「い、いえ。私から報告させてください。いいですか?」
「まーいーよ。」
「梅君、図書館探偵団抜けるって言ってました。これからは、私とリッカ君でやりま」
「じゃあ話が早い。オレも図書館探偵団抜けたかったの。俺、付き合ってるからさ。」
「詩音さん。リッカと付き合ってるのよ、私。もう構わないでね。」
手塚さんですか!?
やっぱりあの時デート中だったんでしょうか。
「じゃあ、図書館探偵団解散ということで。多数決でも、ひなみちゃん勝てないよね。じゃあ。」
え…?
図書館探偵団解散?
ナゾトキ姫終わりですか!?
「リッカ君、待ってください!」
「詩音さん!もうやめなよ!」
手塚さんが手で制した。
私も、ひるんで何もできない。
リッカ君は、手塚さんと一緒に帰っていった。
「く、じゃくちゃん…。」
「ひなみ?」
「どうしたらいいのか分かりません。孔雀ちゃん、助けてください。」
「いいよ。」
そして、私は久しぶりに泣いた。
続く
ナゾトキ姫になれないなんて!マンガでもあったよね?
リッカくんまで、解散なんて言うのー⁉
>>339
私、暗号分からないよ〜
早く答えを知りたい!!
美和、ありがとう!
漫画でもあったよ♪
>>338の続き
ー翌日ー
「行ってきます。」
「行ってらっしゃい、ひなみ。」
あれから、孔雀ちゃんはずっと一緒にいてくれた。
だから、泊まっていったのだ。
「今日は卒業式ですから、帰りは早いです。すぐ帰ってきますから、待っていてくださいね。」
孔雀ちゃんがうなずいたのを確認して、家を出た。
最近は、リッカくんも梅くんもお迎えに来てくれるのに。
今日はやっぱりいない。
学校に着くと、いきなり放送が流れた。
『皆さんおはようございます。詩音ひなみさん。詩音ひなみさん。もし登校していたら、職員室に来てください。』
え!?
私がですか!?
急いで職員室に行くと、担任の先生が呼び出していた。
「詩音。卒業式の送辞で、詩音にお願いしたいんだ。」
「ええ!?どうして私ですか?」
「送辞をやるはずだった、水川がいるだろう?水川の叔母さんが亡くなったので、お葬式に行くことになったんだよ。詩音と書いてあることが似ていたから、詩音にお願いしたい。」
「わ、分かりました。送辞を読めばいいんですね。」
「カチカチにならないように気を付けろよ。」
「は、はい…。」
ナゾトキ姫で読めば上がらずに済む。
でも、ばれてしまうからっ!
…どうしましょう!