上手くないと思うけど書くね!(いつもの事だけどね)
見回り中、前から番傘を差して肩を落としながら歩いてくるチャイナ娘。
「銀ちゃん相変わらず給料くれないアル〜…」
あの野郎はロクに従業員に給料もやらねぇのか、どんなブラック企業だ。
つか暇ならブラック企業もクソもねぇな。
「オイ、チャイナ娘」
「ん?お前何してるアルか?」
「見回りだ」
「あいつと違ってちゃんとしてんるアルな」
あいつはサボり魔だ。
「俺と総悟を比べるんじゃねぇよ」
「ところで私に声かけるなんて珍しいアル」
スルーすんじゃねぇよ。
「お前が給料くれないとかぼやいてたから」
つい、な。
そう言うとバッと顔を上げて俺の袖をグイグイと引っ張ってきながら言う。
「聞いてヨ!銀ちゃん給料くれないのヨ!いつものことだけど流石に酷いアル!あの腐れ天パ!!」
万事屋、お前部下にすげぇ言われ様だな、解らなくはねぇけど。
「まったくお陰で酢昆布もあんまり買えないネ、つかもう買うお金もないアル…」
プクッと口を膨らませて言った後にしょんぼりした顔のチャイナ娘。
その姿に不覚にもトクンと胸が高鳴った。
俺は心を落ち着かせるように新しい煙草に火を点ける。
そして歩き出す、立ち止まったままのチャイナ娘に声をかける。
「何してんだ、行くぞ」
「?」
「仕方ねぇから俺が酢昆布、買ってやるよ」
「本当アルか!?ありがとな!」
こいつはまだ恋のこの字も知らないガキだろう。
だから恋を知って、何度も失恋もするだろう。
大人になっても貰い手がないなら俺がもらってやるよ。
惚れた女にゃ幸せになってほしい。
今の俺には幸せにさせる自信もないが…いつかそんな自信が持てたら。
こいつがガキであるうちと俺にそんな自信が持てない間は。
仕方ねぇからワガママを聞いてやるよ。
なんだ、この土方さんは、我ながら書いてて怖いわ
しかも密かに別カップルの言葉を投下してしまった
この台詞カッケーから私好きなんだよ!!
あー、なんか変な土方さん
>>238ありがと〜!!
>>239やばw土方さんかっこよすぎかよ///