(わわ、集合時間に遅れそうです…!)
ひなみは走っていた。
体育祭で、リッカと梅は騎馬戦で勝負した。勝ったほうがひなみとデート、というご褒美つきで。
そして、梅が勝ったので、ひなみは梅とデートすることになったのだ。
前日の夜から、ひなみは緊張していた。服は何を着ていけばいいのか、とか、何を話せばいいのか、とか。
いろいろ考えていて、なかなか寝付けなかった。
そのせいで、ひなみは寝坊した。
だから、集合時間に間に合うよう、ひなみは走っていた。
梅とは駅で集合することになっている。
ひなみが駅に着くと、黒いパーカーの男の子が目に入った。梅だ。
「梅くん!ごめんなさい、待たせてしまって…」
ひなみはぺこりと頭を下げて、謝る。
「いえ、全然待っていませんよ!」
梅は言う。
「梅くん、今日はどこに行くんですか?」
ひなみはまだ、梅から行き先を聞かされていなかった。
「それは着いてからのお楽しみです!では行きましょう!」
>>123-124
小説書いてくれてありがとう!
忙しかったら止めていいよ。
あと、リレー続きよろしくね。