突然思いついた小ネタ
そのためオチがないし、色々と手抜き
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手紙
最初に、私は人間じゃない
アーテルとかユナルと同じような仲間である
つまり、【カミサマ】であり【能力】を使うことが出来る
実は、今まで…というかアーテルに依頼を頼む前から【能力】が発動することがあったんだ
ちなみに、その【能力】は【発火能力(パイロキネシス)】
でも、【能力】は不定期的に発動するもんだから、ハッキリ言えば【能力】として働いていなかった
例えば、ある手紙を受け取るといきなり燃えるし
逆にこちらが手紙を書いて、ポストに出そうとすると燃えることも
あと、資料とか本とか読もうとした時にも燃えたときもあったな
でも、触れたものが全て燃えたわけじゃない
試しに偶然にも自分の【能力】で燃え始めた手紙にそこら辺にあった資料を近づけてんみたんだ
そしたら、以外にもその資料に火は燃え移らず手紙だけが灰になってしまった
つまり、この現象は意味がなく不定期的に起きているんじゃない
これは正しい道に進むために、次に起こる悲劇から逃れるための【お告げ】なんだと
そう考えると少し気が楽になった
でも、ある日興味本位でやったことに後悔した
自分は遺書を書いた
書いたあとに【能力】で燃えるかと思ったけど燃えない
つまり、この行動は間違ってないということ
その瞬間、自分の体から冷たい汗が吹き出した
違う、これは何かの間違いだ
そう思って何度も遺書を書いたけど燃えることはなかった
【能力】で燃えないなら、別の方法で燃やそうと考えた
ダンボールいっぱいに敷き詰められた遺書を燃やそうと、マッチに火をつけた時、火傷をしてしまった
ただ、火傷した自分の指を見てなんだか納得
死んだほうが正しいのだとね
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エスポワール行方不明
そんなニュースが流れはじめた
あまりにも不自然すぎることに響は疑問を抱くだろう
いや、響だけじゃない
飛鳥とケイ、そして恭也も疑問を抱く
ある日、彼らがエスポワールがかつて住んでいた館で調査をした時ダン
ールの箱を見つけた
中を開けると、大量の赤い文字で記された遺書が流れ出てきた
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「血のように赤い文字で書かれた遺書を見た君たちは強い鉄の匂いを感じる。さぁ、お待ちかねのSANチェックだ!!」
「いや、ちょっとまって、いろいろツッコませて」
>>525の続き
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机の上に散らばった本や鉛筆
その本には『クトゥルフ神話TRPG』などがかかれている
楽しそうに目をキラキラさせるエスポワール
そして、ツッコミをさせて欲しいと言う恭也
興味深そうにクトゥルフのルールブックを読むケイ
話を全く理解していない飛鳥
そんな飛鳥に話に関して解説をする響
「え?なに?」
「導入長すぎじゃない?」
「そう?結構削ったほうだけど」
「あと、なぜいきなりSANチェックを」
「それね、この前試しに別のシナリオで飛鳥とやったけど…全てSANチェックなしでクリアしちゃったからね…」
「どんなダイスの目を出したんだよ」
遠い目をするエスポワール
そんな姿に何かを察した恭也
飛鳥は、恐ろしいほどの強運の持ち主だ
同時に、野生の勘も持ち合わせている
つまり、ダイスではクリティカルをだしまくり野生の勘でいろいろと当てたのだろう
飛鳥だからこそありえる話だ
「そういえば、エスポワールさんの【能力】って【発火能力(パイロキネシス)】だったの!?」
「いや、違うよ。このシナリオはフィクションだからね、飛鳥」
「エスポワール、楽しんでいるところ悪いが手紙だ」
「了解!ちょっと、席を外すね」
飛鳥にツッコミを入れつつ、部屋を出てアーテルの元に向かう
アーテルの手元にはエスポワール宛の手紙があった
そしてエスポワールが手紙に触れた時、炎を出たかと思えば一瞬にして灰になった
「いいのか?読まずに燃やして」
「いいんだよ。たぶん婚約とかそういう内容の奴だから」
「そういえば、飛鳥がお前の能力について聞いていたが…似たような能力とかシナリオに書いたのか?」
「まぁね、実際は【発火能力(パイロキネシス)】じゃないし、似たようで全然違う能力だから問題ない」
「ふーん、ならいいんだがな」
「じゃぁアーテル、私はゲームの続きをやりに戻るよ」
そう言ってエスポワールは、さっさと戻っていった
アーテルは、先ほどエスポワールが燃やした手紙があった場所を見つめた
しかし、灰が一つなく最初からなかったのようだ
そしてアーテルは独り言のように呟やいた
「しかし、便利だな。【焼失】という能力は」
>>525ー>>526エスポワール・・・・・・・・・・何してんだ