夕暮れの
屋根の上
洋装に
赤い花刺繍の
黒羽織り
目前の夕日が
沈む姿を見送って
煙管の煙をくゆらせる
枡に注いだ
清酒を見やる
何処からか来た紅葉が
清酒の枡に落ちてきた
酒の上の紅葉を
ぢっと見て一気に仰ぐ
静寂なる宵
風が我が身を冷えらす
秋風だが
寒太郎が来たらしい
小僧よ
おまへが乗るのは
北風だろうが
まだ早いよ
これで私は
熱燗を
用意せねば
ならないではないか
>>432さすがアビス大先輩!やっぱり天才は書くことが違うなあ❗ハイ、クソガキが偉そうにすみません。私もたまに投稿していいかな?