雨の中、泣きながらあの人を呼んでいた
何度も何度も呼んでいた
けれどそのたび
やはり答えてくれるものはないのだと
どんなに呼んでも願っても
手の届かないものがあるのだと
それでも私は呼んでいた
答えてくれるものがいなくても
この手をとってくれるものがいなくても
この身が朽ち果てるまであの人を呼び続けるでしょう
初めまして、凛と申します
>>2の詩がとても気になったので、感想書きます
この詩は本の中のような世界観が広がっていて、
「幻想的」という言葉がぴったりだと思います
これは、「私」の感情と雨の音が入り混じる、
そんな場面を想像させて頂きました
とても綺麗だと思います
そして、感想だけだと寂しいので
私なりに返詩させて頂きます
-------------------------------------------
雨粒が落ちる、
涙が落ちる、
君の名を呼ぶ、
どの音も君には届かない
でも私はずっと呼んでる、
そう静かに誓ったから。
――いつになく、音は強くて。
-------------------------------------------
では、失礼させて頂きます(*- -)(*_ _)