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10:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/10/05(土) 20:03

ここまでプロローグ(のつもり)です
本編に入っていきます

「ねえ。最近みよ帰るの早いよね」
「ほんと。無視されてキレてたり?」
「ま、美姫(みき)に自慢したもんねー」

帰りの会も終わり、ランドセルを背負った時、そう聞こえた。
どうやら、クラスの女子の一部が固まって話しているようだ。
……私を嘲笑っている。

後に分かったことだが、私が自慢…と、思っていなかったが、それを(>>8参照)言ってしまった子こそが、クラスのリーダー。
朝木 美姫(あさき みき)だ。
あっという間に噂が広がり、無視される日々。

でも、私は気にしないのだ。
だって、私には味方がいる。欟はもちろんだけど、涼(りょう)君。
学校で一二を争うほどのモテ男子。優しくて、私の前の席。

無視されたときに涼君がいたら必ず注意してくれる。
無視するのは女子だから、聞いてくれる。

私は、涼君に恋的な好きって言う感じじゃないけど、感謝してる。

そして、私は嘲笑う声を無視して、教室を飛び出した。
早く帰って、やらないといけないことがある。


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