〜星空は知っている〜
【若武side】
(みんなが帰ったあと…)
どうしよう、勢いで行ってやるって言っちゃったけど俺いけるかな…。
まぁ、無理にでも行くけど。
それより問題は、星が見える場所を探さなきゃいけねぇ。
長野県って言ったって一応広い。
だから決めとかなきゃいけね。
そして、パンフレットやらパソコンやらいろんなもので探しはじめる。
「ん?あ、これテレビで見たなぁ。これで決まりだ」
そういって、背もたれに背中を預ける。
ギシッと軋む音がした。
やべ、あと島崎さんに運転してもらえるかお願いしてこなきゃ。
「島崎さん、あの…」
「あ、申し訳ありません。言い忘れていたのですが有休取らせてもらいます」
…。どうしよう。どうやって行こう…。
まぁ、これは最低朝でも平気だ。
とにかく、場所だけでも知らせておきたい。
どこをはじめに連絡した方がいいかなぁ。
できれば黒木の家にかけたいんだけどあいつでねーし。
電話の前でうろうろしていたら、突如電話がかかってきた。
クッソ、今悩んでたのに誰だよかけてきたやつ。
「はい、若武です」
『黒木だ。若武いい場所見つかったぜ』
黒木!ナイスタイミングだ。
『といっても、若武先生も見つけてあるんだろ?』
こいつの考察力スゲーな。
これでたくさんの女子を…なんてどーでもいいんだ。
「ああ、俺的には阿智村ってところがいいなーって。お前は?」
『俺も同意見だ。それでな、そこに知り合いの別荘があるんだ。だからそこで一泊二日にしようぜ』
「いや、それなら二泊三日にしようぜ!Kzの活躍ができるかもしれねーし」
そんなことは、はっきり言ってそういうわけでもないんだが。
今回は、たぶんいろんな意味で重要なんだ。
『わかった。若武先生が本当はどう思ってんのかわかんないけどいいよ。あと、行くときのバスも知り合いがいるから。ま、俺に任せろ』
そういって一方的に切られた…ような気がする。
あー、このなんかまた活躍を奪われた虚しい感じって一方的に振られた彼女と同じ気持ちだな…。
いや、付き合ってないけど。
黒木は多分回さないな。
そう思いながら、みんなの家に電話した。
あ、最後アーヤだ。なんか緊張すんな。
いつもは事件があるからなー。
そして、電話に手をかけアーヤの家を呼び出す。
プルルルルプルルルル・・・
『この電話はつながっていないか、ほかの人と話している可能性があります。ピーという音が鳴ったら用件を…』
ッチ、つながんなかった。
たぶん、いつも出てるから、誰かと話している可能性が高い。
つまり、Kzの四人の中の誰かとだ。
「やられたなー」
そう声に出すと、なんかもっと悔しくなった。
もう、寝よう。
朝、チャイムの音で目が覚めた。
大抵は島崎さんがとってくれるから、行かない。
でも、有休をとったらしいから、行くしかない。
「はい」
ドアを開けると、細身の爽やかそうな男の人が立っていた。
いあ、これ一回思考停止すんだよ。
「ここ、若武さんの家?俺、黒木に頼まれてここに来たんだけど」
「あ、はい俺です」
「そっか。じゃあみんな揃ったら起こして。あんまり寝てないんだ」と言い残し戻っていく。
急いで服を着替えあらかじめ準備しいた荷物をとってみてみると、車が俺の家に泊まていた。
>>197-198えっとハルいいのかな?よろしくね!( `・∀・´)ノ ヨロシクーあとあんまり個人情報は出さない方が…私、それで前にちょっとひどい目に…あ、上から目線ごめん❗m(。_。)m
>>199不死身!?Σ(・ω・ノ)ノあ、嘘だった…ww
>>200面白い!o(*゚∀゚*)o続き、楽しみー!
あと200おめでとう❗(*^▽^)/★*☆♪