「おじさんが、僕の親殺したんでしょ」
内臓を抉り出されるようにして倒れていた両親の姿は、今も瞼の裏に焼き付いたままでいる。
だからと言って、まあ、
「責任取ってよ」
――悲しいわけじゃあないんだけど。
殺し屋のおじさんは、僕を見つめたまま動かない。両親を殺された不憫な子供を見て、流石に同情でもしているのか。それとも、悲しそうな振りをする子供に、なにか違和感でも感じたのだろうか。心を見透かすような視線は気持ちの良いものではなくて、無意識に視線を逸らしてしまった。
「責任って、どうしろってんだよ」
おじさんがようやく口を開く。
僕は、この時を待っていたとばかりに顔を上げると、悲しげな表情を保ったまま、しかしはっきりと、その言葉を口にした。
「僕のお父さんになって欲しいんだ」
*
これです 色々おかしいです
>>125,>>127,>>129/元地味男と元王子様のはなし
>>136,>>127,>>138/殺し屋さんと中学生のはなし
続けるんだか続けないんだかって感じ 多分続かない