暗殺教室〜僕らは殺し合う

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7:かわいいねこ。:2016/03/26(土) 15:05 ID:Avs


律(朱蘭)『後方から磯貝君、前方から岡野さんが接近中!逃げ道は木の上です!』

「そう簡単に妾は捕まらん。心配せんでもえぇ。」

「でも…」と手の中からモバイル律が訴える。
…こんな素人に負けてたまるものですか。

「木の上ね、了解。」

律のアドバイス通り、妾は木の上へと移動する。
余程の運動神経でない限り、ここには登れないはず……ッ?!

「ふっふ、あたしは木の上が得意なのよね?」

ーーーー前方にいた岡野さんは予想を裏切り、慣れた足取りで木の上に登った。
これもせんせが居たからこんなんになったのかな?
…いや、彼女は身体が柔らかい。
体操選手かなんかだね。

「…まぁ、追いつけなければ意味はないじゃろぅ?さらばじゃ!」

素早く後ろへとかけていく。
後ろには確かプールがあって、その先に岡島が仕掛けたせんせのトラップ。
この裏山は妾の支配下に置いてあるのだ。…全ては暗殺のため、ね?

律(朱蘭)『ナイス判断です、朱蘭さんっ!』

律が手の中にあると邪魔だな…この体操着ってポケットあったっけ?
……あぁ、あった。
ポケットにケータイを入れて、イヤホンをつける。
シュア掛けっていうやつ。

自分で作ったケータイに、自分で作ったイヤホン。
両方とも高性能で、イヤホンにはマイクもある。

「…律、飛ばすぞ。」

律(朱蘭)『はい、頑張ってください!』

律の言葉で、妾はスピードを上げた。


かわいいねこ。:2016/05/05(木) 21:11 ID:In. [返信]

>>7>>8の間にこれを入れてください!



『磯貝くんと岡野さん、ダウンです!よって一回目の鬼ごっこは終了となります♪』

まだ開始から10分も経っていないのにもう?!
結局一回目で捕まったのは僕だけ。
チャットでもいろんな言葉が飛び交っている。

中二半『あれ、もう?』
女たらしクソ野郎『マジか〜。あの2人がダウンって結構すごい奴がいるってことだろ?』
永遠のゼロ『うーん…木村君とか?』
ジャスティス『俺っ?!追いかけられてないけど…』
ポニーテールと乳『じゃあ片岡さんとか!』
凛として説教『え?違うけど…』

…きっと、転校生のえいきょうだろう。
彼女は運動神経がいいのか…
続いて2回戦、業君と紅姫さんペア。
…なんか、嫌な予感しかしない。

ーーーーーーーーー

「どうする?紅姫さん。」

「朱蘭でいい。えっとー、このクラスは28人、あたしを入れて29人…」

「…あれ、さっきと口調変わってない?」

「あぁ、さっきまでは仕事モードだったからね。クラスに馴染むには駄目だと思って。」

木の上であたし達は話していた。
体育の鬼ごっこ、あたしはあの赤羽業と同じペアになった。
いや、そこまで好きじゃないよ、あぁでも好きか。…って何言ってんのあたし…

「ふーん…ねぇ朱蘭さん。」

「…だから、朱蘭でいい。」

朱蘭“さん”って呼ばれるのは嫌い。
正面から向き合いたい人との間に壁を作りたくない。
しかも、す、好きな人…なわけだし。

「じゃあ朱蘭。何で殺せんせーに危害を加えられたの」

…どういうこと?
いや、ナイフを当てたからじゃないの?
意味分かんない。

「何でって、ナイフを当てたから。」

「あー、朱蘭ってそういう系か…ま、いいや。」

「え、何よ。」

なんか逆に気になるんだけど。
…って、授業中なんだった。
鬼ごっこの優勝ペアには殺せんせからお菓子を奢ってもらえるらしい。
しかも、好きなだけ。

「…お菓子、貰う。」

「お菓子…あぁ、景品ね。」

「お菓子は絶対渡さない…!」

くー、そろそろ行きますか!
ピョンと降りて赤羽業を見上げる。

「赤羽さん、殺るからには本気で!」

「…カルマ、そう呼んで。」

…彼は、照れ臭そうにそっぽを向く。
か、可愛い…!
でも名前呼びとか、嬉しすぎる。

ねぇカルマ、

「…じゃあカルマ!後でね〜!」

…こんなに胸が高鳴るのは、君の前だけだよ。


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