)
助けて女神(美香さん)様!(同じく他力本願)
349:大谷刑部:2018/08/18(土) 18:28だがそれでも頑張るのが男‼10分たって書けそうだったら書く。書いてなかったら女神様と神Galaxy 様におたのみします❗18:40頃にまた来ます。
350:大谷刑部:2018/08/18(土) 18:40やってやる❗でも多分力尽きるw
351:大谷刑部:2018/08/18(土) 18:55「悠馬!大丈夫なの?」私は突然の光景に(゜Д゜≡゜Д゜)?て感じの顔になった。「ああ。大丈夫さ、心配するな‼俺は平気だか・・ら・・」すぐ悠馬は倒れてしまった。すると白衣を着た人たちが追ってきた。「全く橋本くんは。完治してないにも関わらず病院から飛び出すとは・・ん?君は誰だね?ちなみに私は彼の主治医の小川だ。」「私は藤原夢乃です。」するとお医者さんと思う人はまじまじと私を見つめてきた。「そうか君が・・いや、彼はうなされながらずっと言っていたんだよ。夢乃に会いたいって。これから病院につれていくんだ。」私はまた泣いた。これからの未来がわかったからだ。私は震えながら先生に聞いた。「せ・・先生。悠馬は大丈夫です・・よね?」「悪いが今はまだ言えん。とりあえず今は私の病院に運ぶ。来たいときは来てくれ・・青春は永遠じゃないのだから・・」そうして1分も立たずに悠馬と私は離ればなれになった。そしてこれが悠馬と私の最後の会話となることも・・
352:大谷刑部:2018/08/18(土) 19:06研修も黒瀬くんの猥褻行為と悠馬の入院で中止されることとなり、辺りには文字通りどんよりとした空気が流れた。黒瀬くんのことについては私が独り言でいったのを誰かに聞かれたらしく、あっという間に広まってしまった。これで先生たちに知られてないのが奇跡ってくらいに。女子の皆も幻滅してる中、一人だけ黒瀬くんが好きな女子がいた。奏だ。「私ね、やっぱりわかったの。どんだけ隠してもやっぱり黒瀬くんが好きだってこと。」奏はそう言って黒瀬くんと腕を組んで歩いていった(о^∇^о)。研修も終わったし悠馬の病院に行こう。治ってるといいな・・。そう思ってた。でも現実は甘くなかった・・
353:大谷刑部:2018/08/18(土) 19:07反省はしている後悔はしていない(2回目)誰かハッピーエンドにしてね・・お願いします❗
354:GALAXY:2018/08/18(土) 19:13 >>353
いくら神だと言われても俺は所詮最下級神。ここは唯一神であらせられる女神美香様に祈ろう。『どうか、綺麗に終わらせられらるるように』と。(丸投げ)
俺はもうなにもしない。明日また書こうと思ったら書きます。さらばです。明日の朝11時頃に誰も書いてなければ書くかもしれないんで宜しくですm(__)m
356:大谷刑部 (ノ ゜Д゜)ノ:2018/08/18(土) 20:53>>354少なくとも俺より遥かにすごい文才だから安心しろ❗(神ですらない俺)
357:ちゆ☆◆s.:2018/08/18(土) 21:26 こんにちは!ちゆ☆です。
いつも読ませてもらってます。
とっっっっっても面白いです!
続きが早く読みたい、、、というか、
私からしては、大谷刑部さんも相当神ですよ。すごいですね。
としたら、美香さんとGALAXYもかなりの神になりますけどね、、、
>>357ありがとうございますm(__)m、ちゆ☆さんもこの小説に参加しませんか?ちなみに俺も途中参加なんで良かったらどうですか?楽しいですよ😉
359:大谷刑部:2018/08/19(日) 00:06後、ちゆ☆さんも小説書いていたんですね!すごいです‼
360:大谷刑部:2018/08/19(日) 02:05ご参加お待ちしております。〈スレ主じゃないけど〉話が続いたらいいですけど(^_^;)←大体こいつのせい
361:PINK△LMONADE◆7E 夏休み30日目:2018/08/19(日) 10:46 病院に行って私は受け付けの人に自分の名前を言い、悠馬の部屋に早足で行った。
ドアを開けて中に入ると目を閉じている悠馬がいた。
部屋には点滴、酸素チューブなど救急道具がたくさんあった。
「悠馬!悠馬!」
私は悠馬の名前を何回も読んだ。
でも…もう遅かった。
ベッドの周りを何回も回って悠馬の顔を見た。でもやっぱり目を開いていない。そのとき気づいたんだ。
悠馬の部屋にいた看護師さんが悠馬の酸素チューブを踏んだままだったことを。私は急いでスマホを手に取り、恐る恐る写真を撮った。
〈わざわざ小説を書いてくださりありがとうございますm(__)m←スレ主でも何でもない〉
363:ちゆ☆◆s.:2018/08/19(日) 11:58 >>358
ごめんなさい
私、いろんなスレやってるから書いてる時間ないというか、
この小説の展開がよー分からんので
↑岐阜弁ですね
読むだけにしときます
>>363そうですか・・探偵小説の方も頑張ってください‼
365:ちゆ☆◆s.:2018/08/19(日) 13:18 頑張ります!
暇な時があったら書けるかもしれません。
暇な時、無いかもしれないけど
そういえば、美香さんは来てないんですか?
熱でダウンしてたけど、復活。
367:美香:2018/08/19(日) 21:06頑張るぞい
368:美香:2018/08/19(日) 21:27 「悠馬!悠馬!ねえ悠馬ってば!」
何度も何度も何度も悠馬に呼びかけた。
だけど、悠馬は目を開けなかった。
絶望のどん底に突き落とされた私は、泣くことすらできず、ただただ呆然と悠馬の顔を眺めていた。
そんな…そんな…
「悠馬ああああああああああああああああああああああ!」
病院だということも忘れ、私は力の限り叫んだ。
そうすれば、悠馬が戻ってくる―――――そんな気がしたから。
力の抜けてしまった私は、床にしゃがみ込んだ。
そのとき、私の頭の上に見覚えのある優しい感触が伝わった。
悠馬だった。
「悠馬…?なんで…」
「ごめん。普通に生きてたわ。でも夢乃があまりにも心配してたし、とりあえず死んだふりした」
「バカ…どれだけ心配したと思ってんのよ…この大馬鹿野郎!」
「でも…ありがとな、夢乃…」
私は悠馬にそっと寄りかかって、再び涙を流した。
悲しみではなく、喜びと安堵に満ちた温かい涙を。
>>366熱でしたか・・なんかもう話進めすぎてすみませんm(__)m これからも頑張ってください🙇
370:GALAXY:2018/08/19(日) 21:54 >>366
お久しぶりです!
ちょっと用事があるので一時間ほどあとにまた来ます。頑張って進めてね!……女神様(ボソッ……
はーい
372:美香:2018/08/19(日) 22:11 >>>369
結構進んでてびっくりしたwww
これからも頑張ります
>>372頑張ってください(他人事)あ、一応11時頃に来ますんで
374:美香:2018/08/19(日) 22:24あーい
375:美香:2018/08/19(日) 22:25コメント......〆(゜Д゜;⊂⌒`つ==ззз勺〃勺〃勺〃
376:美香:2018/08/19(日) 22:53 _∧_∧
/ ̄ ( ・∀・)⌒\
__ / _| | |
ヽヽ / / \ | | ,,,,,,,iiiiillllll!!!!!!!lllllliiiii,,,,,,,
\\| |____| .| | .,llll゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙lllll,
\/ \ | | .|!!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!!|
| ヽ_「\ | |、 | ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙ .|
| \ \――、. | | ヽ .| .゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ |
| / \ "-、, `| | ヽ | |
_/ / "-, "' (_ ヽ ヽ .| |
/ __ノ "'m__`\ヽ_,,,, ヽ | |
`ー― ̄ ヽ、__`/ー_,,,, ゙゙゙゙!!!!!!!lllllllliii| |
\゙゙゙゙゙゙゙!!!!!lllllllliiiii| |
\ ヽ | |
ヽ \ | |
| \.| |
`ヽ、,,_ノ| |
゙゙!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!゙゙
゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙
/.// ・l|∵ ヽ\ ←sora
ちわー
378:GALAXY:2018/08/19(日) 23:25こんばんは。少し遅れたけどお許しください
379:大谷刑部:2018/08/19(日) 23:35ちわー(2回目)
380:大谷刑部:2018/08/19(日) 23:39んじゃまた明日〜
381:GALAXY:2018/08/19(日) 23:42 悠馬はしばらくの間検査のため入院するらしい。
「悠馬……」
「いつでも来ていいから、今日はもう帰れ。な?」
「……うん」
私は悠馬の言葉に、不承不承ながら同意した。演技だけど。
だって、悠馬は───
次の日。私は学校を出ると脇目も振らず、悠馬の病院へ向かった。その次の日も。そのまた次の日も。雨の日だって風がつい良い日だって、雪……は降らなかった。嵐……も、アイドルの方しか見ない。と、とにかくっ!私は毎日悠馬の所へ行った。
「いくらなんでも来すぎじゃない?」
「だって、悠馬言ったもん。いつでも来ていいって」
「いやそれでも限度があるだろ……」
「でも、だって……!」
「でももだってもない。ちょっと鬱陶しいぞ」
「…………」
悠馬のあまりのいいように、私は小声で反論するしかない。どうせ悠馬に聞こえてないんだ。何を言ったってわからないだろう。
「『だって、悠馬に会いたかったんだもん。それだけ私は悠馬が好きなのに。好きで好きで苦しいのに。愛に溺れそうなのに。なんでわかってくれないかなぁ。悠馬に甘えたいのに。悠馬が心配なのに───』」
「ちょーい悠馬さん!?聞こえてたの!?」
「俺、昔から耳だけは良いんだ」
「聞こえてたなら教えろばかぁー!」
ちょー恥ずかしい!絶対真っ赤になってる自信あるもん!
私はこの怒りと雪辱を晴らすため、悠馬をポカポカ殴っておいた。……これがさりげなくボディータッチをする高等技術!
>>381
『風がつい良い日』って何ですかね。『風が強い日』です。
こんちわー。
やっぱ面白い。ボディータッチ,,,今度やってみようかな笑
>>376
あれなんですか?
それから私は毎日のように病院に通った。
何日も何日も悠馬とお馬鹿な話をしていた。
ある日のこと。また病院に行った。悠馬の部屋に着くと、悠馬は私の方を泣きながらみた。
(まさかー悠馬はもう…)
そう思ったんだ。だけど違った。
「俺、手術することになったんだ。確実に治すことは難しいけど、もう辛い想いはしなくていいんだって。」
私は悠馬の横たわっているベッドの前で悠馬より泣いた。泣き続けた。というより泣きたかった。
私の想いが通じた!悠馬は病気の影響で倒れたり、病院生活をしなくて済むんだ!
あと、手術を頑張るだけだ!そう思って嬉しくて泣いていた。
悠馬がそっと背中に手を回してぎゅっとハグしてくれた。
暖かな温もりに包まれた。
黒瀬くん、私の小説の方のイメージと違くなっててヤバイw
386:GALAXY:2018/08/20(月) 11:55 >>383
AA(アスキーアート)ですね。意味は……あは☆彡(わからない)
>>385
俺の中のイメージとも違っててヤバイw(おまいう)
手術当日。私はその日学校だった。空は透き通るような青色で、鳥も自由に羽ばたいていた。私の経験上、天気が悪い日に限っていい事がない。しかし、今日は快晴。……これは悠馬の手術が上手くいくってことだよね!
当然授業の事など身に入らなかった。……違う。私の耳のところまで来た言葉たちが回れ右して帰って行った。もしドラ〇もんのコエカタ〇リンがあったら絶対そういう動きをしていたに違いない。だって、私がそう決めたから。
私は学校が終わると、それはもう鳥のように歩い足取りで病院へ向かった。
悠馬の病室の前まで着き、扉をノックする。中から返事はない。まさか、悠馬がまた死んだふりでもしているのでは……? ま、もう私は同じ手に引っかからないけどね! 私は学習するから!
返事も聞かず、扉を開けて中に入る。果たして、悠馬は居た。ベッドで横になり、入り口に背を向けていた。
「悠馬? どうしたの?」
「……」
いやな予感がした。聞きたくない。でも、私の口はそんな意志など構わず開いてしまった。
「もしかして───」
「なぁ、夢乃」
そんな私の口から発せたられた言葉を遮ったのは、悠馬の声だった。私は全神経を耳と脳に集中する。一言も聞き逃すまいと。
「もし、俺が病気治ったって言ったら、何したい?」
「な、ナニってそんな……///」
「ふざけじゃなくて。本当に、何したい?」
悠馬の声音は、その言葉通り真剣で。だから私も本音をぶつける。
「私は───」
私は何をしたいか?
「決まってるじゃん。死ぬまで悠馬と一緒に暮らす。」
悠馬はニコッと笑った。
「俺も。」
どことなく寂しげな感じがした。なんかおかしい。
「悠馬、なんかあった?」
私はそう聞いた。
「なんでもねぇから心配するな。」
そう言って悠馬は窓の方を見た。
私は悠馬の隣に座った。
「悠馬、教えて。私、誰にも言わないし、そう約束するから。」
私は真剣にそう言ったのに。
「女子ってホント知りたがり屋でムカつく。今日は帰って。」
私の目から涙が出た。
腕で涙を拭いて病室から出た。
>>383
なんかこれ気に入ったのでww
一人きりで歩く。いつもは人通りの多い道でさえ、まだ夕方だというのに人が全くいなかった。
そんな光景に少し恐怖を覚えた。それと同時に、悠馬に言われた言葉を思い出し、また涙が出てきた。
私、とうとう悠馬にまで嫌われたのかな。後悔と自己嫌悪で胸が押しつぶされそうになる。
私は、悠馬に拒絶された。悠馬に突き放された。
悠馬と死ぬまで一緒にいようとか偉そうなことをほざいていた私が情けなくなった。
本当は、悠馬がいないと生きていけないのは私のほうだった。
もしかしたら、私は知らず知らずのうちに悠馬を傷つけていたのかもしれない。
そんなことにも、気づかなかった。自分の幸せばかり考えていた。
私なんて、彼女失格だよ………
俯きながら悠馬の事を考えていると一陣の風が吹いた。そして、
「夢乃…」
悠馬の声だった。何度も何度も聞いた、懐かしい声が。
「悠馬…!?」
後ろを振り返ってみる。
けれどそこには、誰もいなかった。
あー。私やっぱり悠馬好きすぎ病になってる。
今頃悠馬は手術で頑張ってるのかな。(麻酔かけてあるけどね。)
私、やっぱりみんなに嫌なことしちゃう。
奏にも嫌われることしちゃったし。もうこんな自分が嫌だ!!!
またあの異世界に行きたい!
そう思って、自分のベッドに横たわった。まだご飯とか食べてないけど、さっさと寝てしまいたかった。
そしていつのまにか眠りについていたのだ。
二度目の異世界などあるはずもなく、朝を迎えた。気が乗らないまま、学校へ向かう。勿論、授業内容なんて全く入ってこない。
私は学校が終わった後、病院へ向かった。
───病院? なんで? 悠馬に迷惑がかかるだけじゃないの? やめときなよ。
過去にあれだけ問うた時には反応を示さなかった心の中の何かが、今度は問うてもいないのに答えを出してきた。
私はその声に従って家に帰ろうとする。だって、悠馬の迷惑になりたくないもん。
私の足は、休むどころか速度を上げて歩いていく。そこに私の意志などなく、勝手に向かって行く。
そして、私は着いた。
───悠馬がいる、病院に。
最初300くらいで悠馬死んでそうとかいうフラグを立てたが、気づいたらもう400いくやんwww
394:GALAXY:2018/08/20(月) 21:48 >>393
でも500まではもたないはず。……もたない、よね……?
も、もつさ…(震え)
396:GALAXY:2018/08/20(月) 22:02悠馬、驚きの生命力! 原因は愛か!? それとも???(作者の都合)
397:美香:2018/08/20(月) 22:07 橋本悠馬――――――そう書かれた病室のドアの隙間からそっと様子をうかがう。
自分でも悪いことだってわかってはいたけど、悠馬に会わずにはいられなかった。
見つめることも、迷惑なのかな…と、そっと呟いた。溜息が毀れる。
「悠…」
勇気を出して、ドアに手をかける。
ドアを開けようとして、その手を止めた。
僅かに空いた隙間から、悠馬が見える。
悠馬が――――――――泣いていた。
俯きながら、何度も何度も拳で目を擦りながら。肩を小刻みに震わせながら。
私は、病院を後にした。悠馬に何もしてあげられずに。でも、何もしなかったのが、正解だったのかもしれない。
悠馬の表情が、脳裏に焼き付いていつまでも離れなかった。
辺りはもう夕暮れ色に染まっている。秋の静けさが、胸にしみた。
悠馬に対する想いが重なって…一気に切なくなった。
でもなぜか、その切なさが………愛しかった。
あ、あ、あ、愛だな(震え)
399:大谷刑部:2018/08/20(月) 22:16小説で泣きそうになったのは初めてかも・・あんな暗い雰囲気(←大体俺の仕業)だったのがこんないい話になっていたなんて・・やっぱ女神様と(美香さん)神(Galaxy さん)と神(pink △LMONADE )さんはすげぇな〜
400:大谷刑部:2018/08/20(月) 22:21というわけで400おめでとうございます🙇
401:GALAXY:2018/08/20(月) 22:27 家に帰って私は考えた。悠馬が泣いていた理由はもう考える必要もない。まず第一に優先して考えるべきこと。それは───
私が、悠馬にできること。
私の都合は全て考慮せず、悠馬の事だけを考える。定期テスト期間中以上に考える。悠馬の事を考えると心が温かくあるような感覚があるけど、全て無視。悠馬の事を考えすぎて心が苦しいけど、全て無視。
知覚能力が拡張され、時間がゆっくり進むような感覚に陥る。さらに脳の過剰思考により焼き切れるような頭痛が襲う。でも、屈しない。ここで諦めたら何もできないという結論しかないから。
考えて考えて考える。アイディアが浮かんだら即脳内で予測する。しかしその全てが私が満足するという結果になってしまう。まだ私欲が残っている証拠。
それを全て頭から追い出し、さらに思考を加速させる。既に日を跨いでいた。眠気なんてない。活性化された今の私の脳は、悠馬のこと以外のに考えるという隙は無い。
そして、空がうっすらと明るくなり、鈍器で殴られたような頭痛を感じながら、私は一つの結論に達した。なんてことはない。簡単なことだった。だって───
悠馬に直接聞けばいいんだから。いくら私でも悠馬の事を全て知っているわけではないし、全てを知ろうなんておこがましい。
そうだよ。私が悠馬の事を全て知っているなら、悠馬が私の事を好きだったのも知っていたはず。だから……私は病院へ向かて走る。
着替えるのすら時間の無駄。この際羞恥心などかなぐり捨て、上着だけ来て病院へ向かう。長時間酷使した脳が体を動かすことを拒否し、それに呼応するように体も鉛のように重く動かない。でも、私は向かわないといけない。悠馬のもとへ。
私がいないと悠馬はダメだとかそういうことではないけど、私の中の疲れ切った脳が最後の力を振り絞って体に命令を下す。『必ず病院へ向かえ』と。その謎の使命感に駆られ、薄闇の中私はゆっくり、されど何かに急かされるように走る。
悠馬のために悠馬に何かをするために悠馬に何をしたいか聞く。本末転倒なことかもしれないけど、私はこの考えが正しいと思う。
それが、悠馬のためだと思うから。
>>401
最後に『それが、私が悠馬にできることだと、思うから』を追加で
目指せ完走!
(ほら、黒黒瀬君の出番だよ)
えっここで?ww黒瀬君もうストーリー的に要らなくなっちゃったけど頑張ろうかな・・いや、頑張ってくれ皆(←人任せ)また来るから‼ (追記)500目指して頑張れ👍
405:GALAXY:2018/08/20(月) 22:41 まぁ、奏の件もあるし、ね?
(あ、芽依ちゃんはそこで待機ね。ステイ)
芽依さん?誰でしたっけ(すっとぼけ)
407:GALAXY:2018/08/20(月) 22:46 >>406
ほら、あの……あれ?
>>406
容姿端麗、成績優秀な大富豪の悠馬大好き悪役女子ですよww
あ、芽依ちゃんが、容姿端麗、成績優秀な大富豪。
紛らわしかったですねww
>>409
あぁ! 夢乃にボッコボコにされた悪役風モブ女子ですね! 思い出しました! ありがとうございます!
芽依さんか・・悪役が痣だらけってなあ(←痣だらけにした張本人)せっかくの容姿端麗が・・
412:美香:2018/08/20(月) 22:55 私pixivでも小説書き始めたので、暇があれば見てくださいw
一個は異世界もので、もう一個は自分でもなんかよくわからん話です。
ユーザー名はモロヘイヤ、アイコンはルビィちゃんです。(赤い髪に緑の目で天使っぽい衣装着てます)
小説のタイトルは、一個目は
アルフィーネ
もう一個は
逆襲のモロヘイヤコチョベスモズの陰謀です。
あ、ふぉ…ふぉ…フォローしてくれたらうれしいな(圧)
これからも頑張って書きますww
>>411
彼女は頑丈なので、骨折しても2日後にはスキップで通学するようですよ。
>>413何そのチート
415:GALAXY:2018/08/20(月) 23:05 >>413
その回復力があれば肉体的には大丈夫ですね! 尚精神面はお察し。
>>412
早速読んできましたよー
逆襲のモロヘイヤコチョベスモズの陰謀ってノンフィクションなんですか……てか小筆二本も持ってたのね。
>>412
因みに俺も『なろう』様に登校してたり。そこまで人気ないですけどねー
>>417
投稿の間違いです。なろうという学校には行ってないですw
病院に着いた。
なんかちょっと騒がしい感じがした。なんだろう…そう思ったけど、いつも通り、受付の人に言って廊下を歩いた。
どうやら、1○7室の部屋が騒がしいらしい。
「鈴木さん!?鈴木さん!」開いたドアの中から聞こえた。
死んじゃったのかな。ちょっと震えた。悠馬の部屋に行く途中がすごく長く感じた。
そしてやっと部屋に着いた。
「悠馬…いい?」
「いいよ。」
ベッドに横たわってる悠馬がいた。
「悠馬、手術頑張ったね。」
私はそう言った。
「あぁ…俺さぁ。」
部屋中に私の緊張が走った。
「な、何?」
恐る恐るきいた。
「手術したけど、あと1年しか生きられないって。」
>>416
分かりやすく書くと、
逆襲のモロヘイヤ コチョベスモズの陰謀
ですね。
小筆は結構持ってますwww
モロヘイヤとコチョベスモズは実際に私が作り出したキャラクターです。
悠馬の言葉に、絶望を覚えた。
あと一年。あと365日。あと8760時間。あと525,600分。
僅かな時間しか悠馬には残されていなかった。
「ねえ悠馬。私…悠馬に何ができる?」
「………」
「悠馬…!」
悠馬は、何も答えなかった。ただ俯いて、布団を握りしめていた。
私はようやく我に返った。でも、気が付いた時には―――――――もう遅かった。
悠馬が私を蔑むような、そんな目で見ている。
いつもの笑顔の面影すら、悠馬には残っていなかった。
「そういうの…いいから」
「…」
何も言えず、ただ黙っていたに悠馬はそう告げた。
「頼む。一人にさせてくれ」
悠馬が、初めて大声を出して叫んだ。
辛そうに、苦しそうに。悲痛な悠馬の声に、胸が痛む。
やっぱり私、自分の事しか考えてないんだな。
悠馬のためだって思ってたけど、全然悠馬のためになるどころか、逆に迷惑をかけていた。
知らず知らずのうちに、悠馬を追いつめていた。
もう、悠馬にかかわる資格すらない。
それなら…
「さよなら。悠馬」
これが、私にできること。
これが、私の選ぶ道。
一年のところの計算は、ヤ○ー知恵袋で調べましたww
423:GALAXY:2018/08/21(火) 19:19 >>422
秒数もYaho〇!で調べてプラスしましょう!w
ですねwwww
425:GALAXY:2018/08/21(火) 20:41 今日も今日とて私は学校へ行く。普通に授業を受け、普通に給食を食べ、普通に家に帰る。なんてことはない。普通の何の変哲もない日常。
それが、只々無暗に過ぎていく。学校での私の噂も言う人がいなくなり、友人関係も修復した。いつも通り。去年も一昨年も、それより前の年だってそうやって過ごしてきた。
そうやって過ごして、早一月。共に談笑していた最近作者の意向(忘却)により出番がなかった奏が、突然前触れもなく私に言ってきた。
「そいえば夢乃さ。最近、ていうか結構前から元気ないよね。心ここにあらずっていうか。どうしたの?」
「私も気になってた。どうしたの?」
さらに私にフルボッコ(楽しかった)にされてから影が薄く(作者にすら忘れられるほど)、そして何故か私が叩きのめした(楽しかry)あとから頬を染めて私にすり寄ってくるようになった芽依ちゃんが奏のあとに続く。
私、そんなに元気がなかったかな?……演技力が足りなかった?
そう、私は、悠馬と別れを告げてからずっと、心にぽっかりととても大きな穴が開いたような感覚に陥っていた。だから、奏と話してもどこか遠くから見ているような感じで、外面では笑っていても、心の中は驚くほど『無』だった。
色鮮やかだった風景も、私の目を通すと全ては色褪せて見える。
原因だってわかってる。悠馬しかいない。私は、悠馬に会えない事よりも、私が悠馬に迷惑をかけていたことにひどくショックを受けた。
そして、奏はすぐに気づいていたはず。それでも私に言わなかったのは、奏なりの優しさだろう。芽依ちゃん? ずっと顔を赤色化させて私にベッタリだった。一瞬殺意が沸いたのは私と奏の秘密。
私は、二人に全てを打ち明けた。芽依ちゃんは私が『しっかり話聞けー!』と殴った時に『ありがとうございます!』と言ってトイレに駆け込んだので今は居ない。ナニをしているのかは知らないし知りたくもない。
「はぁ……やっぱりそんな事か」
「まぁ、私の好きな人は悠馬とか言っておいてちゃっかり研修の時に黒瀬君と付き合う程の胆力を持つ奏からしたらそんなことだよね」
「それさ、いつもの夢乃らしくないよ?」
「私の嫌味はスルーですかそうですか。て、それよりも私らしくないってどういうこと?」
そう、この奏サンは私に向かって悠馬が本当に好きな人とかほざいていながら、研修の時にいつの間にか黒瀬君と付き合っていた。私の決意返せ。
まぁそれは後で問い詰める(物理)として、奏の私らしくない発言を詳しく聞く。
「はら、夢乃って大体相手の考えないじゃん。相手のために考えてる! とか言っても本人からしたら迷惑、ってことは夢乃の場合よくあるよ? ソースは私」
「ん? 奏は喧嘩を売っているのかな?」
「でも、それでも夢乃はいつも頑張ってた。それに私は負けた。でも今回はどう? たった数回悠馬君に拒否られたくらいで何へこたれてんの!? そんな暇があるなら自分のエゴを貫き通しなよ!」
「奏……私の事バカにしてるの?」
「茶化すな!」
奏の言っていることは正しい。私はいつも自分のやりたいことを徹底的にやる。でも今回ばかりはそれはできなかった。だって、それが悠馬の願いだから。
「どうせ悠馬君の為〜とか悠馬の願いだから〜とか思ってるんだろうけど、そんなの関係ないからね。後一年もないんでしょ!? ならしっかりと悠馬君の魂に『藤原夢乃』という女の子を刻み付けないとダメじゃん!」
「奏……」
「ほら、分かったら今日の放課後、行くよ」
奏のその問いかけに、私は一瞬の隙もなく即答した。
「わかった。今日の放課後、悠馬に沢山迷惑をかけに行こう!」
うーわ。長くしすぎた。ごめんよ。
427:美香:2018/08/21(火) 21:59 さらに私にフルボッコ(楽しかった)にされてから影が薄く(作者にすら忘れられるほど)、そして何故か私が叩きのめした(楽しかry)あとから頬を染めて私にすり寄ってくるようになった芽依ちゃんが奏のあとに続く。
ちょww笑ったww
笑い要素若干入ってるんで読んでて楽しいww
429:美香:2018/08/21(火) 22:02 『ありがとうございます!』と言ってトイレに駆け込んだので今は居ない。ナニをしているのかは知らないし知りたくもない。
ナニが違うものに見えてしまっ(自粛)
>>429
お、ナニが何に見えたのかな?ぜひとも教えて欲し((殴
>>428
コメディーを書くのに慣れちゃったからかな。
小説家の卵(自称&『なろう』に投稿してるからって何故か調子乗ってる)として読者に楽しんでもらえるのは嬉しいよね。
(シリアスが書けない訳じゃないけどコメディー入れたくなる症候群にかかってるなんて言えない)
そして、放課後。はやる気持ちを抑えられなかった私は、ずっこけながら悠馬の家に向かった。
悠馬の家のインターホンを鳴らす。
ドアが開く音がして、中から悠馬が出てきた。
「…入れよ」
すると隣にいた奏がいきなり声を上げた。
「あっ、黒瀬君から呼び出しだー(棒)ん?今すぐ会いたい?しょーがないなー(棒)ということで、夢乃、ごめん(キメ顔)」
奏はドヤ顔で親指を立て、ウインクしながらスキップして去っていった。
あんにゃろう。あとでしばく。
でも、悠馬と二人きりになれたのは、嬉しいようで、気まずかった。
悠馬の部屋に入る。日当たりのいい部屋の窓から日差しが入り、悠馬の顔を輝かせる。
「………で、夢乃。何の用だ?」
「あ………」
なかなか言い出せず、黙っていると、
「実はさ、俺からも話があるんだ。いい?」
私は激しく首を上下に動かした。首がもげそうになるくらい。
「俺が夢乃を突き放した理由、分かるか?」
「私の事がうざかったから!ムカついたから!」
「違えよ…バカ…」
「え………」
「俺が夢乃にばかり頼ってたからだよ。女に頼る男なんて、情けないって思ったから」
「………」
「夢乃がいなかったら、俺、死んでたかもしれない。」
「悠馬…悠馬」
涙で濡れた私の頬を、悠馬は優しく撫でてくれた。
「だから、決めた。」
悠馬が話す。
「俺はこれから、夢乃のために生きる」
開いた窓から、秋風が入ってくる。
その風は、悠馬の髪を、服を、瞳を、そして、私の心を静かに揺らした。
>>429
おいwww
奏はドヤ顔で親指を立て、ウインクしながらスキップして去っていった。
自分で書いたけど、リアルに想像したら奏って変人やな…
(番外編:レディースプレジャー) 私の名前は円城寺芽依。成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗と非の打ち所のない私だったけど研修中私の何かが壊れた。夢乃さんに殴られて痣だらけになったのに私は憎しみも湧かずただ病院のベットで興奮していた。勿論夢乃さんや奏さんにバレないように・・・した。殴られたときの感触、冷やかな視線。考えただけで興奮する。本当はしちゃ駄目なのに・・分かっていてもついついトイレに行ってしまう。研修から暫くたった私は夢乃さんがいないと生きていけない体になりかけていた。でも夢乃さんは相手にしてくれない・・。「夢乃さんと話したい(ハァハァ)」どうしたら話せるんだろう。どうしたら・・どうしたら・・。
436:大谷刑部:2018/08/21(火) 23:09芽依さんがいつの間にかドMに成長してたんで作りました。(物語の進行上多分大丈夫なはず・・)
437:GALAXY:2018/08/22(水) 02:35 (番外編:レディースプレジャー・続)
どうにかして私は自分の飼い主である夢乃様と接触を図りたかった。だって、夢乃様に罵られたり殴られたりするのは至福だから。だから私はめげずにアタックする。勿論物理で。殴りやすいように当たる直前でスピードを落とし、最大限ダメージを貰うような姿勢にスタンバイ。さらに夢乃様が殴りやすいようにするのも忘れない。
そして私は殴られ興奮し、〇〇〇〇をする。それが、私の日課だった。でも……
最近殴られないし罵りさえもない! どうして!?
何故か最近夢乃様は私から距離を置くようになった。……はっ! まさかこれが───放置プレイ!?
遂に、遂に私にも放置プレイという中級プレイに片足を踏み入れたの!? いや違う。これは夢乃様からの試練だ。放置プレイに興奮し、〇〇行為に至れるかという!
そう思うと俄然興奮する。今までの不満は全て吹き飛び、夢乃様への感謝へ変わる。これから私はもっと精進して更なる高みへと昇らねばならない。この身が朽ち果てイってしまうことになってしても、私は諦めない! イってイって逝きまくる!
これが、私の日ごろの生活。夢乃様に毎年毎月毎週毎日毎時間毎分毎秒罵られることを夢見て、私はさらなるStageへと。新たなる高みへと昇る!
幸い家にはロウソクや頑丈な縄、手錠までも完備している。さぁ、いつでも準備万端です! いつでも大歓迎です! だから早く夢乃様家に来て!
なんだこれ。楽しいw
439:GALAXY:2018/08/22(水) 02:38 >>433 >>430では?
>>434 小説のキャラには自己投影されるって聞いたことが(殴
セカオワみたいな話になってきてるw
441:GALAXY:2018/08/22(水) 22:54 >>440
それってどんな感じですか?(無知ですごめんなさい)
>>440どういうこと?(セカオワってこういう感じだっけ?俺も詳しくないのでよく分かりません。すみません)
443:美香:2018/08/23(木) 15:26昨日来れなくてすみません(土下座)
444:PINK△LMONADE◆7E 夏休み34日目:2018/08/23(木) 16:06 >>441-442
私もあんま覚えてないけど、この話でいうと悠馬が女の子で、夢乃が男の子かな。
女の子が病気を持ってて、男の子と両想いだから、男の子のために必死に生きる!みたいな話。(だったと思う。)
明日(登校日)の宿題が終わってないから今日は来れないかも。終わればくる。
終われば金曜日が終わるまで無敵〜←
エロ系やめた方がいいぞ
447:匿名:2018/08/23(木) 17:03削除依頼出されるから
448:美香:2018/08/23(木) 17:57 >>446
そうですね…
これから気を付けます。
ありがとうございました。
>>445
了解です
>>446-447すみません。以後気をつけたいと思います。一応番外編は完結したので以降は本編戻ってどうぞ😃✋➰
451:匿名:2018/08/23(木) 19:57いえいえ。頑張ってくれ。
452:GALAXY:2018/08/24(金) 12:13 >>446-447 ごめんなさい。ふざけすぎました。
本編はちょいコメ(いつもの)で書いていきます!
でもちょっと寝させてもらうから書くの遅くなると思います。
「……じゃあさ、私がお願いしたら、聞いてくれるの?」
私の口から放たれた言葉は、それだった。相手の真意を聞くでもなく、ただの自分本位な問いかけ。もし「いいえ」と答えてしまったら、嘘つきという名の烙印を押される。そんな事、私だったら耐えられない。ましてやそれが想い人なら尚更。
「勿論。俺にできることなら、何でも」
果たして、悠馬の口から紡がれたその言葉は、一切の迷いもなく私に、私の心に響いてきた。口角が吊り上がらないようにするので精一杯。それは勿論、嬉しさから。
だから私は、悠馬の優しさに、自分勝手な要求で返す。
「ん? 今、何でもって……」
「俺にできることならってのも言ったぞちゃんと聞いとけ」
……定番ネタを挟んでから。
「私のお願い。……あのね」
いざ言うとなると、かなり恥ずかしい。自分でも耳が赤くなっているとわかるほどに発熱している。
「あのね……私と、デート、して?」
遂に言った。今まで私は自分からデートに誘ったことはないため、初めての経験。デートのお誘いってこんなに恥ずかしいんだ……。
私は羞恥のあまり俯き、最後の方なんかは声が上ずっていたと思う。
「いいよ。どこに行きたい?」
そんな私に投げかけられた一言に、私は即座に反応した。行きたい場所? そんなのもう決まっている。デートと言えばの大定番! そう!
「遊園地に行きたい!」
後は任せた。ガク……(前スレから一度も寝てない付けが今回ってきた)
455:美香:2018/08/24(金) 17:08ナツヤスミノシュクダイガオワラン
456:美香:2018/08/24(金) 18:34 いよいよ待ちに待った、悠馬とのデートの日。
昨日なんて、楽しみすぎてなかなかな寝つけなかった。
いそいそと待ち合わせの場所へと向かうと、悠馬がもう待っていた。
「おはよう、悠馬」
毎日会ってるはずなのに、胸がドキドキする。
「おう、おはよう」
悠馬は微かに顔を赤らめながら、そういった。
遊園地は思っていた以上に人が多く、悠馬と逸れそうになった。
私は慌てて悠馬の服の裾を引っ張った。
「…服、伸びるだろ…」
そう言い、そっと私の手を握った。
悠馬の髪の間から僅かに見えた耳が、赤く染まっていた。
私はそれに応えるかのように、悠馬の手を強く握った。
「俺、ちょっと飲み物買ってくるから、夢乃はここで待ってて」
悠馬の言葉に、私は素直に頷いた。
ベンチの背もたれにもたれ、ぼんやりと空を見上げる。
突き抜けるような青空が目に染みた。
突然の風が吹き、私の防止が飛ばされた。
帽子は宙を舞いながら、地面に落ちた。
私は慌てて帽子を拾い上げると、誰かとぶつかった。
「あ、すみません」
とっさに謝り、顔を上げる。
そこにあったのは、僅かに憂いを帯びた表情の、黒瀬君だった。
>>455
ソレナ
>>456
そこにあったのは、僅かに憂いを帯びた表情の、黒瀬君だった。
何故かストーキングをしている黒瀬を想像してしまったw
「あ、黒瀬君も来てたんだ」
私は動揺を隠すため、努めて冷徹に言い放った。
「う、うん。奏と来てて。今『Pick flowers』って言ってはぐれちゃったところだよ」
「それ動かない方が良いやつ……それで? 別れたのはどこ?」
「僕たちはまだカップルだよ?」
「そうじゃなくて……」
なんで伝わらないかなぁ。もしかして、バカなの? 前の会話から奏と別れた場所を聞いてるんだけど、伝わってない? それとさりげなく『奏』って言ってたよね。
いや本当はわかっててボケてるんでしょ? ……首を傾げてる当たり本当にわかってなさそうなんだけど。もしかして、本当に、黒瀬君って、ポンコツ?
「とにかく、奏と別れたところまで戻りなって」
別れてからどれくらい時間が経っているのかは知らなけど、一応戻った方が良いと思う。そのつもりで言ったんだけど……
「ごめん。それはできない」
黒瀬君から放たれたその言葉に、私は言葉を失った。真剣な表情で帰ることを拒否……? 黒瀬君は一体何を考えて……?
黒瀬君の言葉はそこで終わっておらず、次の発言を聞いた瞬間、私は絶句した。開いた口がふさがらない、とはまさにこの事だろう。もし金魚のモノマネグランプリがあったらぶっちぎりで優勝できそうなほど口をパクパク開閉させる。
「だって僕、迷子だもん☆彡」
中学生にもなって遊園地で迷子とか貴様本当に何者だ! 奏が可哀そうだろ! てか連絡先くらい交換しとけ!
>>457
キョウカラガッコウダッタンダー
さわやかにウインクする黒瀬君の顔に、私は激しい憎悪と嫌悪を覚えた。
こいつ。こんなにイケメンじゃなかったら即パンチしてやるぞ。
メラメラと私の中で炎が煮えたぎっていた。
「夢乃ちゃん」
「何だね」
わざと怪訝そうな顔をして、黒瀬君を追い払おうとする。
だがその努力も、虚しく砕け散った。
「奏のところに、行きなよ」
湧き上がってきた感情を必死にこらえて、そうつぶやく。
「だから、それは無理だって」
その瞬間、私の頭の中で何かが切れた。
次の瞬間には、躊躇なく黒瀬君をフルボッコにしていた。(デジャブ)
「ホント、あんたって最低。見損なった」
吐き出すように、そういった。
黒瀬君はわずかに目を見開いて、でもすぐにもとの笑顔に戻った。
無言で私の手をつかむ。
「このまま、二人で逃げようか」
黒瀬君の唐突な発言に、私は開いた口がふさがらなかった。
「何も言わないってことは、いいんだよ───」
「あれ? 黒瀬じゃん。どしたの?」
「げっ、橋本もう帰ってきたのかよ」
黒瀬君が私の手を引き連れて行こうとしたその時、飲み物を買いに行っていた悠馬が帰ってきた。
「えっと夢乃? 今、どんな状況なのか教えてくれないかな?」
「奏? そこは彼氏である僕に聞くところじゃ……」
奏と共に。まぁ大体予想はできる。どうせたまたま会ったんだろう。私と黒瀬君みたいに。それで、悠馬と一緒に私のところに来て黒瀬君を一緒に探すのを手伝ってもらおうと思ってたのかな。でも私のところに来てみれば黒瀬君がいて、どういう状況なのか私に問いかけてる、と。
おーけー。状況を整理しよう。
・悠馬とデートをしに来た。
・悠馬が飲み物を買いに行った。
・その間に黒瀬君と出会った。
・私の手を、黒瀬君が握っている。
・その場面に黒瀬君の彼女である奏が私の彼氏である悠馬と遭遇。←いまここ!
あ、あれ……これ、結構ヤヴァイ感じ? 奏が私に問いかけたのって黒瀬君が信用できないからだよねそうだよね? 私の事を睨みつけてるように見えるけどそれは私の目の錯覚だよね?
「えっとこれはね奏……」
「浮気者は黙ってて」
「……」
黒瀬君は奏にぴしゃりと言われ、押し黙った。上限関係がはっきりしててわかりやすいね! ってそんなこと言ってる場合じゃない。うん。もうこんなことが二度とないように正直に言おう。私が悪いわけじゃないのに何故私が決意しないといけないのか。謎だ。
「ふ〜ん? 黒瀬君は彼女がいるのに他の女の子を口説くんだ? へ〜?」
全てを奏に話したところ、奏は感情を隠すどころか爆散させるように言い放つ。私が言うのもなんだけど、黒瀬君可哀そう。……うぅっ、頬が痛いよ〜。
「ちょっと何すんのさ悠馬!」
「いや夢乃が笑いたそうにしてたから笑うことができないようにしようと思って」
笑いそうだったのは否定しないけど! だからって……だからって! 頬を抓るのはダメだと思うよ!
「ぷにぷにで気持ち良かった」
「そ、そう……」
嬉し恥ずかしイチャイチャカップルフィールド、展開! 説明しようこの技は相思相愛のカップルのみが使用可能な非リアどころかラブラブ感が足りないカップルでさえ引くくらいの桃色空間を作り出す技だ! 喰らった奴はタヒぬ!
「護。ちょっとあっちで話そうか」
「え、いや、ちょ……あぁ、そういうことか。わかったよ」
奏は黒瀬君を連れて人目につかなそうなところまで向かった。『護』って呼んでたし許してあげたのかな。それともそれとも、私たちのラブラブパワーにやられた?
あ、私の空耳だと思うんだけど、黒瀬君の叫び声が聞こえる。あれ? 悠馬も聞こえるの? フシギダネ。
「次は何しようか」
「え、もしかして悠馬さっきの修羅場(笑)楽しんでた?」
「それはお前もだろ?」
「ありゃ、分かってた?」
「もちらん。夢乃の思ってることなんてお見通しだ」
「もうっ! 私だって悠馬の考えてることなんてわかってるんだから。当ててあげようか?」
「う〜ん。いや、いいや。俺が自分で言うよ」
「ゲームしたい」
「空気読めよッ!」
>>460
夏休みの宿題今日提出用以外まったくやって無くてこの週末徹夜缶詰確定宣告を自分に出したけど、死んでからが本番だと思ってるので大丈夫です!←ラノベのタイトルにありそう。思うよね? よねっ!?
>>463
ああなるほど!(震え)ww
悠馬は笑いを堪えながらやさしく私の頭をたたいた。
修羅場も無事、円満解決(?)し、黒瀬君と奏はいつの間にかどこかに消えていった。
悠馬とのイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャモードを再開した。
「さて夢乃。気を取り直して………次は何に乗りたい?」
「観覧車!」
私はすぐさまそう答えた。
「えっ………観覧車………観覧車」
悠馬が青ざめて、震えている。私はすぐに察した。
「ねえ悠馬………もしかして、高いところ、苦手?」
「そ、そんなわけないだろ!さあ夢乃……行こう!」
悠馬は激しく否定して、首を左右に振った。
「ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん……ホントに大丈夫なの?」
「だ、だ、大丈夫でしゅ」
悠馬が噛んだ。動揺していることが伝わった。
観覧車の待ち時間は意外に長く、その間中悠馬はずっと白目をむきかけていた。
絶対乗る、乗ってみせる、と悠馬は意地を張ったまま、動こうとしなかった。
秋なのに、太陽がまぶしい昼下がり。
あれ………なんか………クラクラする………
次の瞬間、私は意識を失った。
悠馬の声が、少しずつ遠のいて……いっ……た………
「……の。……ゆ……の。……夢乃」
「う……んぅ……?」
「おはよ、夢乃」
「おふぁお〜……ここ、どこ?」
目が覚めると、悠馬の顔が真上にあった。しっかりと視認はできないが、声からして悠馬だろう。それにこの私が他人と悠馬を間違えるわけがない。
次第に、はっきりと視界が感覚として私に戻り、思考も再開していった。
まず目に飛び込んできたのは、予想通り悠馬の顔。……ん? 真上に、顔? え、どういう状況?
「ここは観覧車の近くにあるベンチだよ。夢乃大丈夫? 熱中症かもよ。今日は帰る?」
再開させた思考回路に電流を流し、脳を高速で回転させる。そして、現状がどうなっているのかを察した。かすかに頭が熱くなる。寝起きで加速させた思考回路のせいだと思いたい。
「目が覚めたならちょっとどいてくれるかな。のどが渇いちゃって」
私はどうやら、悠馬に膝枕されているらしい。改めて状況を鑑みて、私は頭だけでなく顔も赤色化させる。それと同時に起き上がり、悠馬の上からどく。
「本当に大丈夫?」
「だいじょう、ぶ」
「……まだ遊ぶ?」
「ぜったい、あそぶ」
「じゃ、ゲーセン行こ?」
悠馬はそう言い、手を差し伸べてきた。行先に不満はない。できれば外で遊びたいという気持ちがないわけではないが、悠馬が私を気遣って室内で遊べるところに誘ったのだろう。
パンッ! カンッ! パンッ! カンッ!
室内に複数の音が響き渡る。遊園地なので人数は多くないが、それなりに需要があるのだろう。
「フッ……!」
「はぁっ、はぁっ……」
悠馬の荒い息遣いが聞こえるが、私の呼吸はそれ以上に乱れ、それだけで疲労を感じさせることすら可能なほど。
「まだまだ!」
「もう、無理だよぉ……」
容赦のない悠馬の攻撃が、私に突き刺さる。激しい動きをするそれは、今の私にとって一番の恐怖。
「悠馬、私がこんなに動けないの知ってるよね……?」
「でも、楽しいから!」
「……」
下にある穴から噴出されるものにより、それはすぐさま一種の弾丸となり、私に向かう。それに必死に対抗しようと試みるが、速すぎる。到底私には敵わない。
「いくぞ……受け止めてみろ!」
「くっ……速いっ!」
悠馬の渾身の一撃は、私の抵抗を一切受け付けず、私の下にある穴に勢いよく突入していった。スッカーンという気の抜ける音を残して。
ゲームセンターにあるエアーホッケーを楽しんだ私たちは、同じ建物の中にある休憩スペースのような所で一休みしていた。
「悠馬酷くない? 運動神経違うんだし、手加減してくれても……」
「俺、勝負は一切手を抜く気はないんだ」
「なにかっこよく言ってるの女の子相手に本気出すとかキモ」
「夢乃は一切容赦せずにズバッと言い切るよね。結構心に響くんだよ?」
いやそれは手加減しなかったお前が悪いだろと言うツッコミは置いておき、私は休憩スペース内の高いところにある換気用の窓を見つめ、悠馬に話しかける。
「ゲームで、遊びすぎたかな。もう夕方だよ」
「……時間的にどうかわからないけど観覧車に行こうか。待ち時間があっても今なら耐えられると思うし」
「あれ? 悠馬大丈夫なの? 観覧車なんか乗っちゃって。ちびらない?」
「ち、ちびらねーし! 俺はそんな子供じゃない。……そう、子供じゃないんだ」
悠馬の最後のつぶやきは、聞こえなかったことにしておいてあげよう。どう考えても自己暗示だもん。
やっほーーーー!帰ってきたよーーーーー!オワッタヨーーーーー!(何が、とは言わない)
ごめんね、全レスからROMってた。よーし、書いていくぞー!過疎るなよっ!?
それから私たちの乗る順番が回ってきた。
私は地面と少し間のある観覧車に飛び乗った。悠馬に手を出し、その手を悠馬が握った。悠馬…ホントに大丈夫かな。私はそう思った。手を握ったとき、悠馬の手汗がすごかった。
「俺、やっぱ夢乃が好きだ。」
観覧車の中で私はそう言われたんだ。
「どうしたの?急に改まって。」
私はそうきいてみた。
「いや、なんでも。」
私は「そっか」と言って、窓を見た。
「綺麗な景色!」
私の口から、思わず声が出てしまった。
「お、おう。」
悠馬は震えた声で言った。やっぱり悠馬、高所恐怖症なんだ。
「私さ、好きな人と観覧車に乗るのが夢だったんだ。悠馬、ごめんね。」
私はそう言った。
「よかったな。」
悠馬はそう言った。
「うん。よかった。」
つぶやくように私は言った。
「俺が優しくて。」
「はぁ?」
思わず声を出した。
そして2人でクレイジーに笑いまくった。
いつのまにか、観覧車は下の方へ戻っていた。
「さ、終わりだよ。降りよう?」
観覧車のゴンドラが搭乗口から搭乗口までの一周を終え、私たちはさっきゴンドラに乗った場所に帰ってきた。それを私は顔を真っ青にしてる悠馬に伝え、手を引いてゴンドラの外へ出ようとする。
しかし、それを拒む力が私に伝わった。
「夢乃、もう一周」
誰でもない。私と繋がっている悠馬だ。悠馬は開けられたドアの前に立つ私を、ゴンドラの中へ誘うような力で、私を引き戻そうとする。まるで、何かに縛られる、地縛霊のように。
「ダメだよ。他の人に迷惑だもん」
こういう会話をしている間にも、ゴンドラはゆっくりと円の最低点まで達し、今度は上昇していく。そして、私たちが言い合っている間に起きた変化がもう一つ。
ガチャン
ゴンドラの扉が閉められてしまったのだ。唯一安心なのは、スタッフが何も言わずに扉を閉めたということは、他の客がいないということ。つまり他の観覧車に乗りたい客がいないことが救いだった。もし順番待ちをしている人がいたら、罪悪感でいっぱいになっていただろうから。
「悠馬、どういう事?」
私は眉を吊り上げ悠馬に問う。悠馬は私の対面の席に座り、俯いていた。
流石に頭にきた私は、席を立ち、悠馬の隣へ座った。私と悠馬の距離は、手を少し延ばせば届く距離。
「ごめん、夢乃。俺、少し乗り物酔いしたかもしれない。だから、これから言うことは俺の本心とは限らないし、虚言かもしれない。だから、独り言とでも受け取って、聞き流してくれ」
囁くような悠馬の声。恐らくさっきまで私がいたところでは聞こえないであろう声量。隣に来たことで分かる震え。
私はその悠馬の言葉に、静かにうなずいた。
「ありがとう」
「俺は、夢乃が好きだ。ずっと前から。きっと……いや、絶対いつまでも夢乃を好きだと断言できる。夢乃は俺には勿体ない程可愛くて、美しくて、儚くて、尊いくて、愛しい人。夢乃が俺の事をどう思ってるのかは分からないけど、俺は夢乃の事をこう思ってる。
俺の余命は後10ヶ月と少し。この月日だけが、夢乃と居られる日だと思うと、胸が───心が、締め付けられるように痛い。これって、病気かな」
悠馬の口から紡がれる言の葉は、私の耳に優しく木霊し、私の脳内で激しく木魂する。しかしそれらは全て虚像で、全てが虚空の彼方へと消え行ってしまう。そんな感じがした。
だから、今一番伝えたいことを、伝えよう。
「悠馬。心が締め付けられる病気、私知ってるよ。だって私もその病にかかってるもん。それはね。───恋の病、だよ。その人もことを思うと苦しくなって、会いたくなって、いてもたってもいられなくなって。これは、そういう病気。私も、かかってるって言ったよね? そうだよ。この病は全員にかかるんだよ。ほら、ここ触ってみて」
悠馬の手を取り、私の胸に押し付ける。いつもの悠馬は顔を真っ赤にさせるけど、今の悠馬は違う。ほんのり赤いような気もするけど、それは仕方ない。だって、その表情は真剣だから。
「わかる? ドキドキ素早く鼓動してるでしょ? これは、悠馬の近くにいるから。───好きな人のそばに、いるから、だよ」
「好きな人のそばにいると、つらい?」
「そんなわけない。そばにいるだけで楽しいし、嬉しいし、つらいなんて感情は無くて、全部が全部『+』方面の感情なんだよ。悠馬も、好きな人がいるならわかるでしょ?」
悠馬は私の胸から手を放し、最初の高所に恐怖を抱いていた目が、何かを決意したような色に変わった。だから私も、悠馬のしたいことを察し、決意を固める。
「夢乃……。ハグ、しても良いか?」
少し遠慮がちに放たれたその言葉に、私は無言で首肯する。
そして、段々と悠馬が近づいてくる。
腕が触れ合った。肩が触れ合った。そして……お互いの身体が、触れ合った。
「夢乃……」
「悠馬……」
悠馬の口から、吹きかけるような吐息と共に言葉が紡がれ、至近距離にある私の鼓膜を揺さぶる。それに私は、悠馬と同じく対応することで、両省の意を伝える。
それから私たちは、どちらからともなく体を少し離し、顔を近づけ───
悠馬のそれは、ゴンドラに乗った直後の時のように、震えていなかった。
絶対これ書きすぎた。一応文字数を載せておきます(文字数カウンターで調べた)。
■文字数(スペース込み) 2180
■文字数(スペース無視) 2098
■行数 69
■段落数 46
■原稿用紙換算(400x?枚) 6枚
ごめんなさい。書きすぎ!と思ったら好きな所でカットしてくださいペコリ(o_ _)o))
>>470
ごめんミスってた。
スペース込みで1740文字。スペース抜きで1681文字。原稿用紙は5枚程。
どっちにしろ書きすぎた。
>>471普通にすげぇ
473:美香:2018/08/27(月) 18:49今日は新学期早々の実力テストでした(白目)
474:大谷刑部:2018/08/27(月) 19:02テ・・テストのことは忘れよう‼(自分にも言い聞かせる)
475:美香:2018/08/27(月) 19:02 家に帰り、ベッドニダイブする。
目を閉じれば、今日の出来事が鮮明に思い出される。
まるで、夢のような一日だった。家に帰るのが、少しだけ惜しかった。
窓から僅かに差し込む月明かりが、私を照らす。
一瞬で、気持ちが切なさへと変わる。
ふいに胸が痛くなった。
その痛みさえも―――――――――幸せなものだった。
悠馬に出会って、恋をして。
時には傷つき、そして傷つけて。
笑って、笑って、笑って、泣いて。
楽しいだけじゃない。迷いも、苦しみも、嫉妬も、痛みも、そして、悲しみも。
知らなっかったころには、もう戻れない。
「恋」という名の病――――――――
それは、誰もを虜にする。
>>474
そ、そうだな・・・(震え)
>>474
俺も中間と偏差値出るテスト(名前忘れた)が来週あるけど戦略的忘却により勉強してない。ま、大丈夫だろ。最低でも偏差値50より上なら(楽観視して痛い目見る奴)
「はっ……!」
私はいきなり目が覚めた。優しい朝日とかではなく、我が母の強烈なビンタによって。ひどいよ。こんな美しい私の顔を叩くなんて! ネットでも叩かれたことないのに! ごめんなさい調子乗りましただからその仏のような優しい顔やめて!? それが怒り顔よりも怖いの知ってるよね!?
「ごめんねぇ、凄く殴りたくなるような気持ち悪いに焼けた顔してるもんだからつい」
「ついで娘の顔叩くとかそれでも親か!」
変な顔については言及しない。わかってるから。だって夢の中で悠馬と鬼ごっこしてる夢だったから。
花畑から始まって、海岸に浜辺、スクランブル交差点とか三途の川とかあったなぁ。
夢の内容を思い出しているうちに、ママンは部屋の外に出て行った。
「さて、着替えますか……」
ふと、ちらりと時計を見ると、なんと短針が8と9の間にあるではありませんか。
THE遅刻☆
「はぅわ!」
奇声を上げ、私はマッハで支度を整える。そしてリビングにあったトーストを握りしめ、外に出た。
そして、トーストを食べようと思った時に気が付いた。気が付いてしまった。
「汚い……」
トーストなのに握りしめてしまった……ぽろぽろと零れたカスが、私の制服にかかっていた。これはまだいい方だ。さらに問題があった。
「これじゃあ、できない……」
私の予てよりの夢だった『遅刻遅刻〜』が!
まぁ、結局遅刻して怒られたんだけど。マジ許さぬ夢の中の可愛い私とカッコイイ悠馬のラブラブ(現実よりはラブラブ度が低い。現実の方がラブラブ←重要)カップル。
さ、気持ちを切り替えていきますか。だって今日は、最近モブ役に徹している悪役風優等生芽依ちゃんと大事なO☆HA☆NA☆SHIがあるから
https://i.imgur.com/aNLvGIV.jpg
480:美香:2018/08/28(火) 18:53 >>479
これ私のイメージ画像
一時間目は歴史の授業だった。慌てて教室に駆け込んだ。
すると歴史の先生(女なのに肩幅が異常に広いので、生徒間では肩幅ひろ子と呼ばれている)が声を荒げた。
「また遅刻ですか?いいかげんになさい!そんなの大人になったら通用するんですか??え??」ぼこぼこにしてやんよ ( ・ω・)っ≡つ ババババ
先生の叱責に、私は肩を窄めてすごすごと席に戻った。
次の授業は、英語のテスト返却だった。
よりによって苦手な英語。点数は赤点スレスレだった。
すると、満天のテストを片手に、芽依ちゃんが意地悪そうに微笑んだ。
「あっれー夢乃ちゃん?どーしたのその点数!」
「あー英語は苦手なんでねーあー芽依ちゃん百点なのーすっごーいさっすがー尊敬しちゃうよー顔もかわいいし勉強できるしー実家大金持ちだしー性格悪いしーホントに憧れるわーでも赤点スレスレの私に向かって自慢はどうかと思いますけどそこはどうお考えでしょうか?まあ自慢しかできないのかーへえーふーんかーわーいーそーそういう人ってのはね集団生活の中で絶対孤立するんだよーあーでも芽依ちゃんは頭いいからそんなことは百も承知だよねーえ?まさか気づいてない?それはヤバいでしょーあーあーそんなことにも気づかないことのほうがかーわーいーそー」
私がそういうと、芽依ちゃんはニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤしていた。
私が気持ち悪いと思っていることすら、彼女は知らないのだろう。
あーあーーかーーーーーーーーーわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんな嘆きも、彼女の耳には届かなかった。
>>479-480
人間ですらねぇwせめて人にしようよぉ……ww
ブフォァwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
芽依ちゃんはニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤしていた。
読んでるときの俺氏。めっちゃにやけてたわw
次の授業は国語で、これまたテスト返しだった。あの何故かほぼ全ての教科がテストをやった週は忘れられない。なんで定期考査じゃないのにテスト漬けの一週間だったのか。私は当然死んだ。
「あれれぇ? おっかしーぞぉ? 何その点数ぅ! 低すぎて草すら生えないんですけどぉww」
「また来た」
やせいの めいが あらわれた!
ゆめのは どうする?
たたかう
にげる
おちょくる ◀
「ごめんねぇ〜悠馬とのデートとかメールとか電話とかで勉強の時間がないの〜。ま、カレシさんがいないどっかの誰かさんは? 彼女持ちの男の子の事が好きなどこぞの誰かさんは? 何もアプローチしていないように見える暇そうな誰かさんは? それはそれは時間を持て余していることでしょうねぇ〜? いいな〜私も勉強したいな〜♪ でもぉ? 私と悠馬の間に勉強に使うための時間なんてないわけでぇ〜? しかも〜勉強できなければ教えてもらうという口実でデートもできるし、別にいいかな〜なんて。でもでもぉ〜、教えてもらうどころか自分で出来て教えてもらう相手も教える相手もいない一人ぼっちの誰かさんは〜? たっくさん自習できるもんねぇ〜? 超羨まし〜」
「……」
芽依ちゃんの額にいつもより血管が浮き出てるのは気のせい。そう、目の錯覚なんだよ。だから拳を握り締めてるのも、芽依ちゃんの後ろに龍と虎となまはげとウサギのスタ〇ドが見えるのは全部目の錯覚なんだよ。
それとクラスの皆が芽依ちゃんに同情の眼差しを向けている意味が分からない。なに? 芽依ちゃんがどうかしたの? 顔真っ赤にさせてプルプル震えてるだけだよね? スタ〇ドは消えたけど。
「今回はこの辺にしといてあげる。感謝しなさい?」
「ありがとうございます。神様仏様非リア様(笑)〜」
はぁ〜楽しかった。さ、悠馬の所に行こうっと。若干私を見る目が変わっているのは私の魅力をまた一つ見つけたから?
>>482
私は人間ではありませんwww
>>484
スタ〇ドって何?ww
次もテスト返却。今度は世界史だった。かろうじて得意教科だったので、まあなんとか点は取れた。
だが………再び、奴が現れた。
「夢乃ちゃんまあまあだねー私は今のところオール100点だよー」
「うっわーまた自慢?ねえ?ねえ?ねえ?自慢って楽しい?え?あーあーきっとあなたは容姿と頭脳しか自信ないんですねーかーわーいーそーていうかさーその前に人の気持ち考えたほうがいいと思いますけど?学校という名の典型的な集団生活の場で、あなたのようなうっざい女は真っ先に嫌われるタイプなんですよー?知ってた?もちろん知ってるよねー?あなたは人をそうやって侮辱してあしらってバカにして優越感に浸ってるだけなんですよー?
こっちの身にもなってもらえますー?毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回ずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと同じような自慢話聞されて?うんざりなんだよねーKYにもほどがあるっていうか―あなたのせいで私は病みそうなんですよ?日に日に心が荒んで言ってるんですよ?気づいてます?もうね、人として終わってるんですよ。だから私はこうやってあなたがどれだけ私をイラつかせているか、教えてあげてるんですよ?私はあなたを哀れんでいるんですよ?分かる?私はもっともっともっともっともっと悠馬の事考えていたいのに、あなたが邪魔するんですよ?おかげで私と悠馬との妄想劇場は強制終了させられて?あーーーほんとめーいーわーくーあなたと関わるくらいなら野生のゴリラと一週間暮らすほうがまだましですわ。いやもう豚の大群を家に入れるほうがましって感じーーーねえ聞いてる?ほーーーら聞いてない!あなたは人の話を聞かないし、ぶりっ子だし、自己中心的だし?
最悪じゃんwwもう一度自分というものについてよく考えたほうがいいのではないかと思うんですけどそこはどうお考えでしょうか?」
気づけば、隣で悠馬が爆笑していた。
>>487
性格悪すぎてわろた
「もうっ! そんなに言わなくたっていいじゃん!」
芽依ちゃんが突然甲高い声を上げた。その声のボリュームから、教室中の注目が私たちの方に向かう。そして、芽依ちゃんはさらに続ける。
「最近出番がないから出番が欲しいって作者に言ったらこの役なら出してあげられるよって言われて出された台本通りにちゃんとやってるのになんでここまでこっぴどく言われないといけないの!?」
「まずメタ発言やめようか」
それに芽依ちゃんは誰に言いに行ってどんな台本を貰ったのだろう。
「悪役風に登場したのに主人公にボコられるわ何故か失恋した認定になってるわで最悪! どうしてこうなった!?」
「作者に創られたから」
「そうだけどそうじゃない! むぅ〜〜っ!」
芽依ちゃんは頬をフグ……いやハリセンボンのように膨らませて目を潤ませ目尻にはすでに大量の雫が零れ落ちそうになっていた。これ私が悪いの?
「ちょっとこれからの展開聞いてくるー!」
芽依ちゃんはそう叫ぶと廊下に出て、どこかへ走って行った。救急車以外で初めてドップラー効果の例を見たかも。
その後、すぐに教室内は元の喧騒に包まれた。まるで何事もなかったかのように。
芽依さんのこれまでの活躍
【みんな黒瀬君のこと好きだから、夢乃ちゃん―――ひどい目に合うかもね└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘チャッチャ 】
↑初めての登場シーン
その後黒瀬くん(当時は黒黒瀬くん)にキスされた後ノートを破られる(>>141)
↓
研修中に悠馬に抱きついて夢乃に殴られる
↓
一時期Mに目覚める
↓
テスト返却中に毎度毎度自慢しにきては罵倒される
↓
ついにメタ発言
>>491
まとめ乙です。黒瀬君にキスされた夢乃にノートを破られるが正しいですね(付け足しだよ!)てかよくそんな昔の持ってこれたなwww初登場シーンなんて忘れてたw
こうやって振り返ると芽依さんは波乱万丈な人生を歩んでいらっしゃるw夢乃なんて落ち込んで復活しての繰り返し、悠馬は病気、奏はそこまでで、黒瀬君は……ヨクワカラナイナー。
まとめ作業楽しくなったから一人一人の名言書いてみた
494:大谷刑部:2018/08/29(水) 22:06 夢乃編
>>49「私は、信じたくないけど、悠馬が死んじゃった時。胸を張って『彼女』だって言えるようになりたい」
>>115「…だって、君に嫌われたいから」
>>469「そんなわけない。そばにいるだけで楽しいし、嬉しいし、つらいなんて感情は無くて、全部が全部『+』方面の感情なんだよ。悠馬も、好きな人がいるならわかるでしょ?」
奏編
>>40「私、思ったんだ。あの時。夢乃を…助けたいって。
私が一番大事なのは、夢乃なんだって…」
>>220「夢乃……私は、悠馬君を譲ってほしいわけじゃない。でも、私が勝てる見込みなんて全くないとわかってるけど、私は。あなたに、───悠馬君の彼女であるあなたに言う。私は、全力で悠馬君を堕とす。だから……身勝手だってわかってるけど、私は、貴方のライバル。私にとられないように頑張ってね?」
>>425「はら、夢乃って大体相手の考えないじゃん。相手のために考えてる! とか言っても本人からしたら迷惑、ってことは夢乃の場合よくあるよ? ソースは私」
「でも、それでも夢乃はいつも頑張ってた。それに私は負けた。でも今回はどう? たった数回悠馬君に拒否られたくらいで何へこたれてんの!? そんな暇があるなら自分のエゴを貫き通しなよ!」
悠馬編
>>106「一人で悩むなよ。俺を頼れよ。もし今度何か円城寺に言われたら、俺に言え。ぶっとばすから(メ゚皿゚)凸」
>>432「俺はこれから、夢乃のために生きる」
黒瀬編
>>24「自分の幸せか、親友の気持ち……それは、僕には決められない。僕なら、両方得る道を探し出す。どれくらい時間がかかろうと」
黒瀬君・・最初は良いやつだったじゃないか・・
>>459「だって僕、迷子だもん☆彡」
芽依編
>>80「みんな黒瀬君のこと好きだから、夢乃ちゃん―――ひどい目に合うかもね└(・∀・)┐ズンズン┌(・∀・)┘チャッチャ」
>>93「そう。明日からが楽しみね+゚ゎくゎく.+゚(o(。・д・。)o).+゚ぅきぅき.+゚」
>>490「悪役風に登場したのに主人公にボコられるわ何故か失恋した認定になってるわで最悪! どうしてこうなった!?」
というわけで次でいよいよ500となります。
500:匿名:2018/08/30(木) 00:27500