怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(4)

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234:黄緑◆veI:2016/06/12(日) 18:14 ID:IR6

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「謎 〜アスカ一人の救出作戦〜」


午後11時。

アスカは再びトランシーバーの電源をONにした。

ケ『アスカ、準備はいいか。美華子さんもOKですか。』

ア「準備万端!美華子さんは?」

美華子にはトランシーバーがないので、ケイはアスカを通して美華子と話している。

美「私はOKよ。」

ア「OKだって。じゃあ、行ってもいい?」

ケ『あぁ。急いで来いよ。氷室さんたちが危ない。』

アスカと美華子は出発した。

ちなみに偽者のケイ___賢たちは帰ってきていない。

これはアスカたちにとっては好都合だ。

   *

ケイたちが監禁されているという、廃校した隣の学校に着いた。

美「アスカ、ケイに入っていいか聞いて。」

ア「ケイ、入っても大丈夫?」

ケ『今は大丈夫だ。あと5分ほどで警備員__見張り役の奴が来るから急げよ。』

ア「美華子さん、入ってもいいそうです。」

ケ『でもアスカ、入り口には高さ3mまでセンサーがはってある。引っかかったらすぐ捕まるからな、

 気を付けろよ。』

ア「大丈夫、大丈夫。」

美「アスカ、なにが大丈夫なの?」

ア「入り口は高さ3mのセンサーがはってあるそうです。引っかからないよう、注意しましょう。」

美「分かったわ。じゃあ、アスカから入って。」

ア「はい。」

アスカは少し入り口から遠ざかり、助走して一気に4mほど飛び上がった。

着地は音もなく済んだ。

内側に入ると、赤い線__センサーが見える。

ア「美華子さん、センサーは結構な高さまであります。」

美「大丈夫。アスカより鍛えられてるんだからね。」

そう言い、助走をつけ、飛び上がる。

が、途中で足のつま先がセンサーに触れてしまった。

ア「あっ!」

美華子は気づいていない。

そして、美華子は着地した。

するとその瞬間、ブザーが鳴り響き、足音がし、だんだん近づいてきた。

美「あ、でももう遅いわね。アスカ、私がおとりになるからアスカだけでも逃げて。」

ア「でも・・・。」

美「でもじゃない!みんなを助けられなくてもいいの?」

アスカは意を決したようにうなずき、走って校舎へ向かった。

アスカが見えなくなったころ、美華子のもとに警備員が到着した。

A「お前は誰だ!」

美「さあね。」

B「おい、連行するぞ!」

A「了解。」

美華子は連れていかれた。

一方アスカは、ケイと連絡を取っていた。

ア「美華子さん、捕まっちゃった・・・。」

ケ『そうか。なら一人で来い。』

ア「じゃあ、情報提供よろしくね。」

ケ『あぁ、ま・・・』

ア「ん?どうした?」

なんと、ケイのところに警備員が来たのである。

ケ『しまった、夜の見回りのこと、忘れてた!』

ア「もしかして・・・。」

C『貴様!何をしている!こんなもんっ!』

バキッ。

ア「ケイ、ケイ!」

どうやらトランシーバーを壊されてしまったようだ。

ア「ホントに一人になっちゃった・・・。」

アスカは何をすればいいのかもわからず、その場に立ち尽くした。

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黄緑◆veI:2016/06/12(日) 22:40 ID:IR6 [返信]

今日は調子いいから小説のネタがどんどん湧き上がってくる(`・ω・´)
ってことで本日最後の小説(*^^)v
もうあと4、5話で完結だと思います(*´▽`*)

>>234の続き(^^♪

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「謎 〜アスカ一人の救出作戦〜」


ア「一人で救出、出来るわけないよね。」

そう思い、引き返そうとした。

けれど___頭の中でケイの声が響く。

“氷室さんたちが危ない”

幼馴染、親友を放っておいていいのか?

そんなもので、親友といえるのか?

中には親、先輩、そして__大切な相棒、ケイもいる。

なのに、救出しなくてもいいのか?

そんな考えが頭にまとわりつき、離れなくなった。

しばらく考えた後、アスカは決意した。

ア「私は、皆を助ける。」

アスカは歩き始めた。が、どこへ行けばいいのか分からない。

しばらく歩くと、警備員が歩いてきた。

D「なんだ、おまっ、くぅ。」

アスカは指弾でその警備員を眠らせた。

ア「ちょぉ〜っと、ごめんねぇ〜。」

悪魔の笑みを浮かべながら、アスカはそいつの懐を探る。

ア「ん?何かある。」

取り出すと、それは地図だった。

収容場所なども書かれている。

アスカにとってはこれ以上必要としているものはない。

ア「やった!」

アスカはそいつを端の方に寄せ、地図を頼りに進み始めた。

   *

そのころ美華子は、実咲たちがいる部屋に放り込まれた。

実「あなた・・・誰で・・・すか・・・?」

美「あ、私?紅月美華子。アスカの叔母よ。」

水「そうですか・・・。」

美「それよりあの子、大丈夫?」

美華子は優月を指さす。

実「ゆづ・・きは・・・・今・・意識がありま・・・せん。」

そう、優月は10時ごろ、意識不明になってしまったのだ。

美「大丈夫かしら・・・。」

   *

アスカは地図を頼りに、収容場所のすぐ近くまで来た。

ここで怪盗レッドコスチュームから、普段着に着替える。

ア「よし、着替え完了!」

アスカは着替えると、収容場所のドアをノックした。

コンコンッ。

?「はい。」

ドアが開く。

ア「こんばんは。誰だかわかりますか?」

?「あなたは・・・!」

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