みんな仲良くやろうね。
恋愛小説かホラー小説のみ。
敬語はなるべく使わない。
これを守って書いてね!
よろしくお願いします。
(わわ、集合時間に遅れそうです…!)
ひなみは走っていた。
体育祭で、リッカと梅は騎馬戦で勝負した。勝ったほうがひなみとデート、というご褒美つきで。
そして、梅が勝ったので、ひなみは梅とデートすることになったのだ。
前日の夜から、ひなみは緊張していた。服は何を着ていけばいいのか、とか、何を話せばいいのか、とか。
いろいろ考えていて、なかなか寝付けなかった。
そのせいで、ひなみは寝坊した。
だから、集合時間に間に合うよう、ひなみは走っていた。
梅とは駅で集合することになっている。
ひなみが駅に着くと、黒いパーカーの男の子が目に入った。梅だ。
「梅くん!ごめんなさい、待たせてしまって…」
ひなみはぺこりと頭を下げて、謝る。
「いえ、全然待っていませんよ!」
梅は言う。
「梅くん、今日はどこに行くんですか?」
ひなみはまだ、梅から行き先を聞かされていなかった。
「それは着いてからのお楽しみです!では行きましょう!」
ひなみと梅は電車に乗った。
ひなみは、電車の中で話すことがなかったらどうしよう、と心配した。
だが、心配する必要はなかった。
梅との話は弾んだ。
普段の学校の話やテレビの話、また、2人が好きなシャーロックホームズの話など、話すことがたくさんあった。
電車に乗っている時間は30分ほどだったが、ひなみには10分という短い時間にしか感じられなかった。
2人はとある駅で降りる。
「梅くん、どこに行くんですか〜?」
「もうすぐ見えてきますよ…ほら!」
梅が指差す方向には…ある建物が見えた。