かくねー!前回は>>800!
続き
「あんな学園…っ大嫌いやっ…。」
教室を飛び出して一人、歩く蜜柑の足はフラフラしていた。
親友、恋人、友達…
一度にうしなったものが多すぎた蜜柑は目に光はなく恨みと絶望の色に染まっていた。
「うち、もう死んでもえぇかなぁ…。」
学園
「どうしてなんだろう。蜜柑ちゃん…。」
蜜柑のいない教室で委員長がポツリと呟いた。
「なに言ってるのよ、委員長。もともとあぁいう人だったんでしょ?佐倉さんは。」
その委員長にパーマが返す。
「う、うん…。」
パーマにおされ、納得いかない顔のまま、委員長は頷く。
すると、一人の少女が教室のドアを蹴った。
ドガッ
それで一気に場の空気は冷め、シーンと静まり返る。
目線のさきには乃恋。
「の、乃恋ちゃん…?」
ののこが恐る恐る名を呼んだ。
「蜜柑のこと、悪く言わないで。」
「な、なによ!そもそも貴女が写真を撮ったから佐倉さんは出ていくことになったのよ!」
前より声が低く鋭くこちらを睨む乃恋にパーマは怖じ気づくも、すかさず言い返す。
「あんなもの、蜜柑をこんな汚い学園から出ていかすための嘘に決まってるじゃない。」
口角を少し上げ、歪んだ笑みを浮かべる。
「えっ…。」
「は…?」
「う、そ…?」
蛍、棗、ルカは驚いたように目を見開く。
「どういうことだい!?乃恋ちゃん!あの写真は!」
ナルも乃恋に問う。
「分からないのね、私がだれか。ナル…。私のアリスは偽造のアリス。あの写真は私が偽造したの。蜜柑を信じてあげれていない学園にあの子を置いとくわけにはいかないわ。」
「そんな…。」
「それにね、蜜柑は強力なアリスを持っているの。それを狙っているグループAKATSUKIがあるのよ。そのAKATSUKIを潰すためにも蜜柑はZに必要。」
「Z…!君はZの人間か…!?」
「私の正体はいずれ分かるわよ。蜜柑はZがもらっていく。こんな学園、大嫌いなんだから。」
乃恋はそういうとアリスストーンを一握りした。
瞬間、彼女は消えてしまった。
「瞬間移動のアリスストーン…。」
「蜜柑…!そんな…。」
学園には皆の悲しみの声が響いていた。
沙耶姉の小説だーーー!ありがとう!続き頑張って!
>>821
iaいいと思うよ!