>>925の続きを書く
郁「私、魔力が欲しいです!魔女になりたいです!」
と言った
店主は一瞬驚いたが、
すぐに元の営業スマイルに戻った。
なぜ魔力が欲しいと言った理由は
小さい頃から魔法使いになりたかったからだ
それに道を聞くより魔力を手に入れて
自分で調べた方がいいとも思った
店「分かったよ
でも、支払いは記憶を消すよ。
それに今のお前さんを変えることになるけどいいのかい?」
と言われた
私は嬉しかった。
毎日の辛い記憶にもサヨナラできる上に
自分も変えられる。
望んでたことが叶うと思ってとても嬉しかった。
でも、ちょっとだけ恐くて悲しかった
だが、喜びの方が勝ち
全く悲しみを感じなかった
郁「はい、消していいです。
変えていいです。」
と私は言った。
店主は一瞬また驚いた
店「分かったよ、
新しい家や新しい名前にもなるけどいいかい?」
と聞いてきた
郁「はい
それでも構いません」
店「お前さん、家族は?」
と店主が聞いてきた
郁「私の家族は
共働きでほとんど家に居ません。
祖母も亡くなり一人ぼっちです」
店「じゃあ、友達は?」
郁「いません
学校へ行ってもいじめを受けるだけだから
不登校になったので構いません」
と私ははっきり言った
店「分かったよ
オッドアイにもなるけど良いんだね?」
と聞かれ
郁「どんなオッドアイですか?」
と聞いたら笑われた
店「お前さん、オッドアイのこと
知ってるのかい?」
と聞かれ
郁「両目が同色ではなく
片目が違うんですよねもう片方の目と……」
と言った
流石にTVとかで出てるから
知ってるに決まってるもん
店「じゃあなんで『どんなオッドアイですか?』と聞いたんだい?」
と聞かれ
郁「目の色とか私が決められるんですか?
という意味で聞いたんです。」
と言った
店「もちろん、お前さんに変わる姿も目の色も髪の色も
全て選ばせてあげるよ」
といい、この店主の言葉を疑う余地さえなかった
とても嬉しかった
全て望む自分になれるから
郁「分かりました
では、お願いします」
店「その前に変わる姿を選んでくれないか?
こっちにも手順があるからね」
と言われた
キリがいいので切ります
>>951の続き
店「心の準備はもう出来たかい?」
店主が聞いてきた
数分前以外にもタブレット端末で姿を選んだ
私は内心
普通ここは何かの紙だよね?
と思いながらもタブレットに入力していった
そして今に至る
郁「はい少し怖いけれど覚悟は出来ました」
店「なら、この契約書にサインをくれないか?」
と差し出された契約書には
【1,永遠に魔法が使えるが
使い過ぎると気絶する可能性があります。
2,良い記憶は消えますが
悪い記憶は鍵となりその鍵でドアを開けると、
その部屋に入ると過去の自分になり悪い記憶が映画のように映し出されます。
3,この契約はあなたが生きている限り続き
人間には2の鍵を使いその部屋の中だけなら戻れます。】
と書いてあった。
なんだこんなことか、思ってたより酷くないな例えば、
魔法を使ってるところをカエルになると聞いてあるのかと
思ってたと思いさっさとサインを書いた。
店「じゃあ変えるから
この魔法陣の上に乗っておくれ」
といい魔法陣に乗ったらその瞬間
ほのぼのとしていた店主の周りの空気が変わった
そして店主は棚から壺を取り出し呪文を唱え始めた
店「∞Üวڡ_ヾ々ゝ仝▽〒ヽ∂ЯОПТКЖККПТ…………」
と訳もわからない変な言葉を発し始めた
そして称え始めて3分後
店「仝○ⓔⓐⓔⓘⓔⓐ#、☎♥скк│#▽∂▽∂▽ڡ∂ゝ……はっ!!」
その瞬間魔法陣は眩しい光を放しだし、
壺は紫色の煙と共に
私の周りを取り囲んでいった
それが縁海ディナの前世の最後の記憶である