いつものようにエネに叩き起こされ、アジトに連れていかないと秘蔵フォルダの画像をネットに公開するだの何だのと脅迫されて連れて来られたアジト。
溜め息をつきながらアジトのドアを開けた俺は、目の前の光景に驚愕した。
ドアの直ぐ側にいる我が妹、モモはしゃがんでおり、右足の指先を押さえながら呻いている。
テーブルの近くでは、カップを手に持ちオロオロして目に涙を浮かべているマリーと、
「熱ッ!ちょ、熱い!」と叫びながらバタバタと動き回るカノ。そして両目を手で押さえ「目が!目がァァアア!!」と膝から崩れ落ちているセト。あと今まさにカノをフライパンで殴ろうとしているキド。
ヒビヤはヒヨリに思いっ切り往復ビンタを食らっている。痛そう。
床に寝転び、「ねぎま...」とさっきからしきりに呟いているのはコノハ。
―――――そして、それらをニコニコと微笑みながら見つめるアヤノ。
......いや、
「なんだよこのカオス空間!お前ら一旦落ち着けよ!!」
俺の叫び声がアジト内にこだました、午前10時のこと。
アッ>>6のアンダーバーできてなかった。