その頃のひなみは、時計を見ていた。
「ひなみ、どうしたんだ?」
三毛門が言った。
「…あの、この時計って本物なんですか?」
「…本物だよ。星野さんに鑑定してもらったら本物だった。」
「そうですか…」
三毛門刑事は警官に呼ばれ、時計のそばを離れた。
ひなみも時計を見るのをやめ、星野のところへと行った。
短いけど、今日はここまでです!
>>335の続き
時間は経ち、午後6時。
ひなみ、リッカ、梅は、いまだにギクシャクとしたままであった。
「お前ら、夕食だぞー…と言っても、そこらへんで買った弁当だが」
三毛門刑事はそんな3人の様子に気づかずに、お弁当を持ってきてくれた。
「ありがとうございます!」
「美味しいですね〜」
「そ、そうだねー」「は、はい」
3人は黙々と弁当を食べる。
「あれ、梅くん、口元にソースがついてますよ」
ひなみが言う。
「え、そうですか⁉」
梅がおしぼりで口元を拭おうとすると。
「待って!私が…」
ひなみが、おしぼりでソースを拭う。
「あ、ありがとうございます…」
梅は顔が真っ赤になる。
その様子を見て、リッカはムスッとする。
(ひなみんは俺と付き合っているのに…)