軽く彦坂冬美ちゃんに自己紹介した。
♪ピンポーン♪
鳴りやまないな、今日。
「裕果子ですけどぉ、香織ちゃん
いる?香織ちゃんに、裕衣子は
いない。って言ってちょうだい。
早くしてちょうだいね。」
裕果子は香織を呼んでいた。
彦坂冬美ちゃんみたいに、元クラス
メイトだろうか。
でも、そうしたら、いくらなんでも
クラスメイトが来すぎと言っていい。
なぜって?
「キャーーー!変わってなーいー!
香織って変わらないんだね。」
香織の元クラスメイトが大量に来て、
暴れまくっていると言える。
「彦坂も、家入れよ。限界だろ?
玄関につったってて。裕果子もだろ?
裕果子は香織の部屋に行け。香織
呼んどくから。」
裕果子が香織の部屋に行った。
ああ、めんどくせぇなぁ。
女ってメンドーな固まりかよ。
「七鬼さん、裕果子ねぇ、香織ちゃん
嫌いなんだよねぇ。キャラが違う。
私と違うのよぉ。本心、いつもの
言い方で言わせていただくわね。
アイツ、めんどくせぇんだよ。
香織って名前、ダサくねぇ?
私みたいにさ、裕果子っていう
かわいい名前の方が男の子が
好きになると思うのよねぇ。
私、アイツの名前変えてもいい?
変えるのならば、朶早子(たさこ)。
ださこにしようと思ったんだよ。
でも、朶早子にしといてあげるのよ。
朶早子も喜べばいいわよね。」
うるせぇよ、コイツ。
俺、香織にめんどくせぇなぁって
思ったよなぁ。
裕果子も、めんどくせぇんだよって
言ったよなぁ。
裕果子、コイツとか思った。
裕果子とレベル同じなのかよ。
「裕果子よぉ、裕衣子って奴連れて
来いよ。裕衣子に話したいんだ。」
裕果子は、裕衣子を連れに家に戻った。
続きます。