近くで見るとトルコランプみたいな
派手な店構えで
トルコランプ屋かと思ったけど
どうやらもっと変だった
【何でも屋 Night🌙castle】
胡散臭すぎて呆れるわ
でも、暗いし他にお店ないしなー
しょうがないあの店に聞くしかないか
私は仕方なく店の扉を開けたら
カラランと心地よい音がして上を見ると
ドアベルが掛かっていて
でも、その向こうの天井には
ミラーボールやトルコランプにシャンデリア
無茶苦茶で視線を前に戻すと
鎧や楽器動物やら変な形の瓶とかまで
あってこの店が何を売っているのか全くわからなかった
店の奥におばあさんがいた
あの人が店主なのかな?
おばあさんの所に行くと私は
郁「あのすみません、
ここはなんのお店ですか?」
と失礼からがら聞いた
店「ここはどんな物でも人でも
力でも売っている何でも屋だよ」
とおばあさんは言った。
あ〜なるほど
そっちの何でも屋だったのね
てっきり殺しとか危ないことを
専門に請け負っている
何でも屋かと思ってた
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郁「私、魔力が欲しいです!魔女になりたいです!」
と言った
店主は一瞬驚いたが、
すぐに元の営業スマイルに戻った。
なぜ魔力が欲しいと言った理由は
小さい頃から魔法使いになりたかったからだ
それに道を聞くより魔力を手に入れて
自分で調べた方がいいとも思った
店「分かったよ
でも、支払いは記憶を消すよ。
それに今のお前さんを変えることになるけどいいのかい?」
と言われた
私は嬉しかった。
毎日の辛い記憶にもサヨナラできる上に
自分も変えられる。
望んでたことが叶うと思ってとても嬉しかった。
でも、ちょっとだけ恐くて悲しかった
だが、喜びの方が勝ち
全く悲しみを感じなかった
郁「はい、消していいです。
変えていいです。」
と私は言った。
店主は一瞬また驚いた
店「分かったよ、
新しい家や新しい名前にもなるけどいいかい?」
と聞いてきた
郁「はい
それでも構いません」
店「お前さん、家族は?」
と店主が聞いてきた
郁「私の家族は
共働きでほとんど家に居ません。
祖母も亡くなり一人ぼっちです」
店「じゃあ、友達は?」
郁「いません
学校へ行ってもいじめを受けるだけだから
不登校になったので構いません」
と私ははっきり言った
店「分かったよ
オッドアイにもなるけど良いんだね?」
と聞かれ
郁「どんなオッドアイですか?」
と聞いたら笑われた
店「お前さん、オッドアイのこと
知ってるのかい?」
と聞かれ
郁「両目が同色ではなく
片目が違うんですよねもう片方の目と……」
と言った
流石にTVとかで出てるから
知ってるに決まってるもん
店「じゃあなんで『どんなオッドアイですか?』と聞いたんだい?」
と聞かれ
郁「目の色とか私が決められるんですか?
という意味で聞いたんです。」
と言った
店「もちろん、お前さんに変わる姿も目の色も髪の色も
全て選ばせてあげるよ」
といい、この店主の言葉を疑う余地さえなかった
とても嬉しかった
全て望む自分になれるから
郁「分かりました
では、お願いします」
店「その前に変わる姿を選んでくれないか?
こっちにも手順があるからね」
と言われた
キリがいいので切ります