>>333美羽ありがと!
でも、やっぱり入れたかったりなんだったり…まぁ行き当たりばったりでいっかぁ。
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〜瀧は知っている〜
【立花side】
瀧…?
何でここにいるんだろう…。
会えてうれしいんだけど…やっぱり複雑。
だって、引っ越したら全然連絡くれないんだもん。
「彩、連絡できなくてごめんな…」
え、いきなり?!
でも、そういう素直なところ、変わってないな。
「うん、連絡できなくて寂しかったけど、また瀧にあえてよかった!」
若武の方で「なっ?!…」という声が聞こえた。
どうしたん……え?!
み、みんな固まってる?!顔面蒼白?!
(アーヤ/立花が、男子を下の名前で呼び捨てにした?!)
どうしたんだろう?
「彩」
瀧に呼ばれて振り向く。
すると、目の前にた、瀧の端正なお顔が!!
「もう一回言って、寂しかったって」
「ム…いや」
瀧は、思いっきり心外そうな顔をした。
「残念だね、昔はあったら飛びついてきたのに…」
「うん、瀧がね」
「そしてぎゅーってしたのに」
「うん、瀧がね」
「で、ほっぺにキスしてくれたのに…」
「うん、瀧が…ってしてない!!」
ち、違うよ!
皆に弁解しないと…。
そこにあったのは…すでにもの抜けのからの皆でした。
なんか、口から魂みたいのが出てくるのが見えそうです。
「…嘘だよ、嘘!」
瀧が、笑い飛ばした。
当り前だよ、そんなことしたことないもん。
その瞬間若武が少し生き返る。
「えっと、アーヤさん、いろいろ説明お願いします…」
「う、うん。瀧は私のいとこでお父さんの兄弟の息子。で、昔は家が近かったからよく遊んだよ。それぐらいかな」
うん、これぐらいしか説明することないよね。
瀧が口をはさんだ。
「俺と彩は小さいころ結婚するって約束したもんな」
えぇぇぇ?!
へ、変な話を持ち込まないでよ!
皆また気絶して…あ、黒木君は生きてる?!
みたいな、抜け殻だったぁ?!
と、とにかく生き返らせなくちゃ!
「みんな、昔の話だから!!」
「「「「否定しろよ!」」」」
―― 三分後 ――
「みんな、落ち着いた?」
口々にため息交じりに「大丈夫」と言っていく。
瀧は、本当は悪い子じゃないんだけど…人をからかうんだよな…。
じっと見つめていると。
「ん?彩俺の顔になんかついてる?」
「ううん、何でもないよ」
で、もう一度瀧について話した。
そのあと、瀧とも一応意気投合してくれててよかった。
でも、時々こっちをチラッてみるたびに瀧の笑顔に影が落ちてたのは…気のせいかな?
で、問題が一つ。
上杉君が、名前を呼んだの。
「あ、立花」
「なに?」
「どうしたの?」
そう。
上杉君は苗字呼びだから、そんなことが起きた。
でも、瀧って呼ぶことにして、ひとまず落ち着いたんだけどね。
私は、瀧が好きだから、ここでずっといられるといいな…。
それに、秀明でのクラスは、私より一個上だから近いし。
翼とも仲良くなってほしいな…。
>>凛久しぶり!!
>>密さん初めまして、みさです。
>>若彩さん、私は上杉ですね。
でも、本編では絶対にくっつかないと分かってるけど、頑張ってる姿がかわいいですねぇ(o^―^o)ニコ
最後は
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〜滝は知っている〜
【上杉side】
はぁ、立花のいとこかー。
もう絶対無理だわ…。
二人とも呼び捨てだろ…?
俺は、まだ立花呼び出し、アーヤなんてぜってー言えねー…。
…あ、授業終わった。
やべぇ、全然授業聞いてなかった…。
ま、数学だし、家に帰ってみればいいか。
家に帰ろうと、鞄に荷物を入れていた。
「おい上杉、ちょっといいか。談話室に集合」と若武に肩をたたかれた。
は?面倒くせぇ、早く帰りて―のに…でも、あいつ顔真剣だったな…。
―― 談話室 ――
「お、来たぜ」
なんだ、立花いないのか。
「今日は、美門も呼んだ」
「美門も?でも、今日は事件じゃないんでしょう?アーヤ呼んでないっぽいし」
確かに、小塚の言うとおりだ。
美門を呼ぶけど、立花を呼ばないってことは…さっきの立…瀧のことか。
「ああ、そうなんだ」
「よ、みんな。どうしたんだ」
美門が入ってくる。
ってか、塾あった後にわざわざここに来たのか?
「てか、アーヤの話って聞いたんだけど、何?」
ああ、立花のことか。
だから、本人や瀧は呼ばなかったってわけか。
「おい美門、お前アーヤにいとこがいるって知ってるか」
「いや、聞いてない」
「黒木ってアーヤのこと調べたとき、そのいとこが引っ掛かったりしたか?」
「俺は、アーヤのことは調べないつもりだから。だって、調べるより聞いた方が信憑性だってあるだろ」
ま、どうせ若武のことだから、立花がとられたらいやとかだろ。
ま、俺は別にいいけど。
「上杉先生は興味ないっぽいけど」
「まぁ、俺はな。誰かのことを詮索するってさ」
「そうか、じゃあ上杉は帰っていいぜ」
こいつ…立花のこといなるととにかく敵を減らそうとするな…。
「どうせ、アーヤのこと知るの怖いんじゃねーの?自分が選ばれないのかもって思ってんじゃねーの?
自分に自信がねーんだろ。それなら聞いたって意味ねーだろ、帰っていいだろ」
「んだとぉ!お前だって、選ばれねーだろ、だってあいつと瀧は結婚するとか言ってたんだろ!」
あ、やべ、口滑らせた。
さっきそれ聞いてた俺たちはいいけど…美門は?
「ちょっとその話…詳しく聞いていいかな?」
ご立腹でいらっしゃる!!
ま、美門には勝てんだろ…でもあいつら一応昔からの知り合いらしいし…。
「ま、聞いてくれよ…」
そして、結局俺は残った。
―― 五分後 ――
「ふーん、立花、ね…」
美門の目が光った。
あれ、若武とか黒木も?てか、小塚も顔こわばってる?!
…ま、俺も鏡がないから自分の顔見えないけど…。
マジになってるかもしんね。