「多恨酩酊感」
やぁ 今日もおまへは
善の皮を被りやて
人に欺滿しやがるの
だが私は知っていなかった
だから近付いて仕舞ったのよ
私がおまへの機嫌損なうならば
おまへは激昂して私を打つ
其の癖おまへは鉄面皮で
私に摺り寄り他の女と酒へ
享楽に更ける
あぁ私は鳩でありたい
かの英国お伽噺踊靴の
姉二人の目をくり貫いたから
あぁ私はガロットでありたい
私におまへを座らせて
鉄の輪で馘を絞めるかへし折るか
ただ何方も叶わぬ事よ
せめておまへの私へした事の
非道の数々を
おまへの友人 家族 そして
おまへの愛人へ送ってやらう
其しておまへは
私以外の全てを
失った時
おまへは私に対して
泣いて請うのだろうな
そうしたら愛してやるさ
おまへが私の隷属になる迄
其してそうなったら
私は梟になっておまへの元を去る
其しておまへは
酔生夢死を送るがいいさ
其して私は
酩酊感に浸るのだ
(作者ヨリ)
>>225ニツイテ
以下ノ言葉ハ、コウ云ウ読ミ方デアル
↓
・英国お伽噺踊靴(シンデレラ)
・酩酊感(エクスタシー)