フェアリーテイルナツルーグレルー恋愛小説7

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447:みさ:2016/01/17(日) 18:20 ID:IRo

ある少年のお話。
雪のように白い肌を持ち、海のような髪の男の子。

その子は物心がついたころから、人を殺していくのを見ていた。

あまりにも、多く見すぎていつもなぜ人々が嘆いているのかわからなかった。

それは、嘆いても無駄だと知っていたから。

___人間は殺されるものだと思っていたから。


そんな少年は友達はいなかった。ただ、3人の話すと心が落ち着く人がいた。

1人は山吹色の髪をした、やんちゃで笑うとかわいい男の子フィン。

1人は黒曜石のような髪の色をしたクールで優しい男の子、キース。

1人は誰よりも面白くて誰よりも人のことを考えているベージュの髪の女の子、スティア。



そんなある日のことだった。


「早く逃げろー!」

「さっさとやっちまえ!!」

少年がいつものように深い眠りにつこうとした時、兵が叫び騒々しくなり、起きる。

何者かが侵入したようだ。

「ど、どうしよう」

少年は動くことはできない。いつも鎖をつけられていたから。

その時、通った兵士がこちらを見つけ、考えるような仕草をしたと思ったら、突然こっちに来ていった。

「こ、こいつを殺したら…もしかしたら…」

そういうと、兵士が腰につけていた剣を外し、振り下ろそうとした。

少年は思わず目をつむる。

その時に、なぜ日知人が嘆いていたかわかったような気がした。



続く


みさ:2016/01/17(日) 18:28 ID:IRo [返信]

>>447  「 日知人 」 ではなく 「 人々 」 です。


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