1.[若おかみは小学生!×
いみちぇん!]
【おっこside】
クリスマスの過ぎた、大掃除が始まる頃、ウリケンは春の屋に来ていた。
「おっこさん、ウリケンさんも来たところですし、遊びに出掛けてはどうでしょうか?」
エツコさんが言うので、振り向いた。
ウリケンも、エツコさんに気付かれないように後ろでうなずいている。
エツコさんは、春の屋のベテラン仲居だ。
おっこが修業を始めた頃も、エツコさんが教えてくれた。
「そうね。そうしようかしら。春の屋の、露天風呂の掃除をしてから出掛けるわ。」
「露天風呂なら掃除は終わりましたよ。行ってきてください。」
「ありがとう。エツコさん。」
急いで主屋に行くと、ウリ坊の声が聞こえてきた。
『おい、ウリケンと出掛けるのか?きちんとした服着とるか?』
「今から着るの!」
ウリ坊というのは、ウリケンのおじいちゃんの、お兄さん。
屋根から落ちてユーレイになった。
おっこは、特別な能力を持っているので、ユーレイ、魔物の友達もいる。
『おっこ、ペンダントしていくといいわよ。磨いたんだから。』
「ありがとう。美陽ちゃん。」
美陽ちゃんとは、ウリ坊と同じユーレイ。
おっこの同級生、秋野真月の姉だ。
魔物の鈴鬼が、会えなくなっていたが、声だけはということで、話はできるのだ。
>>315ではなく、>>395です!
申し訳ありませんでした!!!!!!!!!!!!!!!