初雪が降った 空は暗く雪は降り続く
私はかじかんだ手を吐息で温め
煌めくツリーの前で君を待つ
時は七時 今来るかと辺りを見回す
その場にしゃがみこみ また待つ
時間に疎い君は少し走ってやって来る
しゃがんでいる私に合わせ君もしゃがむ
そしてそっと私の頭を冷たい手で撫でてくれた
寒さも寂しさも消えて
君の笑顔の温もりと優しさが私の頭を伝って心にまで届いた
「安物だけど受け取って」
君はそう言って指輪を薬指に填めた
「それを本物にするからずっと待ってて」
私は笑って頷いて 君もまた笑った
初雪の降る日 私はまた君に恋をした
>>9お前もリア充じゃあぁぁぁ!!!!!