「この暗号の謎、私が解き明かして差し上げます!」
「ナゾトキ姫…!」
リサは興奮した。
またナゾトキ姫が見られるなんて!
「この暗号の鍵となるのは…時計の絵です!」
「それは私も思いました。12時59分でしょう?」
「いえ、12時59分とそのまま読むと、この暗号は解けません。別の言い方を考えるのです…それは…」
リサはごくっと唾を呑む。
〜♫♪♫♩〜
ひなみの携帯が突然鳴った。何回も。
「すみません、ちょっと確認しますね」
携帯を見ると、梅とリッカからたくさんメールが届いていた。
(暗号に夢中になって、2人のことすっかり忘れていました〜!2人とも怒っているかもしれません…)
「リサさん、私用事があるので後は頑張ってください!」
「え、でも…」
「リサさんなら大丈夫です!ヒントは時計の12時59分を別の表現にするだけです。それに、彼氏さんも、リサさんに解いてほしいと思っていますよ…」
ナゾトキ姫は消えた。
1人残されたリサは、暗号の紙を穴が空くほど見つめる。
(…あっ、分かったわ!ヒロトくんはあそこにいるのね!)
リレー書きたいけど、クリスタルが次だから。
クリスタル忙しいのかな?
楽しみにしててくれてありがとう。
リレー、もう一度続き書いていいかな?
>>259
どこなのどこなの!?
私、全然分からない〜
続きが楽しみだよ♪
頑張って書いてね〜!!!
>>259の続きです。
リサは女神像の前に行く。
持田ヒロトがいた。
「リサちゃん、暗号解いてくれたんだね」
ヒロトは言う。
「うん!ヒントは時計。
12時59分だけど、それって『1時前』ってこと。つまり、『1字前』だから、五十音の一文字前を読んで、『めがみぞう』、この女神像のことだったんだね」
「そうだよ。ごめんね…人のいるところで渡すと恥ずかしいから、こんなところに呼び出して…」
そう言って、ヒロトはプレゼントを渡した。
「バレンタインはありがとう!ずっと仲良くしてください!」
ヒロトはリサの手を握る。
「はい、もちろん!」
リサも手を握り返す。
ひなみは、ナゾトキ姫の姿のまま走っていた。
(メールによると、梅くんは図書室、リッカくんは体育館横の倉庫の裏にいるみたいです…先に図書室に行きましょう!)