>>14 . ❁¨̮ 芹斗くん
… 芹斗くん、りんご好きなんだね
( 相手が一瞬見せた頬の綻びを見逃さず。すぐに眉間に皺寄せてそっぽ向いてしまう彼には構わず、先の表情に釣られるようにへら〜と口角を上げれば、好奇心から確認をぽつり 独り言のように。 答えがイエスなのは自身の中でわかりきっているため、ひとつ見つけた共通点に一人で嬉しくなっては にまにまと満足げにしながら立ち上がって。 解いた三角巾の清潔な面で手の果実を磨きながら、障子の方を向いてから振り返ると下記、かなり上機嫌に。伝えてから部屋を後にし、今度はゆっくりと廊下を歩いて行って。 )
じゃ、りんご狩りにいくには腹ごしらえしないと! 先に待ってるね〜
_は、す、好きじゃねーし!
( 今、もうたった今全力で否定した筈の事項だったのだが。相手の失言(/Σ)にびくっと肩跳ね上げるときゅっと眉潜め。片足でだん、と一歩彼に寄り、嬉しそうな彼は他所にぶんぶん頭を振ってもう一度NOの答えを出して。そのままくっと顔上げて相手を睨もうとするも、どうしても視線は果実の方をちらちら、泳いでしまう。そうこうしているうちにふにゃり…また緩み始めた頬と表情を自分では抑えきれずに、子供…子狐だろうか、とにかく幼い子のようにきらきらした瞳は、そのままに。と、立ち上がる相手に少し驚いたのかくるり、目を見張って焦ったようにもう一歩踏み出そうとする。しかし、焦りのためかさっき踏み込んだ足をもう一度出そうとしてしまい、バランスの崩れた身体は派手にずっこけて )
おい、待てよ__!!? ッ、いた、…
>>15 科邉