暗殺教室〜もうひとつの物語〜Part5♪

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923:凪海◆L6 (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/06/19(日) 00:00 ID:ySs

>>871

 カルマくんが早速、僕らに指示をだした。

「なるべくなら、相手に気付かれないうちに茅野ちゃんを助けておきたいんだけど」
「それなら任せなさいって」
「何をするつもり?」
 
 海はにやにやしながらウェストバッグを漁っていた。

「まさかとは思うけど、本物を使うわけじゃないよね?」
「いやいや、そんなのじゃ面白くないって。使うのは、これだよ」

 そこからでてきたのは、缶だった。
 海はそれを慎重に振りつつ、前へ前へと進んでいく。僕らは顔を見合わせながら、とりあえず彼女の後ろをついていった。

「あ!」

 僕は小さく声を上げた。
 暗視ゴーグルのおかげで、わかる。
 茅野と、その傍にいるのはおそらく犯人のグループだ。

「よし、準備完了!」

 海はそう言って、缶を放り投げた。
 足に装備していたらしい拳銃をとりだし、缶に向けて弾丸を5発ほど放った!


凪海◆L6 ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/07/02(土) 22:41 [返信]


 瞬間、周囲に炭酸がまき散らされた。

「うぉっ、何だ⁉」

 犯人たちは驚き、慌てふためいている。

「本物の爆弾がないのなら、こういうのもあるんだよねぇ。名付けて、炭酸爆弾!」

 すごい……。

「じゃ、あとは指示通り」

 カルマくんの言葉に、僕らはうなずきあった。

「了解」

 暗視ゴーグルのおかげで僕はすぐに茅野のもとへとたどり着けた。

「な、渚」
「よかった、茅野」

 僕はほっとして彼女の手首や足首についた縄を解いた。自由になった茅野は、僕に抱き着いてきた。

「渚ぁ……」

 ぽろぽろと涙を流しながら茅野は僕にしがみついていた。
 え、えーっとどうすれば……。
 みんなは周囲にいた犯人たちをあっという間に倒していった。

「くっそ、このままで済むと思うな!」
「⁉」

 海が近くで反応した。犯人グループのリーダーと思われる男が何かを取りだしたのだ。

「まずいっ!」

 手にされていたのは、爆弾だった。


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