「おい。雪村美術館の事件について、
探偵チームKZの諸君、知ってるか?
ガラスの靴が盗まれた。ってやつ。」
みんなうなずいて、満足そうに、話を
進めていった。
「知っていることを順番に言って。
アーヤから、小塚の方に回って、
黒木が最後。アーヤ、よろしく。」
はあ、怖い。私の妹の奈子かも。だ、なんて、死んでも、口が裂けても、
絶対言えないよ。
「あ、あの、わ、私、き、きの。あ。
あ、あと、あとから、わ、わ、私の、
順番にま、まわ、回して・・・。」
ヒリヒリ、何だろう。何だか、涙が
出てくる。止まらない。きっと、
若武も上杉君も、めんどくさいなぁ。
とか、女って何でこうなんだよ。って
思っているに違いない。すると。
「立花、大丈夫か?どうした?その、
涙、何か意味があるみたいだな。」
上杉君が、一番初めに声をかけて、
私の頭をクシャってやった。
「わ、私は、昨日、雪村美術館に、
い、行ったのよ。そ、そしたら、私の
妹の奈子がすごく気に入ってて。
小塚君から電話もらった時、奈子と、
犯人の条件がピッタリで・・・。
情報を、得るたびに奈子に近づく
気がするの。だから、どうしても、
奈子でいてほしくなくて。でも、
奈子は絶対犯人じゃないのよ。」
私が言い切ると、上杉君が言った。
「分かった。立花の妹じゃないなら、
ヌレギヌを何とかするしかないだろ。
とにかく、大事なことは1つ。立花の
妹に、ガラスの靴の情報を聞き出す。
この仕事は、立花にしかできない。」
そうだ。ここでウジウジしてても、
何にもならないんだ。ヌレギヌさえ、
なんとかなれば、奈子は助かるんだ。
「ありがとう。奈子のヌレギヌ、
晴らしてくれる?探偵チームKZで。
精一杯、やらなくても、ヌレギヌが、
晴れればそれでいいから。」
「いいぜ。」
「受けてたつ。」
「姫の妹は助けなければ。」
「頑張るよ。」
みんな、助けてくれる!
「ありがとう!」
続き誰かお願いします。
>>116続き書くね!(>Д<)ゝ”