【東方project】二次創作小説

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111:◆VM:2017/07/30(日) 21:01 ID:rXg

〜投稿量が多かったので続き〜



そして暫く歩いていると沢山の人が見えてきた

どうやら里のようだ

生きた者を初めて見たコンガラの顔からは自然と笑みがこぼれた

魔理沙「あれ?見ない奴が居るな」

真後ろから声が聞こえた

後ろを振り向くと見知らぬ金髪の魔法使いのような少女が立っている

コンガラ「だ,誰?」

少し驚いたような様子で問いかけると少女はニコッと笑った

魔理沙「私は霧雨魔理沙,魔法使いだぜ」

自然と信頼できるような安心できるような人だ

魔理沙と名乗る少女は何も知らないコンガラにここら辺の事を沢山話してくれた

案内もしてくれてコンガラはどうやら「人間」というものがわかったような気がする

そして最後に永遠亭という場所を紹介してあげようと魔理沙は箒の後ろにコンガラを乗せて飛んでいった

魔理沙「永琳ー!輝夜ー!いるかー!」

入り口のところで大声で中の人を呼ぶ

コンガラはゆっくりと開く扉をじっと見ていた

気になるが少し不安を感じる

最初に言われたヘカーティアの言葉が頭を過った

「正体を知られてはいけない」

永琳「はいはい。今日は何のよ……っ!!?」

出てきた永琳が魔理沙が連れてきていたコンガラを見て驚きの声を挙げた

魔理沙は不思議そうにする

コンガラはビクッとして気が付くと二人から背を向けて逆方向に走っていった

バレてしまったかも。バレてしまったかも。バレてしまったかも。

その不安が頭をぐるぐると廻っている


逃げていったコンガラに不思議そうにする魔理沙は永琳に何があったのか問いかけた

すると永琳は少し抵抗があったがゆっくりと口を開いた

永琳「あの子は……地獄の子よ…凄いオーラを持っている
あんな恐ろしいオーラ,久しぶりに見たわ」

地獄の子?コンガラが?魔理沙の頭は疑問だらけだ

でも少し感じた。もう一度会ってみたいなと

不思議なことに今日魔理沙がコンガラに会わせてくれた人もまたコンガラと会える気がしたみたいだ


ヘカーティア「お帰り」

優しい笑顔で迎え入れてくれるヘカーティア

コンガラ「も,もう行けない?行けないかな?」

うるうるとした涙目でヘカーティアに問う

ヘカーティア「そんなことないじゃない♪
寧ろ合格」

そう言うとニッと笑ってピースを作る

だんだんと悲しそうにしていたコンガラの顔が明るくなる

最後までコンガラは自分の本当の事を口から言わなかった

これも試練だったのだ

コンガラが大人になれる日はまだまだ遠いが,小さな神は少し成長したようだ


おしまい


紅魅月 七世:2017/07/31(月) 15:15 ID:j3o [返信]

>>111コンガラ可愛い!
ヘカーティアと姉妹みたいですね!


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