>>329-332面白い❗瀧はアーヤのいとこだったのかあ!
>>330別に入れなくてもいいと思うよ!
>>333美羽ありがと!
でも、やっぱり入れたかったりなんだったり…まぁ行き当たりばったりでいっかぁ。
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〜瀧は知っている〜
【立花side】
瀧…?
何でここにいるんだろう…。
会えてうれしいんだけど…やっぱり複雑。
だって、引っ越したら全然連絡くれないんだもん。
「彩、連絡できなくてごめんな…」
え、いきなり?!
でも、そういう素直なところ、変わってないな。
「うん、連絡できなくて寂しかったけど、また瀧にあえてよかった!」
若武の方で「なっ?!…」という声が聞こえた。
どうしたん……え?!
み、みんな固まってる?!顔面蒼白?!
(アーヤ/立花が、男子を下の名前で呼び捨てにした?!)
どうしたんだろう?
「彩」
瀧に呼ばれて振り向く。
すると、目の前にた、瀧の端正なお顔が!!
「もう一回言って、寂しかったって」
「ム…いや」
瀧は、思いっきり心外そうな顔をした。
「残念だね、昔はあったら飛びついてきたのに…」
「うん、瀧がね」
「そしてぎゅーってしたのに」
「うん、瀧がね」
「で、ほっぺにキスしてくれたのに…」
「うん、瀧が…ってしてない!!」
ち、違うよ!
皆に弁解しないと…。
そこにあったのは…すでにもの抜けのからの皆でした。
なんか、口から魂みたいのが出てくるのが見えそうです。
「…嘘だよ、嘘!」
瀧が、笑い飛ばした。
当り前だよ、そんなことしたことないもん。
その瞬間若武が少し生き返る。
「えっと、アーヤさん、いろいろ説明お願いします…」
「う、うん。瀧は私のいとこでお父さんの兄弟の息子。で、昔は家が近かったからよく遊んだよ。それぐらいかな」
うん、これぐらいしか説明することないよね。
瀧が口をはさんだ。
「俺と彩は小さいころ結婚するって約束したもんな」
えぇぇぇ?!
へ、変な話を持ち込まないでよ!
皆また気絶して…あ、黒木君は生きてる?!
みたいな、抜け殻だったぁ?!
と、とにかく生き返らせなくちゃ!
「みんな、昔の話だから!!」
「「「「否定しろよ!」」」」
―― 三分後 ――
「みんな、落ち着いた?」
口々にため息交じりに「大丈夫」と言っていく。
瀧は、本当は悪い子じゃないんだけど…人をからかうんだよな…。
じっと見つめていると。
「ん?彩俺の顔になんかついてる?」
「ううん、何でもないよ」
で、もう一度瀧について話した。
そのあと、瀧とも一応意気投合してくれててよかった。
でも、時々こっちをチラッてみるたびに瀧の笑顔に影が落ちてたのは…気のせいかな?
で、問題が一つ。
上杉君が、名前を呼んだの。
「あ、立花」
「なに?」
「どうしたの?」
そう。
上杉君は苗字呼びだから、そんなことが起きた。
でも、瀧って呼ぶことにして、ひとまず落ち着いたんだけどね。
私は、瀧が好きだから、ここでずっといられるといいな…。
それに、秀明でのクラスは、私より一個上だから近いし。
翼とも仲良くなってほしいな…。