>>7の続き書きまーす
怪盗情報局での話になりまーすって書いたけど、その前にちょっと、クイーンたちが怪盗情報局にいくことになった理由もいれます!
今回はナレーター式
ジョーカー「クイーン!いつになったら仕事をするんですか!」
ジョーカーがいつものように、クイーンに怒っている
クイーン「そう言うがね、ジョーカー君、どうも私の心を震わす獲物に出会えないんだよ」
ジョーカー「RD、なにかないかい?」
ジョーカーは姿の見えないもう一人に向かって言った
RD「では、これはどうですか?」
RDがモニターになにかを映す
ジョーカー「怪盗情報局?」
クイーン「なんだい、これは」
RD「ここでは、世界中の怪盗と会えるそうですよ。獲物についての情報も入るらしいです。私としては、クイーンがきちんとした友だちをつくるいい機会だと思っています」
クイーン「なにを言っているんだい?私にきちんとしてない友だちなんていないよ、君たちを含めてね」
ジョーカー「僕はあなたの仕事上のパートナーであって、友だちではありません」
RD「私は一介の人工知能であって、あなたの友だちではありません」
クイーン「まったく君たちは冷たいね。まあいい、今度そこへ行こうじゃないか、友だちも増えるし、獲物も探せる。まさに一石ニ丁じゃないか」
ジョーカー「何ですか、それ」
クイーン「1つの石を拾ったら、2つの剣が作れたことから、日本では、こういうことを一石二丁と言うそうだよ」
ジョーカー「東洋の神秘ですね」
RD「…」
この3人の中で、正しい字が一石二鳥だと知るのはRDだけだった
数日後
アスカside
アスカ「え〜と……ケイ、ここなんだよね?」
私とケイは古びた洋館の前にいた
なんか出そうな感じで不気味〜
ケイ「たぶんな」
た、たぶんて……!
?「怪盗レッドのお二人ですね?」
アスカ&ケイ〈ビクッ!〉
だ、誰?
?「わたくし、怪盗情報局日本支部の支部長をしている者です。世界中の怪盗の情報は、その怪盗の日常的な姿でさえも、この怪盗情報局に入っております。ですから、あなた達の正体がわかったのです」
へ、へーすごいね
ケイ「ここが怪盗情報局であってるんですね?」
シブチョウ「はい、ですが、あなた達はそのままでいいのですか?」
ソノママデイイノデスカ?
アスカ「どういうことですか?」
シブチョウ「怪盗レッドの格好でなくていいのですかと聞いているのです」
支部長さん、ちょっとイライラした口調
ケイ「アスカ、着替えておけ」
アスカ「ケイはどうするの?」
ケイ「僕はいつもの白衣を持ってきている、一応な」
普段の姿を見せない方がいいってことかな?
アスカ「わかった」
シブチョウ「着替える場所をご用意いたします」
私達は、洋館を入ってすぐの部屋に通された
のはいいんだけど……
アスカ「ケイもここにいるんですか?」
シブチョウ「部屋が少ないので」
ケイ「……後ろむいとく」
数分後
私達は洋館の奥に向かって歩いていた
突き当たりの部屋にはいると…
シブチョウ「少し揺れますよ」
ヘ?
ゴゴゴゴッ
微かな音と共に部屋が揺れているような感覚がした
チーン 『 地下に到着しました』
ベルのような音と、機械的な声がした
部屋から出ると踊り場みたいな空間があって、その先に階段があった
ケイ「部屋がエレベーターのようになっているのか」
へー、そうなんだ
シブチョウ「かなり深くまで下りますよ」
そう言って、支部長さんは階段を下り始めた
階段を下ると、扉があった
扉を開けると
アスカ「うっ」
今まで、暗いところにいたのに急に明るいところに来たから、まぶしくて、目がくらんだ
でも、すぐになれて、私とケイは目を見開いた
アスカ「これ、全員怪盗ですか?」
人がいっぱいいる
シブチョウ「グレーのベストを着た者は従業員ですが、ほとんどはそうですね」
ケイ「かなりいるな」
シブチョウ「では、わたくしの役目はここまでの案内だけですので、お二人でごゆっくりどうぞ」
支部長さんは扉のむこうに消えた
正確には、支部長さんがむこうから扉を閉めたんだけど
ケイ「とりあえず、奥に進むか」
アスカ「そうだね、扉の前にいるのもじゃまだし」
私達は周りを見回しながら進んだ
長くなったので、1回切りまーす
次はアスカ達とクイーン達との出会いの予定!
>>12の続き書きまーす🎵
アスカside
私達は部屋の中央に歩いていった
そこには大きな石があって、怪盗情報局の地図が載っていた
ケイ「今、僕達がいるのは談話室みたいだな」
うん、現在地を表す星のマークが談話室のところにあるもんね
でも…
アスカ「談話室って何?」
ケイ「談話っていうのは、話、まあ、簡単に言うと、雑談部屋だな」
へー、そうなんだ、だからいろんな人達がお話ししているんだね
…ん?なんか視線を感じる
アスカ 〈キョロキョロ〉
ケイ「どうしたんだ?」
アスカ「なんかね、視線を感じるの」
ケイ【相変わらず、動物みたいだな】
アスカ「なんか言った?」
ケイ「別に…」
アスカ「あ、あの人だよ、きっと」
ケイ「どの人だ?」
アスカ「あの黒髪で目付きが鋭い人!」
ケイ「確かにこっちを見ているな」
アスカ「ねぇケイ、あの人の右にいる、銀色の髪の人って、男の人だと思う?それとも、女の人だと思う?」
ケイ「……さぁ?」
これからはナレーター式
ジョーカー「クイーン、あの中学生くらいの子供達も、怪盗何ですか?」
ジョーカーは赤っぽい髪をポニーテールにした女の子と、白衣を着た男の子の方を見ながら聞いた
クイーン「さぁね、私にはわからないよ。でも、あの格好からして、怪盗だろうね」
ジョーカー「格好の問題ですか」
ジョーカーにあきれた目を向けられ、クイーンは肩をすくめた
クイーン「第一、なんとなくわかるんだよ、怪盗だとね。特に、あの女の子とは友だちになれそうだよ」
ジョーカー「子供が友だちですか?まったく、あなたはいつになったらまともな友だちをつくるんですか?」
前回と同じような会話が続くので、以下省略
クイーンはジョーカー、RD、両方に言われてへこんだ
クイーン「とりあえず、あのふたりに聞いてみようじゃないか、怪盗か、怪盗でないか」
クイーンは気分を変えるように言った
そして、ふたりの方ヘ歩いていった
ジョーカーは若干呆れながら、クイーンについていった
アスカ「わわっ!こっちに来たよ、ケイ」
ケイ「腕をつかむな、痛い」
アスカ「わわっ!ゴメン!」
クイーン「やぁふたりとも、君たちも怪盗なのかい?」
アスカ&ケイ「……」
ふたりは無言で顔を見合わせた
ケイ【結局僕が言うことになるのか】
「はい、僕達は怪盗レッドです。あなた達は誰ですか?」
クイーン「怪盗レッドか、聞いたことない名前だね。私は怪盗クイーン。こっちは、私の友だちのジョーカー君だ。よろしくね、怪盗レッドのお二人さん」
ジョーカー「ジョーカーだ、よろしく」
ジョーカーはアスカ達に名乗った後、クイーンに文句を言った
ジョーカー「クイーン、何度も言いますけど、僕はあなたの仕事上のパートナーであって、あなたの友だちではありません」
RD「いつになったら、わかるんですか?」
RDも口をはさむ
クイーン「それと、もう一人、私の友だちを紹介するよ」
クイーンは上着のポケットから、小型の通信機を取りだし、ふたりに渡した
アスカ達は、それを耳に付ける
クイーン「私の友だちのRDだ」
すかさずRDが反論する
RD「私は一介の人工知能であって、あなたの友だちではありません」
アスカ「結局、ジョーカーさん?とRDさん?はクイーンさん?とどういう関係何ですか?」
アスカは名前の部分でいちいちクエスチョンマークを入れながら聞いた
クイーン「もちろん、ともd…」
ジョーカー「仕事上のパートナーだよ」
RD「一介の人工知能です」
ケイ「どっちですか?」
ジョーカー「僕とRDが正しいよ」
クイーン「ムシしないでくれよ!」
アスカ「ま、まあまあ」
この時、完全に男&人工知能組と盗み実行組とに別れたことに、まだ誰も気づかない
クイーン「君は優しいね、ああ、そういえば、君たちはふたりで怪盗レッドと名乗ったけれども、個人の名前は何て言うんだい?」
アスカ&ケイ「……」
アスカとケイは、また、無言で顔を見合わせた
アスカ「どうする?よくわかんない人に名乗る?」
クイーン「よくわかんないって!」
ケイ「だって、僕達、あなた達のこと、知りませんし」
クイーン「そうなのかい?私達は世界的に盗みをしているから、てっきり知っているとばかり………って、私達は名乗ったじゃないか!」
アスカ「本名じゃないでしょ」
ケイ「……」
アスカとケイは、ジトーっとした目を向けた
クイーン「ほんとにそういう名前なんだよ!」
クイーンはあわてた