フェアリーテイルナツルーグレルー恋愛9

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106:みかん姫:2016/07/09(土) 10:44

暴走族ネタ。A 前回 : >>105 第1話:>>105

「こんにちわー!」

「うっす、ルーシィさん!」

「スティング、その口調やめてくれてもいいのに。」

「いや、ルーシィさんは俺の憧れですから!つーかルーシィさんも地味子やめればどうですかー?」

憧れてる人に地味子とか言っちゃうの?!
ま、ズバズバ言うのがスティングの良いところか。
あ、あれ…?お昼休みなのに、生徒会室には会長であるスティングしかいない。

「他のみんなは?」

「あー、なんか“あいつら”の処理を。」

「…また、遅刻?」

「あぁ。面白そうだぜ、行ってみないっすか?」

スティングしかいないってことは、ローグとユキノが行ってるの?
…たしかに。あの2人は“あいつら”だけには関わらないから面白そうかも。

「よし、行くわよ!」

「よっしゃ、マジでルーシィさんノリ良いっす!」

「ふっふーん、急がないとね!」

お弁当を食べるために来たけれど、やっぱりローグ達の方がおもしろそう。
誘惑に負けたあたしはスティングと一緒に教室を出た。


みかん姫:2016/07/09(土) 10:47 [返信]

暴走族ネタ。B 前回 : >>106 1話 :
「今後遅刻を控えない場合は我々が責任を持って家まで押しかけます。」

「…勿論、ルーシィさんは連れて行かないわよ?」

「あ?んな奴こっちだっていらねーよ!」

その“面白いもの”を見るべくあたし達は2年F組へ。

…あ、やってる。
でも何であたしの話が出てるの?ん?
ま、教卓のところで観戦してますか。
スティングを見ると、頷いてこっち、と手招きされる。
彼も教卓に行くつもりみたいだ。

「……んな奴、ですって?ルーシィさんの価値を分からないなんて、可哀想ね。」

「は?可哀想なのはてめーらだろ!あの性悪女のどこが…ッ、く…」

…一瞬目を疑った。
ナツ…遅刻常習犯の不良、妖精幹部の彼があたしを侮辱したとき、ローグが真っ先に動いた。
かわす事なんて不可能なほどの速さでナツの首を絞めた。
地面の足がついてないナツはかなり辛そう。

「……助けたいっすか?」

スティングは悲しそうに問いかけてくる。
たしかに可哀想、とは思う…けど、助けたい、何て思わない。
こっちだってあいつらにどれだけ傷つけられたか。

「…良かった。ローグ、そのへんにしてやれ。」

「ッ、スティング、何でお前ここに…」

首を振ったスティングはローグに目をやる。
スティングはローグと目があうと、つかつかと2人の方へ歩いてってしまう。
ついてったほうが良いかな…

「…ッチ、スティングに感謝するんだな」

「ルーシィさん、来てらしたんですね…!あ、こんな野蛮な男なんて見なくても良いんですよ。さ、今すぐ帰りましょう。今日もご飯は手作りですか?」

「うん…」

ユキノのマシンガントークに吃驚しながら返事をする。
ユキノは可愛らしくて、優しい。
大事なものは最後まで守りきる、儚そうで強い子。

スティングもローグも大事なものがハッキリしている。
あたしは、どうなのかな…そりゃあ生徒会は凄い大事。
全力で守る、そのためだったら命も惜しまないだろう。

…けど、いつまでも生徒会に頼ってても良いのかしら?
いや、ダメな気がする。

「ふふ、今日は煮込みハンバーグをお姉様が作ってくれたんです。だから楽しみだったんですよ。」

なんて、緩やかな笑みで話すユキノを横目に、あたしらしくない事を考えた。


迷惑だったら読まなくてもいいです←最近自分に自信がない泣


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