>>295の続き
【ナゾトキ姫は名探偵!
〜何でもやります!答辞でも!?〜】
「詩音さん。この方は、俺と付き合っている恵理子です。」
「詩音さん初めまして。仁様のメイドをさせていただいております、望月恵理子です。」
「初めまして。詩音ひなみです。梅くんと仲良くしています。」
今、梅くん私のこと『詩音さん』って呼びましたよね?
どうしてですか?
いつも、「ひなみさん」って呼び方なのに。
「どうして解散するんですか?」
「あぁ。解散したくないなら、リッカとふたりでやってください。詩音さんとは深い関わりでいたくありません。この、俺の彼女の恵理子といたいんです。詩音さんとまで深い関わりでいることは無理です。では。」
恵理子さんも深くお辞儀して、ふたりして身を翻して帰っていった。
開きっぱなしのドア。
強い北風。
どういうことですか!?
私との関わりをなしにするということですか?
それとも、今後一切関わらないということですか?
意味が分かりません。
「ひなみ。」
服の裾を孔雀ちゃんが引っ張る。
孔雀ちゃんは、家のドアを閉めて、私の手を引いて部屋の中に戻った。
「ひなみ。」
「何ですか?」
「追いかけなくていいの?ひなみがかわいそう。」
追いかけたい。
でも追いかけたら、楽しい幸せの時間の幕を閉じてしまう。
迷惑どころじゃありません。
それに、関わっては駄目なのです。
「孔雀ちゃん。ひとりにしてくれませんか?」
「いいよ。」
続く
梅くんー⁉ひなみちゃんがかわいそうだよ⁉
>>315
いいと思うよ!!
>>313の続き
え、梅君、図書館探偵団やめるんですよね。
望月恵理子さんがいたから。
…ナゾトキ姫になればいいんだ!
メガネを外し、ゴムをとる。
…あれ?
またナゾトキ姫になれない!
どうしてなれないの?
いつもならナゾトキ姫になれるのに!
セリフを言ってみましょう!
「えっと、こ、このナゾ、ナゾトキ姫が解いて差し上げます?」
セリフが違う!
えっと、どんなセリフだったっけ?
「このナゾのラストページ、ナゾトキ姫がめくって差し上げます!!!」
そう、このセリフです!
で、も?
ナゾトキ姫になれません!
「ひなみ、お客さんが来た。」
孔雀ちゃんが呼びに来て、ナゾトキ姫のまま出る。
ドアを開けると、リッカ君がいた。
「リッカ君。あの、報告したいことがあります。」
「ひなみちゃん。報告?オレからでいい?ほーこく。」
ひ、ひなみちゃん呼びですか!?
ひなみんじゃない!
この流れって、図書館探偵団解散になりませんよね!?