シティウォーボーイズ

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6:るーね:2019/08/12(月) 17:20

蝉の音もうだるような湿度も無い、凍るように冷たい部屋。
その冷たさに慣れた少年は本のページをめくる。
世間一般では高校生と言われる年齢の少年には、
難しくはない、むしろとても解りやすい物語であった。

「ふん…」

ページを一つめくる度に鼻を鳴らす少年。
少年には、この物語は不快であったのだろう。
やがて1つの賞を読み終わったのか、1度本を閉じた。

「なんだこれ、キラッキラじゃねえか…」

呟く言葉は続いていく。

「こんなもん、俺には無いものだらけじゃねぇか」

口をつく言葉は、少年の心の闇を浮き彫りにさせる。

「金も女も力も勇気も知恵も権力も顔も……」

続く言葉を探そうとして止め、唇を噛む。

「クソッ…」


るーね:2019/08/12(月) 17:21 [返信]

>>6>>2の前だと思って下さい。
整合性付けるために表現をいくらか変にしてるのは気にしないで…


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